インターンを実施する企業は多くありますが、インターンに参加できる枠は限られているため、応募しても落ちてしまう学生は一定数います。
選考に落ちると「本選考も落ちるのでは」と不安になるかもしれません。しかし、インターンに落ちても本選考に通過する可能性はあるため、気持ちを切り替えて対策を進めることが大切です。
この記事では、インターンに落ちる割合や、落ちた場合に考えられる原因、次につなげるためにやりたいことなどを詳しく解説します。
この記事でわかること
インターン選考の合否結果は本選考に関係ない?
インターン選考が不合格となった場合「本選考にも影響があるのでは」と不安に感じるかもしれません。しかし実際は、インターン選考の合否がそのまま本選考に影響する可能性は低いといえます。
マイナビキャリアリサーチの調査では、インターンや仕事体験の選考に通過しなかったものの、採用選考はすべて受けようと思うと回答した人は33%でした。
※参考:2026年卒 大学生広報活動開始前の活動調査 | マイナビキャリアリサーチLab
この結果から、インターンで落ちたあとも本選考に進んでいる学生が一定数いることがわかります。インターンに落ちたからといって、その企業で働くチャンスがなくなったわけではありません。
また、企業にとってインターンと本選考では、目的が異なります。インターンは限られた枠のなかで学生に体験機会を提供する場であるのに対し、本選考は長期的に活躍が期待できる人を採用するためのものです。

「インターンに落ちた=本選考も不利になる」と決めつけず、次のステップに目を向けて行動していきましょう!
インターン選考に落ちる人は多い?
マイナビの「2026年卒大学生インターンシップ・就活準備実態調査(中間総括)」によると「応募したが参加できなかった理由」として「選考に落ちたから」と回答した人は75.2%でした。
※参考:マイナビ2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査
応募者全体の75.2%が落ちるわけではないですが、インターン選考で不合格を経験している学生は一定数いることがわかります。インターンは本選考よりも応募のハードルが低く、気軽にエントリーしやすい一方で、受入人数は限られているため、結果として倍率が高くなることがあります。
特に、人気企業や大手企業のインターンは応募が集中しやすいため、インターンの選考通過は難しくなるでしょう。
インターン選考に全落ちする人も一定数いる
企業にもよりますが、インターン選考の通過率は決して高くありません。そのため、複数の企業に応募しても、すべて落ちてしまう可能性はあります。
インターンは、応募時期や企業の人気度によって選考の難易度が大きく変わります。そのため、タイミングによっては通過しづらい状況になるでしょう。
インターンに全落ちしたからといって、過度に落ち込むことはありません。結果だけでなく、その経験を次にどう活かすかに目を向けることが大切です。
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インターンは何社に応募すべき?平均数や参加するメリットを解説
インターンへの参加社数は、何を学ぶかにより異なります。友人がインターンに参加している数を見て自分と差があれば迷いますが、人により参加すべき数は違うため気にする必要はないでしょう。数よりも得る内容を中心に参加する数を考えてみてください。
インターンに落ちたときの気持ちの整理方法
インターンに落ちると「自分の能力が足りないのでは」「強みが伝わりきらなかったのでは」と落ち込んでしまうかもしれません。
ここでは、ショックや焦りで気持ちが沈んでいる方に向けて、気持ちの整理方法を紹介します。
周りの学生と比較しすぎない
就活中に、SNSや友人の状況を見ていると「自分だけうまくいっていないのでは」と不安になることがあります。他人と比較しすぎると、気持ちが落ち込みやすくなるものです。
インターンの合否は、企業との相性やタイミング、募集定員など、個人ではコントロールできない要素にも左右されます。そのため、他人の結果と単純に比べても意味はありません。
納得のいく結果につなげるには、自分のペースで改善を続けていくことが大切です。
結果ではなく「プロセス」に目を向ける
就活では「合否」という結果に目が向きやすいですが、結果に一喜一憂していると、本来得られるはずの学びを見逃してしまう可能性があります。結果ではなくプロセスを振り返ることが大切です。
例えば、企業研究の深さや自己分析の精度、ES(エントリーシート)の構成など、取り組んできた過程を振り返ることで「どこを伸ばせばよいか」が見えてくることもあります。
インターン選考に落ちる原因
インターン選考は、企業との相性や募集定員の都合によって不合格になることもあるため、自分だけに原因があるとは限りません。
ただし、自分で対処できる要因がある場合は、改善して次につなげることが大切です。例えば、次のような原因で、選考に通過しないことも考えられます。
- 志望動機が抽象的で企業ごとに差別化できていない
- 自己PRに具体性がなく強みが伝わらない
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)が伝わりにくい
