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就活・面接で使える座右の銘一覧|努力・前向き・挑戦などイメージ別に紹介

座右の銘 一覧_アイキャッチ

座右の銘とは、人生や行動の指針となる言葉のことで、自分の価値観を一言で表すときによく使われます。

就活の面接で「あなたの座右の銘は?」と聞かれることもありますが、どんな言葉を選べばよいのか、答え方に迷う方も多いでしょう。就活で座右の銘を伝えるときは、その言葉を選んだ理由や、背景にあるエピソードを具体的に伝えることが大切です。

この記事では、「かっこいい」「ポジティブ」「誠実」など、イメージ別に使える座右の銘一覧を紹介します。座右の銘を考えるときのポイントや、面接での伝え方も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 座右の銘に使える言葉には、ことわざや四字熟語、有名人や偉人の名言などがある
  • 就活では企業が学生の価値観や考え方などを知るために、座右の銘を聞くことがある
  • 就活で座右の銘を聞かれた際は、その言葉の意味を理解して、自分の経験と結びつけて伝える

座右の銘とは人生や行動の指針となる言葉

座右の銘(ざゆうのめい)とは、人生や行動の指針となる言葉のことです。就活の面接や自己紹介、日々の目標設定などで、自分の価値観を一言で表すときによく使われます。

語源をたどると、「座右」は「そばに置く」、「銘」は「刻みつける言葉」を表すため、座右の銘は「常にそばに置き、心に刻んでおく言葉」という意味になります。

座右の銘に使える言葉の種類

多くの人は、自分の性格や理想に合うことわざや偉人の言葉、四字熟語、フィクション作品の名言などを座右の銘にしています。例えば、次のような言葉があります。

【ことわざ】
昔から伝わる生活の知恵で、短い言葉のなかに教訓が込められている
例:「継続は力なり」「急がば回れ」「初心忘るべからず」

【四字熟語】
4つの漢字で構成された、特定の意味を持つ慣用句や熟語
例:「一期一会」「切磋琢磨」「有言実行」

【偉人・有名人の言葉】
歴史上の偉人や著名人が残した名言として知られる言葉
例:
「努力は必ず報われる」(野球監督・王貞治)
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」(江戸時代の大名・上杉鷹山)
「人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ」(漫画家・手塚治虫)

【フィクション作品の言葉】
映画・小説・アニメ・漫画などに出てくる名言
例:
「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと分からない」(映画『フォレスト・ガンプ』より)
「諦めたらそこで試合終了」(漫画『スラムダンク』8巻より)

これらのほかにも、自分の体験や価値観から生まれた言葉や、知人にいわれて心に残った一言を座右の銘にするのもおすすめです。自分自身の言葉で信念を表すことで、より自分らしさを伝えられるでしょう。

座右の銘の一覧が知りたい方は「イメージ別に見る!座右の銘の一覧まとめ」をご覧ください。

就活の面接で座右の銘を聞かれる理由

就活の面接で座右の銘を聞かれる理由は、おもに次の2つが考えられます。

学生の価値観や考え方を知るため

採用担当者は面接でさまざまな質問をするなかで、学生の価値観や考え方を知ろうとしています。座右の銘もそのひとつで、回答内容から「何を大切にしている人か」を深く知るための手がかりにしていると考えられます。

例えば、座右の銘が「継続は力なり」なら地道に努力するタイプ、「為せば成る」なら挑戦意欲が高いタイプなど、座右の銘から伝わるイメージはさまざまです。

座右の銘から伝わるイメージ例

  • 「継続は力なり」→地道に努力するタイプ
  • 「為せば成る」→挑戦意欲が高いタイプ
  • 「和を以て貴しとなす」→協調性を重んじるタイプ
  • 「七転び八起き」→粘り強く前向きなタイプ
  • 「誠実に生きる」→真面目で信頼を大切にするタイプ

このように、企業側は座右の銘を通して、学生の性格や物事への向き合い方を知ろうとしているのでしょう。

企業の価値観や方向性とマッチするかを確かめるため

座右の銘は、学生の価値観と企業の行動指針(ミッション・ビジョン)が合っているかを確認するための指標にもなります。例えば、チームワークを大切にする企業では協調性を感じさせる言葉、成果や挑戦を重視する企業では前向きさや行動力を表す言葉がマッチします。

