就活ノウハウ

お祈りメールに返信すべき?例文と気持ちの切り替え方を紹介

お祈りメール 返信_アイキャッチ

就活におけるお祈りメールとは、選考を受けた企業から届く不採用通知のことです。お祈りメールへの返信は基本的には不要ですが、担当者から個別のコメントが添えられていた場合など、内容や関係性によっては返信する選択肢もあります。

し返信する場合は、丁寧なお礼を簡潔に伝えることが大切です。その後は気持ちを切り替えて、次の行動につなげていきましょう。

この記事では、お祈りメールに返信する際のポイントや例文、注意点などを解説します。

この記事でわかること

  • お祈りメールへの返信は簡潔なお礼とし、長文は控える→返信のポイントはこちら
  • 感情のままに返信したり、不採用理由を問い詰めたりするのは避ける→注意点はこちら
  • 気持ちが沈むときは「次への改善」に目を向けて行動する→気持ちの切り替え方はこちら

監修者からのコメント

監修者
遠藤 美穂子さん

インターンシップの選考や本選考の結果について、いわゆるお祈りメールが届くとさまざまな気持ちを抱えることでしょう。

ネガティブな感情があればそれを受け止め、次に進むためにどうすればよいのか、ビジネスマナーを踏まえた対応について、見ていきましょう。

一般的にお祈りメールには返信不要!

就活中に「お祈りメール(不採用通知)」が届いたとき、返信すべきか迷うかもしれません。一般的に、お祈りメールへの返信は不要です。

企業側は不採用の連絡を「通知」として送っており、返信を前提としていないケースがほとんどです。特に「このメールは送信専用です」「本メールへの返信はお控えください」といった記載がある場合は、返信を控えましょう。

ただし、自分宛に個別のコメントが添えられている場合は、お礼として一言返信するという選択肢もあります。これまでのやり取りや今後の関係性など、状況に応じて判断してみましょう。

人事

お祈りメールに返信してもよいケース」はこちらで詳しく解説しています。

まず冷静に。感情的な返信は避けよう

お祈りメールを受け取った直後は、ショックや悔しさで気持ちが揺れやすいものです。「なぜ落ちたのか」「あれだけ準備したのに」と思うかもしれませんが、怒りや失望のまま返信するのは避けたいところです。

感情的に書いた文章は、意図しない受け取られ方をする可能性があります。将来的な再応募の可能性を狭めてしまうことや、自分自身が後悔することにもつながりかねません。

納得できない気持ちがある場合でも、すぐに返信せず、一度時間を置いて気持ちを落ち着かせることが大切です。メールを受け取った当日は返信せず、まず友人や家族に話して気持ちを整理すると、冷静に考えやすくなります。

人事

返信をする場合でも、不満を伝えるのではなく、お礼を目的とすることを意識してみましょう。

お祈りメールに返信してもよいケース

お祈りメールへの返信は基本的には不要ですが、これまでのやり取りや今後の関係性を踏まえて、お礼を伝えたいと考えることもあるでしょう。次のようなケースでは、返信してもよいと考えられます。

担当者名が明記され、個別連絡をもらっている

不採用通知に、自分に向けた選考参加へのお礼や具体的なコメントが添えられていることがあります。このような場合は、選考の機会をいただいたことへの感謝を一言伝えるのもひとつの選択肢です。

最終面接まで進み、やり取りが複数回あった

最終面接まで進んだ場合や、複数回にわたりやり取りをしてきた企業とは、一定の関係が築かれているといえます。このような場合は、これまでの選考の機会に対する感謝を伝える目的で、返信を検討してもよいかもしれません

将来的に再応募(転職)したい気持ちがある場合や、社会人になってから別の形で関わる可能性がある場合は、最後まで抜かりなくやり取りを終えることで、より丁寧な印象を残せます。

インターン選考など、今後も関係が続く可能性がある

インターン選考など、今後も接点が続く可能性がある場合や、本選考で改めて応募する可能性がある場合は、返信するという選択肢もあります。
選考結果にかかわらず、貴重な機会をいただいたことへの感謝を伝えることで、今後もやり取りしやすい関係につながるでしょう

