お葬式でピアス・イヤリングは着けてもいい?弔事のアクセサリーマナーや選び方を解説
2026.07.15

この記事の所要時間:約9分
お葬式や告別式に参列する際、「ピアスは着けても問題ない?」「どんなデザインならマナー違反にならない?」と悩む方も多いでしょう。
本記事では、葬式でのピアスのマナーや着用できるデザイン、避けたいアクセサリーについて解説します。弔事の場にふさわしい装いを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
1. お葬式でピアス・イヤリングを着けてもいい?

お葬式ではアクセサリーを控えることが基本ですが、すべてのアクセサリーがマナー違反というわけではありません。
特に女性の場合は結婚指輪の他に、一粒パールのピアスやイヤリング、一連パールのネックレスであれば、着用して問題ないとされています。一方で、デザインや素材によっては弔事の場にふさわしくないものもあるため注意が必要です。
ここでは、お葬式でのピアス・イヤリングの基本的な考え方について解説します。
1-1. 女性|洋装の場合は一粒パールのみOK

女性が洋装でお葬式に参列する場合、一粒パールのピアスやイヤリングであれば着用しても問題ありません。
パールは古くから弔事にふさわしい宝飾品とされており、ネックレスと合わせて身に着ける方も多くいます。
1-2. 女性|和装の場合はNG

和装でお葬式に参列する場合、基本的にピアスやイヤリングは着用しないのが正式なマナーとされています。
これは、和装では装飾品を控えめにするという考え方があるためです。普段ピアスを着けている方も、和装の際は外して参列しましょう。
1-3. 男性|着けないことがマナー
一方男性の場合、お葬式ではピアスやイヤリングを着用しないことが一般的なマナーです。
近年はファッションとしてピアスを着ける男性も増えていますが、弔事の場ではアクセサリーを外して参列することが望ましいとされています。
特に目立つデザインや複数のピアスを着用したまま参列すると、場にそぐわない印象を与えてしまう可能性も。やむを得ない事情などで外せない場合を除き、外して参列するようにしましょう。
2. お葬式でパールのピアス・イヤリングを付けて良い理由

お葬式においても、パールだけは例外として認められています。なぜパールが弔事の場にふさわしいとされているのか、理由を見ていきましょう。
2-1. 「パール=涙の象徴」であるため
パールは「人魚の涙」「月の涙」などと呼ばれることがあり、古くから涙を象徴する宝石として扱われてきました。そのため、故人への悲しみや弔意を表すアクセサリーとして、お葬式でも着用が認められています。
華やかさを演出するためのジュエリーではなく、「故人を偲ぶ気持ち」を表現する意味合いを持つことが、パールが許容される理由のひとつです。
冠婚葬祭のさまざまなシーンで使用できることから、一粒パールのアクセサリーを用意している方は多くいます。
2-2. 華美でなく控えめであるため
パールは光沢が穏やかで、落ち着いた印象の宝石です。ダイヤモンドやカラーストーンのような強い輝きがなく、弔事の場でも悪目立ちしにくい特徴があります。
上品で主張が強すぎないため、お葬式にふさわしいアクセサリーとして広く受け入れられているのです。
3. お葬式のピアス・イヤリング選びのマナー

お葬式でピアスやイヤリングを着用する場合は、デザインや色、大きさにも配慮が必要です。以下では、お葬式でのピアス・イヤリング選びのマナーをまとめました。
3-1. 一粒パールを選ぶ
お葬式のピアス・イヤリングには、シンプルな一粒パールのものを選びましょう。一粒タイプはシンプルで上品な印象があり、喪服との相性も良いことが特徴。
複数のパールが並んだものや装飾が付いたものは華美な印象を与えてしまうため、避けた方が無難です。また、横から見たときに目立つクリップ部分や台座がゴールドのものは避け、シルバーやプラチナ、ホワイトゴールドなど、光を抑えた銀色系の金具を選びましょう。
3-2. 白・グレー・黒を選ぶ
パールの色は、白・グレー・黒から選びましょう。特に白パールは最も定番で、年齢を問わず着用しやすいカラーとして知られています。
グレーや黒のパールも、悲しみの席にふさわしいカラーとしておすすめです。特に年齢を重ねられた方や、親族側として参列する際に、深い品格を演出できることから人気があります。ただし、緑やピンクが混ざった「虹色」のような、光沢が強すぎる華やかなものは避け、マットで落ち着いた輝きのものを選びましょう。
3-3. 大きすぎず控えめなパールを選ぶ
パールのサイズにも注意が必要です。大粒のパールは存在感が強く、華やかな印象になりやすいため、お葬式には向いていません。
一般的には、7〜8mm程度のサイズが弔事向きとされています。耳元で目立ちすぎず、自然な存在感で身に着けられるサイズのものを選びましょう。耳たぶの厚みや体型によって見え方が変わる可能性があるため、実際に顔周りに当ててみて検討することもおすすめです。また、ネックレスも着用する場合は、珠の大きさを揃えるようにしましょう。
4. お葬式で避けたいピアスの例