- ESの構成や文章力に問題がある
- Webテスト・適性検査が基準に満たなかった
志望動機が抽象的で企業ごとに差別化できていない
志望動機がどの企業にもあてはまる内容になっていると「本当に自社を志望しているのか」が伝わりにくい場合があります。例えば「成長できる環境だから」「将来性があると感じたから」といった志望理由は、多くの企業に当てはまります。
志望動機では「なぜその企業なのか」「ほかではなくその企業を選ぶ理由」を具体的に示すことが大切です。企業ごとの事業内容や強みを踏まえて志望動機に盛り込むことで、納得感のある回答になるでしょう。
自己PRに具体性がなく強みが伝わらない
「責任感がある」「努力できる」といった強みを述べていても、それを裏付ける具体的なエピソードが不足している場合があります。例えば、エピソードが浅かったり、行動や成果が不明確だったりすると、強みが伝わりにくくなります。
採用担当者は「その強みがどんな場面で発揮されたか」や「どんな結果につながったか」を重視しています。自己PRでは、具体的な経験をもとに、行動と結果をあわせて伝えることを意識してみましょう。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)が伝わりにくい
ガクチカでは、エピソードの内容だけでなく、そのなかでの考え方や行動が重視されます。しかし、経験の説明にとどまり「何を学び、どう成長したのか」が十分に伝わっていない場合もあります。
また「その経験をほかの場面でも活かせるか」という再現性が見えにくくなっていることも考えられます。ガクチカでは、経験や成果の大きさよりも「どう考えて行動したか」を具体的に示すことが大切です。
ESの構成や文章力に問題がある
ESは、内容だけでなく伝え方も重要です。結論がわかりにくく、話の流れが整理されていない文章では、伝えたいことが伝わりにくくなります。
特に、結論を後回しにした文章や、論理展開が曖昧な文章は読みにくくなりがちです。また、一文が長すぎることや、主語と述語が対応していないことも、読みにくさの原因になります。
ESでは「結論→理由→具体例」の流れを意識し、簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。
Webテスト・適性検査が基準に満たなかった
インターン選考では、ESの前後にWebテストや適性検査が実施されることがあります。ここで基準に満たない場合、次の選考に進めないこともあります。
特に、出題形式に慣れていない場合や時間配分がうまくできていない場合、本来の力を発揮しきれないこともあるでしょう。
Webテストは対策の有無で結果が変わるため、事前に出題形式に慣れておくことが重要です。短期間でも対策を行うことで、合格できる可能性が高まるでしょう。
次につなげる!インターンに落ちたあとにやりたいこと
インターンに落ちたあとに大切なのは、結果にとらわれ続けるのではなく、その経験を今後の選考にどう活かすかを考えて行動することです。
次のような行動を意識し、今後につなげていきましょう。
ES・面接の内容を振り返る
落ちた原因を曖昧なままにしていると、同じ課題を抱えたまま次の選考に進むことになります。そのため、まずはこれまでの選考内容を振り返ってみましょう。
振り返るポイント
- 志望動機は企業ごとに最適化できていたか
- 自己PRは具体的なエピソードで説明できていたか
- 面接で質問の意図に沿った回答ができていたか

これらを振り返り、不足している部分があれば改善していきましょう。
第三者に添削・フィードバックをもらう
自分だけで振り返ると、どうしても主観的になり、改善点に気づきにくくなることがあります。そこで有効なのが、第三者からのフィードバックです。
友人や先輩、学校のキャリア支援センターなどにESを見てもらうことで「何が伝わりにくいのか」「どこを改善するとよいのか」といった客観的な意見を得られます。
自分では伝えているつもりでも、相手に十分に伝わっていないことも考えられます。第三者に意見をもらうことで、自分では気付けなかった改善点が見つかりやすくなるでしょう。
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インターンの志望動機の書き方!例文や思い浮かばないときの対処法
人気企業のインターンなどでは、募集時に選考を実施することがあります。志望動機はESや面接における頻出質問のひとつです。思い浮かばないときや、作成に時間がかかるときは、本記事の作り方の手順やコツを参考にしてみてください。
自己分析・企業研究をやり直す
選考に落ちた背景には、自己分析や企業研究の不足が影響していることもあります。自分や企業への理解が浅いまま書いた志望動機は、ほかの学生との差別化が難しくなるためです。
具体的には、次の3つを改めて整理してみましょう。
振り返るポイント
- 自分の強みは何か
- どんな環境で力を発揮できるのか
- その企業でなければならない理由は何か
自己分析と企業研究の精度が高まることで、志望動機や自己PRに一貫性が生まれ、説得力のある内容につながるでしょう。
