秋インターンは、9月〜11月頃に開催され、募集は早い企業で7月中旬頃から始まります。
企業やプログラムによっては、早期選考の案内を受けられるケースもあります。夏インターンに参加できなかった人や、早期選考を狙いたい人は参加を検討してみましょう。
この記事では、秋インターンの開催時期や参加するメリット、選考対策や参加時の注意点などをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
秋インターンとは?
秋インターン(オータムインターン)とは、おもに卒業前年度の学生(大学3年生など)を対象に、9月から11月頃に開催されるインターンのことです。夏インターン(サマーインターン)が落ち着き、冬の本選考に向けた準備が本格化する間に実施されるのが特徴です。
期間は1日や3日程度の短期プログラムが中心で、秋学期の授業やゼミと両立しながら参加しやすい傾向があります。夏インターンに参加できなかった学生にとっては就活の遅れを取り戻すきっかけとなり、夏から就活を進めていた学生にとっては企業理解を深める機会にもなるでしょう。
企業によっては、秋インターンの参加にあたって選考が行われる場合もあります。
春・夏・冬に開催されるインターンとの違い
春・夏・冬に開催されるインターンと秋インターンでは、次のような違いがあります。
| 春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
|---|---|---|---|---|
| 開催期間 | 2〜4月頃 | 7〜9月頃 | 9〜11月頃 | 12~2月頃 |
| 期間 | 1日〜数日 | 1日〜数週間、 1ヶ月以上など さまざま | 1日〜数日 | 1日〜数日 |
| おもな対象者 (4年制大学の場合) | 大学3・4年生 | 大学3年生 | 大学3年生 | 大学3年生 |
| 開催する 企業数 | 夏・冬に 比べて 少なめ | 春・秋に 比べて 多い | 夏・冬に 比べて 少なめ | 春・秋に 比べて 多い |
企業によっては秋インターンを実施せず、夏と冬のみ開催しているケースもあります。「冬インターン」として募集されていても、開催時期が9〜11月など、秋インターンとの区別が明確でないケースも見られます。
秋インターンは、夏インターンの参加者や志望度の高い学生が集まる傾向があるのが特徴です。企業によっては、採用候補者となる学生と接点を持つ機会として活用していることもあり、内定に直結するケースもあります。
ただし、夏インターンに参加した学生は応募できないプログラムもあるため、応募要件を確認しておきましょう。

インターンの概要や季節ごとの特徴は、こちらの記事で詳しく解説しています。
秋インターンはいつから始まる?
秋インターンは、おもに9月から11月頃に開催されます。一般的な秋インターンのスケジュール目安は次のとおりです。
秋インターンのスケジュール目安
- 募集・応募期間:7月中旬 ~ 10月上旬
- 選考期間:8月 ~ 11月
- 開催期間:9月 ~ 11月

大学の場合、夏休みが明けて後期授業が始まる時期と重なるため、スケジュールの全体像を事前に把握しておきましょう。
早い企業では、夏インターンの募集と並行して7月頃から秋インターンの募集を開始しています。開催日は9月〜11月頃が多いですが、募集の締め切りは開催の数カ月前に設定されることもあります。
「秋になってから探そう」と考えていると、応募できる企業の選択肢が限られる場合もあるため、参加を検討している場合は、早い時期から募集をチェックしておくことが大切です。
1日〜数日程度の短期プログラムや土日開催のものもあるため、秋学期の授業やゼミ活動など、学業と両立しながらでも参加しやすいでしょう。
秋インターンを実施している業界・企業の特徴
秋インターンを実施している業界・企業の特徴は次のとおりです。
業界・企業の例
- 外資系企業
- コンサルティング業界
- 商社
- メーカー
- IT業界
- 金融業界
- ベンチャー企業 など
外資系企業やコンサルティング業界のほか、商社やメーカー、金融業界などでも秋インターンが実施されることがあります。
-
-
ベンチャー企業とは?スタートアップとの違いや働くメリット・デメリットを解説
ベンチャー企業とは、新しいアイデアや技術を活かしてビジネスを始める企業を指します。この記事では、ベンチャー企業のメリット・デメリットや向いている人、スタートアップ企業との違いなどを紹介します。
秋インターンに参加するメリット