お祈りメールに返信するときのポイント

お祈りメールに返信するときは、次の点を意識してみましょう。

ポイント

  • 丁寧なお礼を簡潔にまとめる
  • 件名は変更しない
  • メールを受け取ってから数日以内を目安に返信する
  • 深夜・早朝の送信は避ける

返信の目的は、あくまで「選考の機会への感謝を伝えること」です。長文で思いをつづったり、不採用の理由を詳しく尋ねたりするのではなく、選考の機会をいただいたことへのお礼と、相手企業への配慮を示す締めのあいさつ程度にとどめましょう

件名は変更せず、そのまま返信して問題ありません。企業から届いたメールの件名を変えずに「Re:」のまま返信すると、採用担当者がこれまでのやり取りを確認しやすくなります。

人事

相手の手間を増やさないために「返信不要」の旨を添えるのもひとつの方法です。

「返信不要」を伝える例

ご多忙かと存じますので、本メールへのご返信は不要です。

監修

お祈りメールに返信する場合は「感謝の気持ちを伝える」という目的をはっきりさせましょう。社会人になった後も、断る/断られる場面は出てきます。次につながる可能性も意識したスマートな対応ができるようになるといいですね。

お祈りメールに返信するときのメール例文

ここでは、次の4つのパターン別に返信メールの例文を紹介します。

担当者に感謝の気持ちを伝える場合

メール例文

【件名】(※返信のときは、企業から送られたメールの件名を変更しない)

◯◯株式会社 人事部 ◯◯▢▢様

いつもお世話になっております。
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科の青山です。

この度は選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
また、ご多忙のなか面接の機会をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
面接では緊張しておりましたが、◯◯様にあたたかいお言葉をかけていただき、落ち着いてお話しすることができました。
改めて感謝申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

-----------------------
青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000
-----------------------

企業に対する思いを伝える場合

メール例文

【件名】(※返信のときは、企業から送られたメールの件名を変更しない)

◯◯株式会社 人事部 ◯◯▢▢様

いつもお世話になっております。
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科の青山です。

この度は選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
選考を通して貴社の事業内容や理念への理解がより深まり、さらに魅力を感じました。
今回ご縁をいただくことは叶いませんでしたが、貴社で働く皆様の姿勢に触れ、学びの多い経験となりました。
今回の経験やいただいたアドバイスを糧に、今後も成長できるよう努力してまいります。

-----------------------
青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000
-----------------------

最終選考まで残った場合

メール例文

【件名】(※返信のときは、企業から送られたメールの件名を変更しない)

◯◯株式会社 人事部 ◯◯▢▢様

いつもお世話になっております。
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科の青山です。

この度は最終選考の結果をご連絡いただき、ありがとうございました。
最終面接という貴重な機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
最終選考まで進ませていただいた経験は、私にとって大きな財産となりました。
今回の経験を糧に、引き続き自己研鑽に励んでまいります。

末筆ながら、貴社の今後のご発展をお祈り申し上げます。

-----------------------
青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000
-----------------------

将来再度応募したい場合

メール例文

【件名】(※返信のときは、企業から送られたメールの件名を変更しない)

◯◯株式会社 人事部 ◯◯▢▢様

いつもお世話になっております。
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科の青山です。

この度は選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
今回ご縁をいただくことは叶いませんでしたが、選考を通して貴社への志望の気持ちがより一層強まりました。
今後さらに経験と知識を積み、成長した姿で改めて挑戦させていただけるよう努めてまいります。
改めて応募させていただく機会がございましたら、その際は何卒よろしくお願いいたします。

末筆ながら、貴社のご発展をお祈り申し上げます。

-----------------------
青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000
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お祈りメールに返信するときの注意点

お祈りメールに返信する際に気をつけたいポイントは、次の3つです。

感情のままに返信しない

不採用の連絡を受け取ると、悔しさやショックを感じるのは自然なことです。「なぜ自分が」「あれだけ準備したのに」と思う気持ちが湧くこともあるでしょう。

しかし、感情のまま返信すると、怒りや不満がにじむ文章になり、冷静さを欠いた印象につながる可能性があります。

返信する場合の目的は、あくまで「感謝を伝えること」です。納得できない気持ちがある場合は、その日のうちに送信するのではなく、時間を置いてから改めてメールの文面を見直してみましょう。冷静になってから読み返すことで、感情的な部分に気づき、落ち着いた文章に整えやすくなります。

