業界・企業研究

企業研究のやり方とは?ノート・シートの作り方や就活への活かし方

企業研究 やり方 アイキャッチ

企業研究は就活の序盤で行うほか、本選考の前や内定を複数獲得したときなど、終盤まで度々行う機会があります。特に就活序盤では、インターンに参加する企業、エントリーしたい企業を見つけるために行う方もいるでしょう。

初めて企業研究を行う際、何から手をつけていいのか、どう調べればいいのかわからない方もいるかもしれません。企業研究を効率よく行うやり方、就活への活かし方を把握してから取り掛かってみましょう。

この記事でわかること

  • 企業研究では企業の概要のほか、選考フローなどもチェックする→情報収集する項目はこちら
  • 企業研究はノートを作成して書き込むことで、情報整理がしやすい→企業研究ノートの作り方はこちら
  • 情報を収集する方法は、企業の公式コンテンツ以外にも幅広く存在する→情報収集先はこちら

監修者からのコメント

監修者
遠藤 美穂子さん

就活でやっておきたいことのひとつに「企業研究」があります。応募する企業について調べて理解を深める過程を通じて、入社意欲が高まり、エントリーシートや面接で志望動機をしっかり伝えられるようになります。
企業研究とは何をどれだけやればよいのか、一緒に見ていきましょう。

企業研究とは:志望企業の詳細な情報を収集・分析するプロセス

企業研究とは、志望企業に関する詳細な情報を収集し、分析するプロセスです。具体的には、次のような項目を調査します。

企業研究で調べる項目の例

  • 企業の基本情報
  • 社風
  • 経営理念
  • 業績
  • 業界内でのポジション
  • ビジネスモデル
  • 働く人の声 など

企業研究は企業の表面的な情報を集めるだけではなく、自分の価値観やキャリア目標と、企業風土がどれだけ一致しているかを確認するためのプロセスでもあります。企業研究を通じて企業について深く理解することで、自分に合う企業がわかり、満足度の高いキャリアを築く基盤を作れるでしょう。

人事

企業研究で調べる項目は「企業研究で調べること・項目」で詳しく解説しています。

企業研究と業界研究の違い

企業研究に似た言葉に「業界研究」がありますが、意味が異なります。業界研究とは、希望する業界全体の情報を調べることです。

業界ごとにビジネスモデルや職場の雰囲気が異なるため、希望する業界を具体的に理解することで企業選びがしやすくなります。業界研究は企業研究の基盤にもなるため、企業研究よりも先に行うか、同時進行で行うことがおすすめです。

人事

業界研究のやり方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

業界研究_アイキャッチ
業界研究のやり方|今すぐ始められるポイントや効率的な情報収集方法を紹介

業界研究とは、業界の種類や特徴を調べて理解することです。この記事では、業界研究のやり方や調べる内容、情報を得る方法などを詳しく解説しています。志望業界が決まっていない学生向けのポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ重要?企業研究を行う目的

企業研究を行う目的には、次の3つがあります。

企業と自分の相性を確認するため

キャリアパスや成長機会が、自分のキャリアプランと合っているかを確認することは、企業選びにおいて重要なポイントです。

「企業のビジョンが自分の価値観と一致しているか」「自分がその環境で快適に働けるか」といった視点で企業研究を行えば、その企業で長期的に働き続けられるかを予想しやすくなります

本選考・インターンでエントリーする企業を決めるため

企業研究の目的のひとつに、エントリーする企業を見つけることにあります。

就活序盤では、社会人となって働くイメージができておらず「どの企業もあまり興味がない」と感じることもあるかもしれません。企業研究を行うことで、「この企業は自分に合いそう」「興味が出てきた」と応募のきっかけを見つけられる可能性もあります。

本選考やインターンでエントリーする企業を見つけるためにも、企業研究をしてみましょう。

面接やESで効果的なアピールをするため

企業研究を通じて企業の事業内容やビジョンを深く理解することで、「自分がなぜその企業で働きたいのか」といった明確な志望動機が見えてきます。ES(エントリーシート)や面接での質問に対しても、企業に対する理解をもとにした具体的かつ説得力のある回答ができるでしょう。

また、企業がどんな戦略を持ち、どの市場で競争しているのかを知ることで、入社後に自分がどう活躍できるかをイメージしやすくなります。企業が直面している課題や、業界内での機会を理解し、それに対する自分のアイデアや解決策を提示すれば、効果的なアピールができるでしょう。

監修

企業研究は、シートを埋めることが目的ではありません。「自分は企業のどのような点に魅力を感じるか」「将来そこでどのように活躍・貢献したいか」を意識して進めてみてください。企業を知ることを楽しみながら行うのがコツです。

企業研究はいつ行う?