お葬式は故人を偲ぶ場であることを意識し、目立つアクセサリーは身に着けないことが大切です。ここでは、お葬式で避けたいピアスの代表例を紹介します。
4-1. 揺れるデザインのもの
チェーンタイプやドロップタイプなど、動くたびに揺れるピアスはお葬式には不向きとされています。弔事の場では目立ちやすく、カジュアルな印象にもつながるためです。
また、揺れるデザインは「落ち着きがない」と受け取られる場合もあるため注意が必要。お葬式で着用する場合は、耳たぶに収まるシンプルな一粒パールのデザインを選びましょう。
4-2. 光り物・華美なデザインのもの
ダイヤモンドやラインストーンなど、強く光を反射するアクセサリーも避けることがマナーです。特に大粒の宝石や煌びやかなデザインのピアスは、お祝いの席を連想させることから弔事には適していません。ゴールドや、派手な装飾が施されたデザインも同様です。
周囲から目立たないデザインを選ぶことを心がけましょう。
4-3. カジュアルなデザインのもの
フープピアスやキャラクターモチーフ、ハート型などのカジュアルなデザインも避けるべきアクセサリーです。
普段のおしゃれとしては問題ありませんが、お葬式では場にそぐわない印象を与えてしまいます。また、アクリル素材や樹脂素材などのファッションピアスも弔事には不向きです。
5. お葬式でピアス以外に着用できるアクセサリーは?

お葬式ではピアス以外にも着用が認められているアクセサリーがあります。ただし、どのアクセサリーも「華美にならないこと」が大前提です。ここでは、お葬式で身につけても問題ない代表的なアクセサリーを紹介します。
5-1. ネックレス
ピアスと同様、ネックレスもパールのものであれば着用可能です。ただし、二連や三連のネックレスは「不幸が重なる」という意味を連想させるため、お葬式では避けるべきとされています。必ず一連のものを選びましょう。
また、パールの色はピアスと同じく白・グレー・黒が一般的で、サイズは7〜8mm程度の控えめなものがおすすめです。とはいえネックレスは必須ではないため、持っていない場合は無理に着用する必要はありません。
ネックレスについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
5-2. 指輪
指輪は、シンプルな結婚指輪のみ着用していても問題ないとされています。結婚指輪は日常的に身につけている方も多く、無理に外す必要はありません。
一方、装飾目的での指輪はもちろん、婚約指輪(エンゲージリング)もダイヤモンドなどの宝石があしらわれていることが多く、葬儀の場では外すのが一般的なマナーです。
5-3. 腕時計
腕時計は実用品として扱われるため着用しても問題ありませんが、時間ばかり気にしているように見えないよう配慮が必要です。
ただし、ゴールドカラーや宝石付きの腕時計、スポーツウォッチなど、こちらも目立つデザインは避けた方が良いでしょう。黒やシルバーを基調としたシンプルなデザインであれば、フォーマルな装いにもなじみます。
また、大きな文字盤や派手な装飾のあるものは避け、控えめなデザインを選ぶようにしましょう。
腕時計について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
6. お葬式におすすめなパールネックレス&ピアスセット


洋服の青山では、弔事で使えるパールネックレス&ピアスセットをご用意しています。淡水貝を厳選し、気品に満ちた光沢と清楚な輝きを実現した貝パール。
天然素材のナチュラルな質感と匠の技で、七色に光る本物志向のアクセサリーが誕生しました。成形から着色、仕上げまで日本の熟練職人が手がけており、純正国産ならではの品質を楽しめることが魅力です。
お葬式などで身に着けることはもちろん、お出かけの際にも着用可能。ネックレスはマグネット式で簡単に着脱できます。
7. お葬式のピアス・イヤリングに関するよくある質問

最後に、お葬式のピアス・イヤリングに関するよくある質問をまとめました。疑問の解消にお役立てください。
Q1. ファーストピアスなどでお葬式でピアスを外せない場合は?
A. ファーストピアスを着用している場合やピアスホールが安定していない場合など、事情によって外せないケースでは無理に外す必要はありません。ただし、肌色のサージカルテープを上から貼るなど、できるだけ目立たないよう配慮することが大切です。
どうしても目立つ場合は、親族や周囲に事情を説明しておくと良いでしょう。
なお、目立たない透明ピアス(樹脂製・ガラス製)であればマナー違反にはならないとする考え方もありますが、厳格な場や年配の方が多い席でアクセサリーを着けていること自体を良く思われない可能性もあります。どうしても外せない場合は、髪型で耳を隠すなどの工夫も併せて行いましょう。
Q2. パール以外のピアスは着けても良い?
A. 基本的にはパールが最も無難ですが、ジェットやオニキス、黒曜石などの黒系アクセサリーであれば着用できる場合があります。
これらは欧米でも喪に服す際のジュエリーとして用いられており、日本でも弔事用アクセサリーとして許容範囲です。ただし、カットが施されて強く光るものやデザイン性の高いものは避けた方が良いでしょう。
Q3. ピアスホールが複数ある場合は?
A. ピアスホールが複数ある場合も、お葬式ではシンプルな一対のみを着用しましょう。
片耳に複数のピアスを付けたり、イヤーカフなどを併用したりするのは避けることがマナーです。
8. お葬式のピアス・イヤリングは一粒パールのみ付けてOK

葬式でピアスやイヤリングを着用する場合は、一粒パールの控えめで上品なデザインを選ぶようにしましょう。
揺れるタイプや華美な装飾のあるデザインは避け、故人を偲ぶ場にふさわしい装いを心がけることが大切です。迷った場合は無理に着用せず、アクセサリーを控えるようにしても良いでしょう。