不採用理由を問い詰めない

返信メールで不採用の理由を詳しく尋ねるのは控えましょう。企業は多数の学生を選考しており、個別に詳細なフィードバックを伝えられないことがほとんどです。

「どこが足りなかったのか教えてください」「なぜ不採用だったのでしょうか」といった内容は、相手に負担をかける可能性があります。また、感謝を伝えるはずのメールが、理由を求める内容に受け取られることもあるかもしれません。

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返信後の返事を期待しすぎない

返信を送った後「何か返事が来るかもしれない」と期待することもあるでしょう。しかし、不採用通知への返信に対して企業から再度連絡が来るとは限りません

返信は「返事をもらうため」ではなく「自分なりの区切りとして送るもの」とも考えられます。返信を送った時点で一区切りつけられたと前向きに受け止め、次の選考へ気持ちを切り替えていきましょう。

お祈りメールを受け取ったときの気持ちの切り替え方

お祈りメールを受け取ると「自分には向いていないのかもしれない」「何がいけなかったのだろう」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。しかし、就活では、スキルや能力だけでなく「企業との相性」や「そのときの募集状況」など、さまざまな要素が影響して合否が決まります

気持ちが沈んだときは、次のように考え、行動に移すことで切り替えやすくなるでしょう。

その企業と合わなかっただけだと理解する

就活は「合う・合わない」のマッチングです。企業側にも採用基準やタイミングがあり、それと少しでもずれれば結果が変わることもあります。

不採用という結果から「自分がダメだった」と受け止めてしまうと、必要以上に自信を失ってしまうかもしれません。そうではなく「今回はご縁がなかった」と捉える視点を持つことが大切です。

「相性がよくなかっただけ」であり、あなた自身が否定されたわけではありません。このように考えられると、気持ちの負担も軽くなるでしょう。

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反省ではなく「次への改善」に目を向ける

落ち込むだけで終わらせず「次は何を改善できるか」と考えることが、前向きな切り替えにつながります。

例えば「志望動機は企業にあわせて具体化できていたか」「自己PRは相手に伝わりやすい構成になっていたか」「企業研究は十分だったか」といった観点で振り返ってみるのがおすすめです。

「より改善できるところはないか」という視点で見直すことで、不採用の経験を今後に活かせるでしょう。

次の行動を決める

気持ちを切り替えるうえでは、行動に移すことも有効です。新しい企業にエントリーしたり、ES(エントリーシート)をブラッシュアップしたり、面接練習を重ねたりなど、次の一歩を踏み出してみましょう

具体的な行動を始めると、不安や落ち込みも少しずつやわらいでいくことがあります。ひとつの結果に自分の価値を委ねすぎず、前を向いて進んでいきましょう。

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よくある質問

就活のお祈りメールに返信は必要ですか?

原則として、お祈りメールへの返信は必要ありません。不採用通知は、基本的には連絡のみを目的としており、企業側も返信を前提としていないことがほとんどです。

ただし、担当者名が明記されている場合や、個別に対応してもらった場合は、感謝の気持ちを簡潔に伝えるのもひとつの選択肢です。

書類選考に落ちた場合、返信はするべきですか?

書類選考のみで不採用となった場合は、基本的に返信しなくても問題ありません。特に自動送信メールや「返信不要」と記載がある場合は、返信を控えましょう。

やり取りが少ない段階では、無理に返信するよりも、次の企業への対策に時間を使うほうが前向きにつながります。

どうしても諦められないとき、お祈りメールに返信してもいいですか?

返信すること自体は可能ですが、不採用の結果が覆る可能性はほとんどありません。強く志望している場合は、感情的にならず感謝を伝えたうえで「今後改めて挑戦したい」という意欲を簡潔に示す程度にとどめましょう。「結果を変えること」を目的とするのではなく、自分なりのけじめとして送ると、気持ちを切り替えやすくなります。

監修者情報

監修者

監修者:遠藤 美穂子さん

新卒で東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行、営業店・本部にて法人営業に携わるほか、新人研修講師、採用面接官も経験。
現在はキャリアコンサルタントとして大学での就活支援、キャリア系講義、社会人向けのビジネスマナーやキャリア開発研修などを行っている。

資格:国家資格キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

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