企業研究を行う時期の目安は、卒業前年度の夏から冬頃です。4年制大学でいうと、大学3年生の夏頃からのスタートが目安です。

インターンに参加したい方の場合、参加する企業を見つけエントリーする必要があるため、余裕をもって行うようにしましょう。

ただし、「いつまでに行わなければならない」という期限はありません。学業と並行しつつ無理のないタイミングで企業研究を始めてみてください。

何をするかわからない人も!企業研究のやり方5ステップ

企業研究のやり方5ステップ
人事

各ステップで調べる項目は、「企業研究で調べること・項目」で詳しく解説しています。

STEP1. 研究する企業を決める

まずは研究する企業を決めましょう。

すでに「エントリーしたい」「興味がある」という企業があるなら、リサーチを進めます。

まだ決まっていない方の場合は、業界研究をして自分にマッチしそうな業界から調べてみましょう。企業研究の段階から企業を絞りすぎると、エントリーする企業も少なくなる可能性があります。「少しだけ興味がある」といった企業も含め、幅広くリサーチしてみるのがおすすめです。

STEP2. 企業研究ノートまたはシートを用意する

研究する企業が決まったら、次は実際に企業研究を進めていきましょう。企業研究をするにあたり、項目やフォーマットがあらかじめ書かれた、企業研究ノート、またはシートを用意することで、企業研究の結果をまとめやすくなります

本記事でも、ノートの書き方例、シートの配布を行っているのでぜひ活用してみてください。

  • 持っているノートを使って研究をしたい方はこちら
  • パソコンでも使用できる企業研究シートのフォーマットはこちら

STEP3. 企業研究ノート・シートに記入する

ノートまたはシートを準備したら、情報を収集して記入していきましょう。

情報を収集する方法はさまざまですが、会社概要などの基本的な情報は、その企業の公式Webサイトを確認するのが便利です。経営理念や業績なども幅広く掲載されています。

福利厚生や選考フローなどの情報は、企業の公式Webサイト内にある「新卒採用ページ」や、就活情報サイトで調べることができます。

情報収集で活用できるコンテンツは「企業情報はどこからキャッチする?おすすめの情報収集先」で紹介しています。

STEP4. よりリアルな情報を深掘りする

可能であれば、スマートフォンやパソコンを利用した情報収集のほかにも、実際に働いている人に会う、来社するなど、リアルな場所での情報収集をするのもおすすめです。

例えば、会社説明会や合同説明会、インターン、OB・OG訪問で働いている人に話を聞くことで、インターネット上の企業研究ではわからない、企業の環境や雰囲気などを把握しやすくなります

イベントでは、社員に質問できる時間が設けられることもあります。気になることは積極的に質問してみましょう。

STEP5. 就活の軸や志望動機など就活に活かす

企業に関するさまざまな情報を収集したら、就活の軸を見つけるヒントにしたり、志望動機の独自性を高める材料にしたりと、就活に活かしていきましょう。

企業研究は「研究するだけ」ではなく、収集した情報を活用することで、企業研究の成果を感じやすくなります

企業研究で調べること・項目

さっそく企業研究に取りかかりたいのですが、何から調べていけばいいのかわかりません……。

学生
人事

企業研究は次のカテゴリで、上から順にリサーチしていきましょう!企業全体の情報から調べることで、詳細な情報も把握しやすくなります。

大カテゴリ小カテゴリ
基本情報・本社の場所
・従業員数
・平均年齢
・企業理念
・業績
・社風
事業内容・事業内容
・業界での立ち位置
・同業他社との違い
・事業の強み
・事業の弱み
・今後の課題
・将来性
待遇・制度・初任給
・平均年収
・勤務時間
・残業時間
・福利厚生
・休日・休暇制度
選考・求める人物像
・選考フロー
・選考スケジュール
・説明会での印象
メモ・企業に対する印象
人事

これらの項目をテンプレートにした企業研究シートは「企業研究シートの作り方【テンプレート付き】」で紹介しています。スプレッドシートのテンプレートを配布しているため、パソコンやタブレット上ですぐに記入できます。

基本情報(会社概要など)

基本情報の例

  • 本社の場所
  • 従業員数
  • 平均年齢
  • 企業理念
  • 業績
  • 社風

基本情報は、企業公式Webサイトの「会社概要」などのページに記載されています。

業績は、企業の公式Webサイト内にある「IR情報」などからでも確認できます。従業員の平均年齢や社風は、マイナビやリクナビといった「就活情報サイト」などでもリサーチできるでしょう。

