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グループワークの進め方|役割別のコツや苦手な人向け対策

グループワーク 進め方_アイキャッチ

グループワークは、次の7つのステップで進めるのが一般的です。

  1. 役割分担を行う
  2. 目的・議論の方向性を確認する
  3. 時間配分を決める
  4. 意見を出し合う
  5. 整理する
  6. 発表の準備をする
  7. 発表する

※プレゼン型のグループワークの一例です

初めてグループワークに参加する際は、不安があるかもしれませんが、事前に流れを把握しておくことで安心して臨みやすくなるでしょう。

この記事では、グループワークの進め方の流れや、役割別の進め方などを詳しく解説します。

この記事でわかること

  • グループワークは事前に流れを押さえておくことが大切→進め方の詳細はこちら
  • グループワークには5つの役割分担がある→役割別のポイントはこちら
  • グループワークには事前準備や練習できることもある→詳しくはこちら

グループワークとは複数人で議論や共同作業をする取り組み

グループワークとは、複数人で1つの課題に取り組み、話し合いや協力を通じて、企画書やプレゼン資料、模型などの成果物を作成して発表するワークのことです。

多様な視点を取り入れることで、個人では生まれにくいアイデアを出したり、課題への向き合い方を深めたりすることを目的としています。

就活では、インターンの選考や本選考の序盤で実施されることがあり、個人面接では伝わりにくい協調性や思考プロセスを知ることを目的としています。

グループワークでは、話し合いの進め方や周囲との関わり方を意識して進めることが大切です。自分の意見だけを一方的に述べるのではなく、ほかの参加者の考え方も踏まえながら、チームとしてよい方向にまとめていく姿勢が必要になります。

ディスカッションとディベートとの違い

グループワークと混同されやすいものに「グループディスカッション」や「ディベート」があります。

ディスカッションは、複数人で意見を出し合い、共通の結論を探し出す議論で、グループワークの1つとして扱われます。

一方ディベートは、賛成・反対などの立場を分け、対立する意見をもとに論理的に主張を展開する形式で、勝敗が明確になる点が特徴です。

グループワークの種類

就活で実施されるグループワークにはいくつか代表的な形式があります。事前に種類を理解しておくと、当日の流れをイメージしやすくなるでしょう。

プレゼン型

プレゼン型は、与えられたテーマに合わせてグループで意見を出し、結論をまとめて発表する形式です。話し合いから発表までの流れが明確なため、最初にゴールを共有し、そこから逆算して議論を進めます。

作業型

作業型は、議論するだけでなく、チラシや企画書、模型などの「成果物」を実際に作成する形式です。限られた時間のなかで作業するため、チームで役割を分担し、効率的に取り組むことが重要になります。

アクティビティ型

アクティビティ型は、ブロック玩具やペーパータワー作成、脱出ゲームなど、簡単なゲームや体験型課題を通じて行う形式です。答えを出すことよりも「制限時間内にチームでどう協力するか」「課題解決の過程でどんな工夫をしたか」などが重視されます。

グループディスカッション アイキャッチ
グループディスカッション徹底対策!役割のコツ・スムーズな進め方を知って自信をつけよう

グループディスカッションが苦手な場合でも、積極的に参加できるコツや、トラブル例と対処法を把握しておくことで、本番で緊張しづらくなります。一人または複数人で練習を繰り返し、グループディスカッションをスムーズに進めましょう。

グループワークの進め方の流れとポイント

ここでは、プレゼン型のグループワークを例に、進め方の流れとポイントを紹介します。

  1. 役割分担を行う
  2. 目的・議論の方向性を確認する
  3. 時間配分を決める
  4. 意見を出し合う
  5. 整理する
  6. 発表の準備をする
  7. 発表する

1. 役割分担を行う

まずは、グループ内で役割分担を決めましょう。話し合いを始める前に役割分担を行うと、進行しやすくなります。

役割は「全員が話しやすい状態を作ること」を目的として決めます。おもな役割は次のとおりです。

司会進行
(リーダー)
話し合い全体の流れを管理し、
議論が偏ったり止まったりした際に
方向性を整える役割
タイムキーパー残り時間を把握し、次の工程に
進むタイミングを共有する役割
書記出た意見をメモし、内容を整理して
全員が把握しやすくする役割
発表者グループでまとめた結論を
簡潔に伝える役割
その他
(メンバー)
意見出しや補足、質問などを通じて
議論を進める役割