このように、採用担当者は座右の銘を通して、学生と企業との相性や、入社後にどう活躍できるかを考えているのでしょう。

イメージ別に見る!座右の銘の一覧まとめ

ここでは、座右の銘としてよく使われる言葉をイメージ別に紹介します。

かっこいい・力強い座右の銘

座右の銘意味
不撓不屈
(ふとうふくつ)
困難に屈せず、どんな状況でも信念を貫く強い精神を持つ
百折不撓
(ひゃくせつふとう)
何度失敗しても諦めずに立ち上がり続ける
切磋琢磨
(せっさたくま)
仲間と互いに励まし合いながら努力し、成長していく
一意専心
(いちいせんしん)
一つのことに心を集中して取り組む
初志貫徹
(しょしかんてつ)
初めに決めた志を最後まで貫き通す
雲外蒼天
(うんがいそうてん)
困難を乗り越えた先に、明るい未来が開ける
起死回生
(きしかいせい)
絶望的状況から一気に立て直す
不屈の精神困難に直面しても決してあきらめない心
意志あるところに
道は開ける
目標に向かって努力し続ければ功績を残すことができる
(アメリカ第16代大統領 エイブラハム・リンカーンの言葉)
諦めたら
そこで試合終了
どんなに不利な状況でも最後まで希望を捨ててはいけない
(漫画『スラムダンク』8巻より)
Stay hungry,
stay foolish
現状に満足せず挑戦し続け、常識にとらわれず自由に発想する
(Apple元CEO スティーブ・ジョブズの言葉)

努力・挑戦を表す座右の銘

座右の銘意味
継続は力なり努力を続けることで、大きな成果を生み出せる
失敗を恐れるな失敗を気にせず、まずは行動する勇気を持つ
挑戦は成長の源新しいことに挑むことで自分を高められる
七転び八起き何度失敗しても立ち上がり、挑戦を続ける姿勢
努力に勝る天才なし才能よりも努力を重ねることが成功への近道である
石の上にも三年辛抱強く続ければ、成果が必ず現れる
有言実行
(ゆうげんじっこう)
自分で口にしたことを責任を持って実行する
一日一歩小さな積み重ねが成長につながる
千里の道も一歩から大きな目標も、まずは一歩から始まる
雨垂れ石を穿つ根気よく努力を続ければ、どんな難題も解決できる
努力は必ず報われるコツコツ積み重ねることの大切さを伝える言葉
(プロ野球選手・監督 王貞治の言葉)
為せば成るやればできるという前向きな信念
(江戸時代の大名・上杉鷹山)

前向き・ポジティブさを表す座右の銘

座右の銘意味
明日は明日の風が吹く失敗や不安を引きずらず、気持ちを切り替えて前に進む
(映画『風とともに去りぬ』より)
日々是好日
(にちにちこれこうじつ)
どんな日も前向きに受け入れれば、よい一日になる
笑う門には福来たる笑顔でいる人のもとには、自然と幸運が訪れる
失敗は成功のもと失敗を恐れずに挑戦し、経験を糧に成長する
ピンチはチャンス困難な状況を成長の機会と捉える
楽観は力なり前向きな気持ちが行動の原動力になる
前進あるのみ迷っても立ち止まらず、進み続ける
今を全力で生きる過去や未来にとらわれず、目の前のことに全力で取り組む
何事も経験うまくいかなくても、すべてが自分の糧になる
小さな一歩が
大きな成長を生む
日々の積み重ねが将来の大きな成果につながる
できない理由より、
できる方法を考える
前向きに行動し、解決策を見出そうとする姿勢
雨のち晴れつらい状況のあとには、必ずよいことが訪れる
未来は自分でつくる他人や環境に左右されず、自分の努力で道を切り開く

信念・誠実さを表す座右の銘

座右の銘意味
初心忘るべからずどんな立場になっても、学び始めた頃の謙虚な気持ちを忘れない
温故知新
(おんこちしん)
過去から学び、新しい知恵や発想を生み出す
質実剛健
(しつじつごうけん)
飾り気がなく質素で堅実、心身ともに強く気骨があるさま
誠心誠意
(せいしんせいい)
嘘偽りなく、真心をもって物事に取り組む
一生懸命
(いっしょうけんめい)
何事にも全力で取り組む姿勢
実るほど頭を
垂れる稲穂かな
成功しても謙虚さを忘れない
正直は最良の策誠実な行動こそが信頼を生む
信頼は一日にしてならず信頼関係は日々の積み重ねで築かれる
感謝の心を忘れない周囲の支えを大切にする姿勢
真摯に生きる誠実な気持ちで日々を大切に過ごす
人を信じよ、しかし、
その百倍も自らを信じよ
人に裏切られても、自分を信じる強さで立ち直ること
(漫画家 手塚治虫)