企業理念は、「なぜ自分がこの企業で働きたいか」を考える大切な要素です。基本的な情報からも志望動機につながるものが見つけられるため、ただ情報を記入していくだけではなく、共感するものなどがあるか確認してみましょう。

事業内容(同業他社との違い・強み・弱みなど)

事業内容の例

  • 事業内容
  • 業界での立ち位置
  • 同業他社との違い
  • 事業の強み
  • 事業の弱み
  • 今後の課題
  • 将来性

これらは企業の公式Webサイトに掲載されていない内容もあります。そのため、業界レポートやアナリストレポート、ニュースメディアや業界専門誌、就職四季報など、第三者のメディアなどをチェックしてみましょう。

業界での立ち位置や同業他社との違いを深掘りすることで、「なぜ同業他社ではなく、この企業に興味を抱いたのか」を言語化することにもつながります。「この企業がいい理由」は、選考の面接でも質問される可能性があるため、企業ごとにしっかりと言語化しておきたいポイントです。「A社のほうが魅力的」「〇〇の面でA社のほうが成長が見込まれる」といったことも見えてくるかもしれません。

待遇・制度(福利厚生など)

待遇・制度の例

  • 初任給
  • 平均年収
  • 勤務時間
  • 残業時間
  • 福利厚生
  • 休日・休暇制度

待遇や制度は、企業の公式Webサイトにある「新卒採用ページ」や、就活情報サイトなどでチェックできます。

ほかの手段としては「企業の口コミサイト」でも把握できるでしょう。企業の口コミサイトは匿名であり投稿者の主観も入るため、参考程度に確認してみてください。

選考に関すること(求める人物像など)

選考に関することの例

  • 求める人物像
  • 選考フロー
  • 選考スケジュール
  • 説明会での印象

選考に関することは、企業の公式Webサイトの新卒採用ページや就活情報サイトなどで確認できる場合があります。

選考スケジュールは企業研究ノートやシートにメモすることに加え、志望度が高い企業の情報は、スマートフォンやスケジュール帳などにメモしておいて、エントリーのタイミングを逃さないようにすることも大切です。

合同説明会や会社説明会に参加した際、参加時の印象もここにメモしておくと、あとから振り返ったときに思い出しやすくなるでしょう。

メモ(企業に対する印象など)

メモに書く内容は自由です。

「どんなところが自分にマッチしそうだったか」「自分にはマッチしないと思った理由」など、素直な印象を書いてみましょう。

企業研究ノートの作り方【画像あり】

企業研究ノートを作成する場合、企業ごとにノートを分けるのではなく、すべての企業を1冊のノートにまとめると使いやすくおすすめです。そのうえで、企業ごとにページを割り当てて、各項目を簡潔に記入します。

✔︎ 企業研究ノートの例

企業研究ノートの例

ノート作成のコツ

  • 調べる企業はすべて1冊のノートにまとめる
  • 1企業につき、ノート見開き1ページを使う
  • 比較しやすいようにまとめる項目を統一させる
  • 追加情報を書き込めるよう余白を残す
  • 手書きかパソコンかは自分が作業しやすいほうを選ぶ

記入する情報が多すぎると、後で見返したり比較したりするのが難しくなるかもしれません。最初に記入する情報の項目を決めてフォーマットを作成し、枠内に収まるように要点を絞って書き進めることがポイントです。

人事

最初からびっしりと埋める必要はありません。ある程度余白を残して、新たに収集した情報を追記できるようにしておくのがおすすめです。

企業研究シートの作り方【テンプレート付き】

企業研究シートのサンプル
企業研究シートのサンプル

シートの場合は企業ごとに記入欄を設け、カテゴリ別に内容を見やすく整理してみましょう。ExcelやGoogle スプレッドシートを使用する場合は、横軸に企業名、縦軸に調査項目を記入し表形式にすると比較しやすくなります。

✔企業研究シートの例

企業研究シートの例
人事

企業研究シートのサンプル・テンプレートはこちらからダウンロードできます。ぜひ活用してみてください。

企業研究シートをダウンロード

※Google スプレッドシートが開きます。

企業研究はどこまで深くやるべき?