秋インターンに参加するメリットは、おもに次の3つです。
内定や早期選考に直結する場合がある
秋インターンに参加するメリットは、本選考における優遇を受けられる場合がある点です。例えば、早期選考ルートへの招待や一部選考の免除などを受けられる可能性があります。
秋インターンは、本選考に向けて学生との接点を持つことを目的として実施されることもあります。グループワークや課題解決型のプログラムでの取り組みが企業に伝われば、一般には公開されていない選考案内を受けられることもあるでしょう。
夏に比べて倍率が低いことがある
夏インターンを終えて一時的に就活のペースを落とす学生や「秋は授業が忙しいから」と冬インターンまで応募を控える学生もいます。そのため、企業によっては夏インターンよりも応募者が少なくなることが考えられます。

夏には応募が集中しやすい人気業界や有名企業でも、秋であれば参加できるかもしれません。
ただし、プログラムによっては、夏インターンに参加した学生は応募できないケースもあります。夏インターンに参加した企業の秋インターンに参加したい場合は、応募要件を確認しておきましょう。
夏インターンの失敗や反省点をすぐに活かせる
秋インターンは、夏インターンの選考やプログラムを通じて感じた課題を、改善する機会になります。
夏インターンに参加した方のなかには「ES(エントリーシート)で通過できなかった」「グループディスカッションで思うように発言できなかった」「面接で質問への回答に悩んだ」など、自分なりの課題を見つけた方もいるでしょう。
秋インターンの選考は、その経験をもとに自己分析やESの内容を見直す機会になります。冬の本選考が本格化する前に改善点を整理しておくことで、その後の選考にも活かしやすくなるでしょう。
秋インターンの参加が向いている人
次のような人は、秋インターンに向いていると考えられます。
夏インターンに参加できなかった人
夏インターンの選考で思うような結果が出なかった人や、サークル活動・留学・資格試験などの事情で参加できなかった人にとって、秋インターンは新たな挑戦の機会になります。
夏インターンに応募したものの、選考で通過できなかった人は、ES・面接・グループワークなどを通じて「次回はこう改善したい」と感じた点もあるでしょう。秋インターンは、その経験や反省を活かして再挑戦できる機会です。
また、秋インターンは、本選考前に企業理解を深めたり、選考や実務を経験したりする機会にもなります。夏インターンに参加できなかった人は、本選考に向けた準備の一環として参加を検討してみるのがおすすめです。
志望業界・企業が絞れていない人
夏インターンでいくつかの企業を経験したものの「本当にここでいいのか」と迷っている人にも秋インターンへの参加が有効です。
秋インターンでは、業務体験やグループワークを取り入れたプログラムが実施されることもあります。実際の業務や企業の雰囲気に触れることで、自分に合う業界や企業を考えるきっかけになるでしょう。
企業・業界をもう一段階掘り下げて比較することで、本選考に向けた志望軸を整理しやすくなります。
早期選考・早期内定を狙いたい人
企業によっては、秋インターン参加者向けに早期選考の案内を行う場合があります。
特に、金融業界やコンサルティング業界などでは、秋インターンへの参加が早期選考ルートにつながることもあります。本選考前に企業との接点を持ちたい人にとっては、参加を検討する価値があるといえるでしょう。
秋インターンの探し方
秋インターンは次のような方法で探すことができます。
- 企業の採用サイトを確認する
- 就活情報サイトやインターン専用サイトを活用する
- 学校のキャリア支援センター・求人掲示板を利用する
- SNSで探す
志望企業の採用ページのみで募集している場合もあるため、気になる企業がある場合は定期的に確認しておくのがおすすめです。就活情報サイトやインターン専用サイトでは、秋開催のインターンをまとめて検索できます。
また、学校のキャリア支援センターや求人掲示板で募集情報が案内されることもあります。企業の採用担当者がSNSで情報を発信している場合もあるため、あわせて確認してみましょう。
秋インターンの選考内容
秋インターンに参加するための選考は、企業によって異なります。
例えば、ES、適性検査、面接、グループディスカッションなどが実施される場合があります。数日間のプログラムであっても選考が行われることがあるため、募集要項を確認しておきましょう。
応募前に志望企業の選考形式を確認し、それぞれの対策を進めておくことが大切です。
秋インターンの選考通過に向けた対策