人間関係・思いやりを表す座右の銘

座右の銘意味
情けは人の為ならず他人に親切にすることは、巡り巡って自分に返ってくる
一期一会
(いちごいちえ)
すべての出会いを一生に一度の大切な縁として大切にする
人は鏡他人への態度は自分に返ってくる
和を以て
貴しとなす
協調性を重んじ、仲間との調和を大切にする
三人寄れば
文殊の知恵
力をあわせればよい知恵が生まれる
蓼食う虫も好き好き人の考えや好みはそれぞれ違う
袖振り合うも
多生の縁
些細な出会いにも意味がある
相手の立場に立つ他人を理解しようとする姿勢
共に生きる周囲と支えあいながら成長していく
一緒に笑う、
一緒に泣く
喜びも苦しみも分かちあう大切さ
持ちつ持たれつお互いに助け合い、支え合うことでよい関係が成り立つ

自由・個性・創造性を表す座右の銘

座右の銘意味
枠にとらわれない常識や慣習に縛られず、自由な発想で行動する姿勢
変化を恐れず進む変化をチャンスと捉え、柔軟に挑戦する
自由は責任の
上に成り立つ
本当の自由とは、責任を持って行動することだという考え
創造こそ力なり新しいものを生み出す創造力こそが最大の力である
可能性は無限大自分の可能性を信じて挑戦する姿勢
自分の道を行く他人に流されず、自分の信じた道を進む
変わる勇気を持つ現状に満足せず、進化し続ける姿勢
自分を信じる迷ったときに自分の選択を信じる強さを持つ
独創性は未来を創るオリジナルなアイデアが新たな価値を生み出す
思考の枠を広げる固定観念にとらわれず、自由な発想を取り入れる
自分だけの色を持つ他人と違う自分の個性を大切にし、表現していく
好奇心は原動力興味を持つことが行動や成長のきっかけになる
自分らしく生きる他人と比べず、自分の価値観や考えを大切にして行動する

面白い・ユーモアのある座右の銘

座右の銘意味
なんとかなる深刻になりすぎずに物事を捉える
失敗しても
死ぬわけじゃない
失敗を恐れず挑戦しよう
焦らず腐らず諦めず落ち込んでも前を向いていれば大丈夫
なるようになる細かく悩まず、自然の流れに身を任せる
とりあえずやってみる深く考えるより行動することの大切さ
今日が一番若い日行動を先延ばしにせず、今を大切に生きる
笑っとけどんなときも笑顔を忘れない
人生、ネタになるつらいことも笑いに変え、前向きに生きる
どうせやるなら楽しむ物事を前向きにとらえ、どんな環境でも楽しみながら頑張る
笑うしかない
ときは笑っとけ
つらい状況でも、前向きに受け止めて次に進む
ユーモアは心の余裕笑いを忘れないことでストレスを和らげる
やってみなはれ失敗を恐れずに新しいことへ挑戦し、あきらめずにやり遂げる
(サントリー創業者 鳥井信治郎の言葉)
考えるな、感じろ!深く考えすぎず、体の感覚や直感を信じて行動する
(映画『燃えよドラゴン』より)
人生はチョコレートの
箱のようなもの。
開けてみないと分からない
人生は何が起きるかわからない
(映画『フォレスト・ガンプ』より)

自分の座右の銘を考えるときのポイント

座右の銘は、次の3つの視点から考えることができます。

自分の価値観を整理する

まずは、自分の価値観を明確にすることから始めましょう。人が仕事や人生で行動を決めるときには、「何を大切にするか」が軸になります

価値観を整理するには、次の質問を自分に問いかけてみるのがおすすめです。

質問例

  • 達成感を得られたのはどんなときか
  • 他人にどんな言葉をかけられるとうれしいか
  • 悔しかったできごとは何か
  • これまでに「続けてきてよかった」と思うことは何か
  • 尊敬する人や憧れる人の、どんな考え方に共感するか
  • 困難な状況で、自分が意識していたことは何か
  • これだけは譲れないと思うことは何か