2. 目的・議論の方向性を確認する

次に、そのグループワークで何が求められているのかを確認します。

テーマや条件を共有しないまま進めると、途中で話がずれる原因になります。「最終的に何を出すのか」「制限条件は何か」を簡単に言葉にして確認するだけでも、議論の軸がそろいやすくなるでしょう。

事前に5W2Hで目的や条件を整理しておくこともおすすめです。

5W2Hとは

「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が/誰と)」「What(何を)」「Why(なぜ)」の5つに「How(どんな方法で)」「How much(どれくらい)」を加えた計7つの要素で構成されるフレームワーク

3. 時間配分を決める

制限時間がある場合は、話し合い・整理・発表準備にどれくらい時間を使うかを決めておきます。時間配分が曖昧だと、話し合いに時間を使いすぎてしまうことがあるためです。

細かく決める必要はありませんが「残り何分で次に進むか」を共有しておくことで、全体のペースが整いやすくなるでしょう。

進め方のポイント

  • 話し合いに使える時間を最初に把握する
  • 途中で時間を確認しながら調整する
  • 発表準備の時間を必ず確保する

4. 意見を出し合う

準備が整ったら、テーマについて意見を出し合います。この段階では結論を急がず、できるだけ多くの考えを出すことがポイントです。

発言は、完璧な意見である必要はありません。ほかの人の意見に質問や補足をするだけでも、議論に参加している姿勢が伝わります。

進め方のポイント

  • ほかの人の意見と異なる場合でも、否定から入らず、まず受け止める
  • 時間を意識しながら進める
  • 話題が偏ったら一度整理を提案する

5. 整理する

意見がある程度出たら、内容を整理して方向性をまとめます。似ている意見をまとめたり、優先順位をつけたりしながら、結論に近づけましょう

話が複雑になった場合は「今出ている意見はこの3つ」と言語化するだけでも、グループ内での認識がそろいやすくなります。

進め方のポイント

  • よいアイデアをピックアップする
  • 全員が納得できる形を意識する

6. 発表の準備をする

結論が決まったら、発表内容を簡潔にまとめます。伝えたいポイントを絞り「何をどの順番で話すか」を決めておきましょう。PREP法を取り入れると、話の内容が伝わりやすくなります

PREP法とは

「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の順に伝えるフレームワーク

発表時間は限られているため、細かい説明よりも要点が伝わる構成を意識して進めるのがポイントです。

プレゼン資料を作成する場合は「議論に参加していない人でも理解できるか」を確認しながら作成することを意識してみましょう。

進め方のポイント

  • 結論→理由→補足の順で整理する
  • 話す内容を簡単に共有しておく

7. 発表する

最後に、グループでまとめた内容を発表します。事前に整理したとおり、結論から伝えることを意識してみましょう。

発表者が発表している間は、ほかのメンバーも気を抜かず、聞く姿勢を保つことが大切です。

進め方のポイント

  • 結論ファーストで伝える
  • グループ全体で取り組んだ姿勢を大切にする

グループワークの進め方のコツ【役割別】

グループワークでは、それぞれの立場で話し合いを前に進める意識を持つことが大切です。役割別に意識したいポイントをまとめました。

司会進行の場合

司会進行は、ただ議論を進めるだけでなく、発言していないメンバーにも発言を促し、全員の意見を引き出して整理する役割も担います。意見が出そろってきた段階では、グループとしての方向性をまとめ、結論を導くサポートを行うことも重要です。

タイムキーパーの場合

タイムキーパーは、時間を管理するだけではなく、話し合いの切り替えを促す役割も担います。

ただ時間を見るのではなく、適切なタイミングで共有することが大切です。「残り〇分ですので、そろそろ意見を整理しましょう」と伝えるだけでも、グループの意識がそろいやすくなるでしょう。

書記の場合

書記は、意見をメモするだけではなく、話し合いを整理する役割も担います。議論のなかで決まったことと、まだ検討が必要な点を分けて記録しておくと、グループ全体の認識をそろえやすくなります。

また、議論が複雑になったときは、メモした内容をもとに「今の意見はこの3つです」などと整理を提案すると、話し合いが前に進みやすくなるでしょう。

メンバーの場合

メンバーは、積極的に意見を出すだけではなく、ほかの人の発言を聞きながら、話し合い全体をスムーズに進める役割があります。

意見が思いつかない場面でも、質問や補足をするだけで議論に参加できます。また、話題が偏っていると感じたら「一度整理してみませんか」と提案することも、グループワークを進めるうえで効果的です。