秋インターンの選考通過に向けて行っておきたい対策は次の4つです。
志望動機を明確にする
秋インターンの選考を通過するためには、志望動機を明確にすることが大切です。夏インターンにすでに参加した人は「実際の業務を体験して何を感じたか」「自分に足りないスキルは何か」を改めて言語化してみましょう。
夏の選考で思うような結果が出なかった人は「なぜ夏はうまくいかなかったのか」を、秋から本格的に就活を始めた人は「夏休みの間、就活以外で自分なりに何に取り組んでいたのか(学業、サークル、アルバイトなど)」を整理しておくのがおすすめです。夏の経験やこれまでの行動を振り返り、今後どう行動していきたいのかを考えることで、その前向きな姿勢が志望動機にもつながります。
これらを振り返ったうえで「なぜ今インターンに参加したいのか」という志望動機を明確にしましょう。夏の反省や気づきを通じた自分自身の変化や、その企業に応募する理由が明確になることで、説得力のある志望動機を作りやすくなります。
-
-
インターンの志望動機の書き方!例文や思い浮かばないときの対処法
人気企業のインターンなどでは、募集時に選考を実施することがあります。志望動機はESや面接における頻出質問のひとつです。思い浮かばないときや、作成に時間がかかるときは、本記事の作り方の手順やコツを参考にしてみてください。
企業研究を深掘りする
夏インターンは、広く業界を知ることを目的に参加する人もいます。一方で、秋インターンは特定の企業を深く知る機会です。
そのため「同業他社が数あるなかで、なぜその企業なのか」「その企業のどの事業・職種にひかれているのか」まで考えることが大切です。企業について深く調べ、ESで具体的に伝えられるようにしておきましょう。
-
-
企業研究のやり方とは?ノート・シートの作り方や就活への活かし方
企業研究は就活のなかでも重要な、やっておきたいことのひとつです。行うメリットがあるとわかっていても、やり方がわからなかったり、就活への活かし方が難しかったりするかもしれません。効率よく行う方法や就活への活かし方のコツを把握し、作業を進めていきましょう。
面接の練習をする
面接がある場合は、頭のなかで回答を準備するだけでなく、本番の環境を想定したアウトプットの練習をしてみましょう。ESや自己分析でまとめた内容を、実際に声に出して相手に伝える練習をするのがおすすめです。

客観的な視点で練習姿を確認するために、スマートフォンで録画し、画面越しの見え方や声のトーン、視線などを確認しておく方法もあります。
学校のキャリア支援センターや友人などに頼んで、模擬面接(ロールプレイング)をする方法もあります。第三者から客観的なフィードバックをもらうことで、自分では気づきにくい言葉の詰まりや話の長さ、表情の硬さなどに気づけるでしょう。
-
-
面接練習のやり方完全ガイド|一人でできる方法から対人練習まで
面接練習では、回答を考えるだけでなく、話し方や表情、目線などもチェックすることが大切です。この記事では、面接練習の進め方や、一人でできる練習方法、練習で意識したいポイントなどを解説します。
-
-
インターン面接の通過率を高める!頻出の質問や回答例、事前の対策を解説
インターン面接では志望動機や自己PRなどの定番の質問がされる傾向がありますが、採用面接とは重視されるポイントが異なります。この記事では、インターン面接と採用面接の違いや、よく聞かれる質問と回答例、面接通過に向けた対策方法などを紹介します。
適性検査(Webテスト)の対策をする
企業によっては、適性検査(SPIや玉手箱など)が実施されることがあります。
夏のインターンで適性検査を受けた場合でも、企業によって採用している適性検査の形式は異なるため、志望企業にあわせて改めて対策しておくことが大切です。形式が同じでも、解き方や問題の感覚を忘れていることもあるものです。
秋学期の授業が始まるとまとまった勉強時間を確保しにくくなるため、通学時間などのスキマ時間を活用して問題集の反復演習を続けてみましょう。志望する企業がどの形式の適性検査を採用しているのか、過去の傾向を調べたうえで重点的に対策するのがおすすめです。
-
-
就活の適性検査の種類・例題|種類と対策のコツをわかりやすく解説
適性検査には、能力検査と性格検査の両方が実施されることが一般的です。SPIや玉手箱などの種類がありますが、出題傾向や解答方法などが異なります。選考に通過できるよう、企業が実施する適性検査を調べ、対策を進めていきましょう。
-
-
Webテスト対策まとめ!おすすめの参考書・勉強時間を紹介