これらの回答を考えるなかで、「挑戦」「努力」「誠実」「感謝」など、あなたが大切にしている価値観を表す言葉が見えてきます。その言葉に近い座右の銘を探せば、自分らしさを自然に表せる一言が見つかるでしょう。

過去の行動・経験を分析する

これまでの行動や経験を振り返る方法もあります。自分がどんな状況でどんな行動を選んできたかを整理すると、自分らしい考え方が見えやすくなるでしょう。

行動パターンを客観的に整理するなら、STAR法(Situation, Task, Action, Result)を活用するのがおすすめです。STAR法とは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の4つの要素を使って具体的なエピソードを構成する方法です。

STAR法の活用例

【Situation:どんな状況だったのか?】
例:ゼミ発表のリーダーを任された

【Task:自分に課せられた役割や課題は?】
例:意見がまとまらないチームをまとめる

【Action:どんな行動をとったか?】
例:一人ずつの意見を可視化して整理した

【Result:その結果どうなったか?】
例:全員が納得する発表構成を完成させた

このように、自分の行動傾向を振り返ると「協調」「支援」「リーダーシップ」などのキーワードが見えてきます。これらと近い意味を持つことわざや四字熟語が、座右の銘の候補になるでしょう。

理想の人物像と照らし合わせる

もう一つの方法は、自分の理想とする人物からヒントを得ることです。尊敬する上司や先輩、著名人、家族などを思い浮かべ、その人が大切にしている価値観を言葉にしてみましょう。

理想の人物像から考える例

努力家の先輩を尊敬している
→ 「継続は力なり」

誠実な友人を見習いたい
→ 「至誠一貫」

どんな状況でも前向きな上司に憧れている
→ 「七転び八起き」

困っている人を放っておけない家族を尊敬している
→ 「情けは人の為ならず」

失敗を恐れず挑戦する先輩の姿勢に影響を受けた
→ 「為せば成る」

自己分析 アイキャッチ
今すぐできる自己分析のやり方8選|無料診断ツールや強みが見つからない理由も紹介

自己分析を行うことで、自分に合う業界・職種・企業が見つけやすくなります。それだけではなく、ESや面接で頻出する志望動機や自己PRなどで、独自性・具体性のあるエピソードを考えられるでしょう。就活が本格化する前に、自己分析を進めていきましょう。

就活の面接で座右の銘を聞かれたときの答え方

面接で座右の銘を聞かれたときは、PREP法(Point→Reason→Example→Point)を使って答えると、話の流れがわかりやすくなります。

構成例

【Point(結論)】
例:私の座右の銘は「継続は力なり」です。

【Reason(理由)】
例:短期間で成果を出すことよりも、日々の積み重ねを大切にしているからです。

【Example(具体例)】
例:大学2年の頃、TOEICで800点を取るという目標を立ててから、毎日10〜30分の学習を続けました。その結果、1年後のテストで目標を達成できました。

【Point(結論)】
例:この経験を通して、努力を続けることで成果につながると実感しました。

採用担当者は、座右の銘そのものよりも「その言葉をもとにどんな行動をしてきたか」を知りたいと考えています。つまり、言葉の背景にあるエピソードを具体的に伝えることが大切です。

「なぜその言葉を選んだのか」「その言葉がどんな経験につながったのか」を自分の言葉で話すことで、あなたの人柄や価値観が伝わるでしょう。

大切にしている価値観|アイキャッチ
「大切にしている価値観」の見つけ方と答え方のコツを解説!一覧・回答例文あり

価値観とは、自分が物事を判断する際の基準や、何に価値を見いだすかを示す考え方のことです。採用担当者は学生の内面や企業の価値観と一致するかを確認するために質問しています。大切にしている価値観を明確にして、面接で答えられるようにしておきましょう。