いざ企業研究を進めてみると、どこまで情報を調べたらいいのかわからなくなりそうです。調べることが多いので、終わりもなかなか見えません……。

学生

気になる企業については、「誰に(ターゲット顧客)」「どんなもの(製品・サービス)を」「どう提供しているか(提供方法やビジネスモデル)」を理解するまでは、しっかりと調査しておくことがおすすめです。

どこまで深く調べるかは、自分の目標や志望度の高さ、志望企業の数などにより異なります。例えば、第一志望の企業なら、企業研究を徹底的に行う必要があります。企業の経営理念、事業内容、財務状況、業界内でのポジション、企業文化、社風など、あらゆる側面から調べておき、面接で具体的かつ深い質問や意見を述べられるように準備しておくことがおすすめです。

人事

可能であれば、インターンや説明会、OB・OG訪問にも参加し、情報を直接収集してみましょう!

企業研究は一度行って終わりではなく、継続的に行いたいプロセスです。例えば、インターンシップに参加した後や初めての選考を受けた後に再度企業研究を行うことで、その企業の文化や強み、弱みをさらに深く理解できるでしょう。

企業情報はどこからキャッチする?おすすめの情報収集先

企業の情報をリサーチする手段には、次のようなものがあります。

企業研究 やり方 おすすめの情報収集先

企業の公式Webサイト

企業の公式Webサイトには、基本情報や注力している事業、福利厚生など、知っておきたい基本的な情報が掲載されているため、目を通しておきましょう。公式のため、情報の信頼性が高いところもポイントです。

企業によっては、新卒採用ページを設けており、エントリーできるほか、就活をする学生向けの情報も掲載しています。

特に、「ニュースリリース」「IR情報(投資家向け情報)」のページを確認することで、企業の最新動向や戦略を把握できます。

■コンテンツ別の掲載情報の例

新卒採用ページ・職種紹介
・部署紹介
・社員インタビュー
・福利厚生
・研修制度
・求める人物像
・選考フロー
ニュースリリース・新製品、新サービスの発表
・業務提携
・イベント・活動報告
・受賞歴
IR情報・決算情報
・経営計画
・売上構成

企業のSNSアカウント・動画サイト

SNSでは、企業が発信するリアルタイムの情報やイベント、キャンペーン、社内文化の紹介などの情報が得られます。「X」「Instagram」「LinkedIn」「note」「YouTube」などで企業の公式アカウントがあれば、フォローして日々の投稿をチェックしてみましょう。

特に、採用担当者や経営陣のアカウントをフォローすることで、企業の内側からの視点が得られることもあるのでおすすめです。

動画では実際の社員や社内の様子が映ることもあり、テキストだけではわからない情報が得られることもあります。

就活情報サイト

就活情報サイトは、リクナビやマイナビなどの就活に関する情報を発信する媒体です。

幅広い企業の情報が掲載されているほか、インターンや本選考へのエントリー、合同説明会へのエントリーも可能です。エントリーの窓口になっているコンテンツでもあるため、待遇や制度も掲載されています。サイトによっては学生向けの就活コラムなども閲覧できます。

利用には会員登録が必要な場合がありますが、就活の序盤から終盤まで活用できるため、登録しておくのがおすすめです。

口コミサイト

企業の情報を専門とした口コミサイトでは、その企業で働いている人、過去に働いていた人の声が確認できます。評価項目としては、企業の成長性・将来性、社風、働く環境や働きやすさ、強み・弱みなどです。

よりリアルな意見を把握できるコンテンツですが、投稿者の主観も入るため、参考程度に確認するのがおすすめです。

新聞・ニュース

新聞やニュースを通じて、業界や企業の最新情報を得られます。新聞を読む機会が少ない人は、スマートフォンやPCで閲覧できるニュースサイトや新聞の電子版を利用することもおすすめです。

人事

例えば、日本経済新聞やNHKのニュースサイトなどがあります。

新聞やニュースでは、公式Webサイトでは得られない最新トレンドや業界全体、主要企業の動きを把握できます。企業インタビューや特集記事を通じて、企業の強みや市場でのポジションを理解できるでしょう。

また、社会情勢や業界の動向については、面接で質問されることもあります。幅広くニュースをチェックし、一般常識として時事情報を把握しておきましょう。

書籍・雑誌

幅広く企業情報を集めたいときには、書籍やビジネス雑誌が適しています。

企業研究には、東洋経済新報社の「就職四季報」がおすすめです。大手企業の客観的な情報が網羅されており、離職率や残業時間など、調べにくい情報も掲載されています。定期的に発行されるため、最新の情報を入手しやすいのも特徴です。

また、業界情報をまとめた「業界地図」や、株主向けの「会社四季報」なども企業研究に役立ちます。書籍や雑誌にはさまざまな企業が紹介されているため、これまで注目していなかった優秀な企業を発見できる可能性もあります。