Webテストは就活の選考初期に多くの企業で実施される重要な適性検査です。本記事では、Webテストの対策方法から、対策を始める時期や勉強時間、おすすめの参考書までをわかりやすく解説。初めてWebテスト対策をする学生に役立つ内容です。
秋インターンに応募する場合の注意点
秋インターンに応募する際に注意したい点が2つあります。
応募締切が早い
秋インターンは、募集のスタートや締め切りのタイミングが早い点に注意が必要です。
開催時期は9月〜11月頃が多いものの、エントリーは7月や8月から始まる場合があります。夏インターンが実施されている時期には、すでに秋インターンの選考が始まっていることもあります。
「夏休みが明けて、後期授業が始まってから探そう」と考えていると、行きたかった企業の募集が終了している場合もあります。夏の就活と並行して、一歩先のスケジュールもチェックしておきましょう。
学業やゼミとのスケジュール調整が必要になる
夏インターンと異なり、秋インターンは秋学期(後期)の授業期間と重なる点に注意が必要です。秋は必修科目の授業が増えたり、ゼミの研究や発表が本格化したりする時期でもあります。
スケジュール管理が十分にできていないと、授業やゼミとの両立が難しくなることもあるでしょう。秋インターンを選ぶ際は、1日完結や土日開催、Web開催などのプログラムをうまく組み合わせるなど、学業に影響が出ない範囲で計画的にエントリーすることが大切です。
秋インターン参加時の服装と選び方
秋インターンの服装は、基本的には企業の服装指定に従うことが大切ですが、季節の変わり目ならではの温度調節の工夫も必要です。
9月はまだ残暑が厳しく、10月に入ると朝晩が急に冷え込むなど、日によって気温差があるため、当日の気温にあわせて服装を調整してみましょう。
スーツ指定の場合は「オールシーズン用」または「春夏用」のスーツがおすすめです。暑い日の移動中はジャケットを脱いでも問題ありませんが、企業の建物に入る前には着用します。
「私服可」「服装自由」の場合は、清潔感を意識した「ビジネスカジュアル」がおすすめです。ビジネスカジュアルとは、ビジネスの場にふさわしい、スーツより少しカジュアルな服装を指します。
マナーや清潔感を守ることは大前提ですが、その範囲内で自分がリラックスでき、本来のパフォーマンスを発揮できる「自分らしいアイテム(顔周りが明るく見える色のトップスや、歩きやすい靴など)」を選ぶ視点も大切にしてみてください。
ただし、次のような過度にラフな服装は、企業やプログラムによっては合いにくい場合があるため、避けたほうが無難です。
・派手な柄や色の服装
・露出の多い服装
・サンダル
11月以降は肌寒い日が増え、スーツの上からコートを羽織る機会が増えてきます。インターンに着ていくコートは、トレンチコートやステンカラーコートなど、ビジネスシーンに適したシンプルなデザインがスーツに合いやすくおすすめです。アウターやマフラーなどの防寒具は、企業の建物に入る前に脱ぐようにしましょう。

インターンの服装のポイントやスーツの着こなしについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q1.秋インターン(オータムインターン)とは?
秋インターンとは、おもに卒業前年度の学生(大学3年生など)を対象に、9月から11月頃に開催されるインターンのことです。夏インターンに参加できなかった学生にとっては新たな挑戦の機会となり、すでに就活を進めている学生にとっては企業理解を深める機会になります。
Q2.秋インターンはいつから募集されますか?
募集は早い企業で7月中旬頃からスタートします。開催は9月から11月頃が中心ですが、応募の締め切りは開催の1〜2カ月前に設定される場合があります。「秋になってから探そう」と考えていると、すでにエントリーが終了していることもあるため、早めにチェックしておきましょう。
Q3.秋インターンはどんな業界・企業が実施していますか?
外資系企業やコンサルティング業界、メーカー、商社、ベンチャーなどで実施されることがあります。実施時期や募集人数は企業によって異なるため、気になる企業がある場合は採用ページを確認してみましょう。
Q4.秋インターンは何社参加するべきですか?
就活の進み具合や授業のスケジュールにあわせて判断してみましょう。例えば、4年制大学の3年生の秋は後期授業やゼミ活動が忙しくなる時期です。無理に応募先を増やすよりも、自分の志望度が高い企業や、夏の経験を活かして再挑戦したい企業に絞って対策を進めるのがおすすめです。