就活の面接で座右の銘を回答する例文

ここでは、就活の面接で座右の銘を聞かれた際の回答例文を紹介します。

例文1:努力・継続

例文

私の座右の銘は「為せば成る」です。行動しなければ何も変わらないという考え方を大切にしています。

大学では苦手だった英語を克服するため、思い切って海外インターンに挑戦しました。最初は戸惑いましたが、自ら行動したことで自信を持てるようになりました。

この経験を通して、失敗を恐れず挑戦することが自分を成長させると感じています。入社後も新しいことに積極的に挑戦していきます。

ポイント

  • 「為せば成る」という有名な格言を具体的な経験と結びつけており、説得力がある
  • 自ら行動して課題を克服した成長エピソードが明確に示されている

例文2:挑戦・行動

例文

私の座右の銘は「失敗を恐れるな」です。挑戦する前から諦めるのではなく、行動することに価値があると考えています。

大学3年のとき、学園祭の実行委員として初めてステージ企画の責任者を務めました。想定外のトラブルも多く、途中で不安になることもありましたが、仲間と協力しながら最後までやり遂げました。

その経験から、失敗を恐れずに行動することで成長の機会が生まれると学びました。入社後も、未知の課題に前向きに取り組みます。

ポイント

  • 「失敗を恐れるな」という座右の銘を、挑戦を後押しする前向きな信念として紹介している
  • 困難をチームで乗り越えた経験から学びを得ており、前向きな印象を与える

例文3:協調・人間関係

例文

私の座右の銘は「和を以て貴しとなす」です。どんなときも周囲との協力や思いやりを大切にするよう心がけています。

大学のゼミのディスカッションで意見が分かれた際、全員の意見を整理しながら中立の立場でまとめ役を担いました。その結果、チーム全体が納得できる発表内容を作り上げることができました。

この経験を通して、協調して目標を達成することの大切さを実感しました。今後も周囲と協力しながら成果を生み出していきたいです。

ポイント

  • 「和を以て貴しとなす」を、協調性や思いやりの大切さを表す言葉として活用している
  • チーム全体をまとめる経験から、協調性やリーダーシップが感じられる

就活の面接で座右の銘を回答するときの注意点

就活の面接で座右の銘を話す際に注意したいポイントが3つあります。

意味を理解したうえで使う

座右の銘は「響きがかっこいい」という理由だけで選ぶと、深掘りされたときにうまく答えられない可能性があります。例えば「不撓不屈」や「一期一会」などの四字熟語を選ぶ場合は、その言葉の正しい意味と自分の経験を結びつけて説明することが大切です。

言葉の背景や意味をきちんと理解しているかどうかで、自分の考えや価値観をどれだけ深く理解しているかが伝わるでしょう。

自分の体験と結びつけて話す

座右の銘は、自分の行動や考え方を表すエピソードとあわせて話すことが大切です。採用担当者は言葉そのものではなく、その言葉を信じて行動してきた姿勢を知ろうとしています

例えば「努力に勝る天才なし」と答えるなら、努力を続けて成果を出した具体的な経験を添えることで説得力が増すでしょう。

ネガティブ・誤解されやすい言葉は避ける

「一攫千金」や「勝てば官軍」など、価値観によっては誤解を招きやすい言葉は避けましょう。また、ユーモアのある言葉を使う場合は、相手の反応や面接の雰囲気を考慮することが大切です。少しでも不安があるなら、「誠実」や「努力」など、前向きな印象を与える言葉を選んでみましょう。

よくある質問

座右の銘とは何ですか?

座右の銘とは、自分の生き方や考え方の指針となる言葉のことです。日常生活や仕事などで迷ったときに「どう行動すべきか」を思い出させてくれる言葉であり、人生の軸や価値観を表すフレーズとして用いられます。面接で質問されることもあります。

かっこいい座右の銘を教えてください。

かっこいいと感じる座右の銘には、意志の強さや前向きな姿勢が表れた言葉がよく選ばれます。例えば、「不撓不屈(どんな困難にも屈しない)」「勇往邁進(恐れず進む)」「有言実行(いったことを必ず実行する)」などがあります。

そのほかの例は「かっこいい・力強い座右の銘」で紹介しています。

面白い座右の銘を教えてください。

親しみやすさやユーモアを出したい場合は、「なんとかなる」「笑う門には福来たる」「焦らず腐らず諦めず」などの言葉がおすすめです。

そのほかの例は「面白い・ユーモアのある座右の銘」で紹介しています。

座右の銘を持つメリットは何ですか?

座右の銘を持つことで、自分の価値観や目標を整理しやすくなります。迷ったときの行動の指針になり、就活や面接で自分の考えを伝える際にも役立つでしょう。

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