人事

全員が参加する姿勢を持つことで、話し合いの質を高めやすくなります。

苦手な人向け!グループワークの選考に向けて準備できること

グループワークは、その場の対応力が重要になりますが、まったく準備できないわけではありません。事前に要点を押さえておけば、当日の不安を減らし、落ち着いて参加しやすくなります。

具体的なポイントは次の4つです。

グループワークの流れを事前に把握しておく

初めてグループワークに参加する場合、次に何が起こるのかわからないこと自体が不安になるかもしれません。だからこそ、事前に流れを把握しておくことが大切です。

役割分担から議論、発表までの一般的な流れや全体像を把握しておくと、状況を客観的に見やすくなります。「今は意見を出す段階なのか」「まとめに入る段階なのか」といった判断できれば、落ち着いて取り組みやすくなるでしょう。

よくあるテーマや形式に触れておく

グループワークで出されるテーマにはある程度の傾向があります。新しい企画を考えたり、課題の解決策を話し合ったりといった代表的な形式に事前に触れておくことで、考え方の方向性をつかみやすくなります。

具体的な答えを用意する必要はありませんが「このタイプのテーマでは、こういう視点がありそうだ」とイメージできるだけでも、本番での思考の負担は軽くなるはずです。テーマの型を知っておくことが、落ち着いて考えるための土台になるでしょう。

意見を持つ練習をする

「意見を出すのが苦手」「何も思いつかないタイプだ」という場合は、本番前に「意見をつくる練習」をしておくことが効果的です。日常のなかで考える癖をつけるだけでも十分な対策になるでしょう

例えば、ニュースや身近なできごとに対して「なぜそうなったのか」「ほかの選択肢はなかったか」と考えてみるだけでも、意見を組み立てる練習になります。正解を出そうとするのではなく、自分なりの視点を持つことがポイントです。

また、1つのテーマに対して、賛成と反対の両方を考えてみるのもおすすめです。どちらかの立場に立ち、理由や根拠を整理してみましょう。

人事

事前に「考えを言葉にする練習」をしておくことで、本番でも落ち着いて参加しやすくなります。

グループディスカッション 練習_アイキャッチ
グループディスカッションを成功させる練習方法!一人でもできる対策も紹介

グループディスカッションの練習方法には、複数人で行うもの以外にも、一人でできるもの、隙間時間を活用して行うものなどがあります。実際には、メンバーやテーマ例は当日までわからないため、あらゆるシーンを想定して練習を行うことで、よい議論を行えるでしょう。

完璧を目指さない意識を持つ

グループワークでは、すべてを完璧にこなそうとすると、かえって動きにくくなることがあります。多少言葉に詰まったり、考え直したりする場面があっても問題ありません。

大切なのは、その場の状況に合わせて考え、周囲と協力しようとする姿勢です。この意識を持って臨むことで、グループワーク全体を前向きに進めやすくなるでしょう。

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初めてのグループディスカッションを攻略!不安を取り除く事前準備やGD中の心得を解説

初めのグループディスカッションに参加する際は、事前に流れを理解し、準備・対策をしっかりと行うことが重要です。この記事では、グループディスカッションの流れや企業が注目しているポイント、意識すべき心構えなどを詳しく解説します。

よくある質問

グループワークで大切なことは何ですか?

グループワークでは、周囲と協力して話し合いを進める姿勢が大切です。自分の意見を押し通すのではなく、ほかの人の意見を聞き、整理しながらチームとして結論に近づけることを意識しながら進めていきます。

グループワークの役割は何がありますか?

グループワークでは、司会進行、タイムキーパー、書記、発表者、メンバーといった役割があります。

役割別の特徴や進め方は「グループワークの進め方のコツ【役割別】」で解説しています。

グループワークの進め方の流れを教えてください。

グループワークの一般的な流れは次のとおりです。

  1. 役割分担を行う
  2. 目的・議論の方向性を確認する
  3. 時間配分を決める
  4. 意見を出し合う
  5. 整理する
  6. 発表の準備をする
  7. 発表する

まずは役割分担を行い、目的やゴールを確認したうえで時間配分を決めます。その後、意見を出し合い、内容を整理して結論をまとめ、発表準備をして発表する流れが一般的です。

グループワークが苦手な人は何を準備すればいいですか?

グループワークが苦手な人は、事前に基本的な流れやよくあるテーマに触れておくことがおすすめです。また、日常のなかで「なぜそう思うのか」「別の考え方はないか」と考える癖をつけておくと、意見を持ちやすくなります。

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