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今すぐできる自己分析のやり方8選|無料診断ツールなども紹介
自己分析を行うことで、自分に合う業界・職種・企業が見つけやすくなります。それだけではなく、ESや面接で頻出する志望動機や自己PRなどで、独自性・具体性のあるエピソードを考えられるでしょう。就活が本格化する前に、自己分析を進めていきましょう。
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企業研究のやり方とは?ノート・シートの作り方や就活への活かし方
企業研究は就活のなかでも重要な、やっておきたいことのひとつです。行うメリットがあるとわかっていても、やり方がわからなかったり、就活への活かし方が難しかったりするかもしれません。効率よく行う方法や就活への活かし方のコツを把握し、作業を進めていきましょう。
応募する業界・企業の幅を広げてみる
1社の結果にとらわれて行動が止まっていると、その間に自分に合う企業と出会うチャンスを逃してしまうかもしれません。
インターンは企業ごとに選考基準が異なるため、別の企業では通過できる可能性もあります。数社しかエントリーしていない場合は、視野を広げてほかの企業のインターンにも応募してみるのがおすすめです。
エントリー数を増やすことで選考の経験が積み重なり、ESの質や面接での受け答えも改善していけるでしょう。
Webテスト・適性検査の対策を強化する
インターン選考では、Webテストや適性検査が合否に影響することがあります。対策が不十分なままでは次の選考に進めないこともあるため、一度しっかりと対策に取り組むことが大切です。
出題形式に慣れるだけでも正答率は変わるため、早めに対策を始めるのがおすすめです。適性検査は本選考でも実施されることが多いため、インターンの段階で対策しておくと、本選考でも役立つでしょう。
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就活の適性検査の種類・例題|種類と対策のコツをわかりやすく解説
適性検査には、能力検査と性格検査の両方が実施されることが一般的です。SPIや玉手箱などの種類がありますが、出題傾向や解答方法などが異なります。選考に通過できるよう、企業が実施する適性検査を調べ、対策を進めていきましょう。
面接練習の回数を増やす
面接は、経験を重ねることで徐々に慣れていくものです。練習を重ねることで、回答内容だけでなく、話し方や表情、間の取り方なども安定しやすくなります。
練習方法としては、学校のキャリア支援センターや友人と模擬面接を行い、フィードバックをもらうことがおすすめです。これにより、自分では気づきにくい改善点が見えやすくなります。場数を踏むことで自信もつき、本番でも落ち着いて対応しやすくなるでしょう。

面接練習のやり方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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面接練習のやり方完全ガイド|一人でできる方法から対人練習まで
面接練習では、回答を考えるだけでなく、話し方や表情、目線などもチェックすることが大切です。この記事では、面接練習の進め方や、一人でできる練習方法、練習で意識したいポイントなどを解説します。
よくある質問
インターンに落ちてしまう確率はどのくらいですか?
インターンの通過率は企業や時期によって異なりますが、決して高いとはいえません。
マイナビの「2026年卒大学生インターンシップ・就活準備実態調査(中間総括)」によると「応募したが参加できなかった理由」として「選考に落ちたから」と回答した人は75.2%となっており、不合格を経験している学生も一定数いることがわかります。
※参考:マイナビ2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査
インターンに落ちても本選考で受かりますか?
インターンに落ちたことが、本選考に影響するケースはほとんどありません。インターンと本選考は目的や基準が異なるため、改めて選考が行われます。実際に、志望する企業のインターンに参加していなくても内定を得ている学生もいます。
一度落ちたインターンにもう一度応募することはできますか?
募集要項に「今年度、すでに応募された方の再応募はご遠慮ください」などの条件が記載されている場合は、再応募できません。一方、記載がない場合や別日程・別プログラムであれば応募できるケースもあります。企業ごとにルールが異なるため、事前に募集要項を確認しておきましょう。
インターン選考に落ちて辛いです。どうすればいいですか?
インターンに落ちて落ち込むのは自然なことです。インターンは倍率が高い場合もあるため、結果だけにとらわれすぎず、今後の選考にどう活かすかを意識していきましょう。
そのうえで、ESや面接の内容を振り返り、改善できる点を整理していくことが大切です。
インターン選考に落ちたときのメールは返信すべきですか?
不採用通知への返信は必須ではありません。ただし、今後の選考で再び関わる可能性もあるため「選考の機会への感謝」と「今後の活躍を祈る一言」を簡潔に伝えるのもひとつの方法です。