会社説明会・合同説明会

会社説明会とは、企業が自社を知ってもらうために開催するもので、事業内容や業務内容に加えて、ネット上では得られない情報を得られる貴重な機会です。

合同説明会とは、複数の企業や業界の説明を同日に受けられるイベントで、複数の企業情報を一度に収集したい場合や、同じ業界内で企業を比較したい場合に適しています。

会社説明会や合同説明会では、企業の雰囲気を感じたり、社員から直接話を聞けたりなど、よりリアルな情報を得られます。企業担当者と直接話せる機会は限られるので、機会があれば参加することをおすすめします。

会社説明会_アイキャッチ
会社説明会とは?当日の流れや基本マナー、質問のポイントを解説

会社説明会とは、企業が自社を知ってもらうために開催する説明会のことです。会社説明会は、Webサイトなどでは理解できない、独自の情報や先輩社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。気になる業界、企業の会社説明会に参加して、より多くの情報を集めていきましょう。

合同説明会 アイキャッチ
合同説明会の探し方と参加するメリット|服装と持ち物・有意義な参加方法を紹介

合同説明会には、就活のモチベーションを高める、知らない業界・企業に対する理解を深められるなどさまざまなメリットがあります。一度に幅広い企業について知れるチャンスであるため、都合が合う方は積極的に参加してみましょう。

インターン

インターンとは、企業の実務を実際に体験し、自らの実力を確かめられる場です。実際の業務を通じて職場の雰囲気を肌で感じ、現場での働き方を直接経験できます。

インターンシップでは、インターネットや書籍では得られない「具体的な業務内容」や「職場の雰囲気」、「社内の風通し」などを把握できるため、志望度の高い企業には積極的に参加してみましょう。

インターンシップのアイキャッチ
インターンシップの意味とは?プログラムの探し方や参加する目的・メリットを解説

インターンシップとは職業体験を通じて、実力を確かめる・発揮する場所です。今あるスキルを確かめながら伸ばせる機会になるため、時間を確保できる方は積極的に参加しましょう。選考が実施されるインターンシップでは、ESの作成や面接の練習も必要です。

OB・OG訪問

将来のキャリアを具体的にイメージしたい場合は、OB・OG訪問がおすすめです。OB・OG訪問とは、学校のキャリア支援センターやSNSを通じてコンタクトをとり、実際にその企業で働いている先輩や卒業生から直接話を聞く方法です。

OB・OG訪問では、企業の詳しい仕事内容や働き方、職場の雰囲気など、通常では確認しづらい情報を得られます。1対1や少人数で話を聞けるため、説明会やインターンよりも、よりフランクに話を聞けるでしょう。

就活情報収集_アイキャッチ
就活の情報収集のやり方とは?SNSの活用方法や収集のコツも解説

就活で欠かせないことのひとつに、情報収集があります。エントリーする企業を見つける以外にも、志望動機などのアピールを文章にするといった、さまざまな目的があるでしょう。効率的に情報収集をするためのコツを把握したうえで作業を行うのがおすすめです。

ob訪問_アイキャッチ
OB・OG訪問とは?目的やメリット、事前準備・対策を解説【質問リスト付】

OB・OG訪問とは、企業で働く先輩や卒業生(OB・OG)を訪問し、企業や仕事に関する話を聞く機会のことです。この記事では、OB・OG訪問のメリットや訪問先の探し方、マナーや注意点、訪問時に役立つ質問リストなどを紹介します。

企業研究の成果を就活で活用するポイント

企業研究は、ノートやシートに情報をまとめるだけでなく、調べた情報を就活で活かすことが重要です。企業研究の成果を就活で活用するために、次のポイントを押さえておきましょう。

就活の軸を決める

就活の軸とは、企業選びや業界選びで重視する「自分なりの価値観や譲れない条件」です。就活の軸を明確にしたうえで就活を進めれば、自分とマッチ度の高い企業を選びやすくなります。

例えば、「どんな仕事に挑戦したいか」「どういう環境で働きたいか」「どんな人たちと働きたいか」などが就活の軸です。企業研究を進めていくうちに、「こんな企業で働いてみたい」「こんな企業なら自分も活躍/成長できそう」といった就活の軸をイメージしやすくなるでしょう。

就活の軸 アイキャッチ
就活の軸の決め方|見つからないときの考え方や業界別・職種別の例を紹介

就活の軸とは、企業や業界を選ぶうえで譲れない条件を指します。就活の軸を決めることで、自分なりの思いを中心に企業を選び、選考に臨むことができます。今はまだ決められていない方も、自己分析や他己分析などをすることで見つけられるでしょう。

就活_企業選び_アイキャッチ
就活での企業選びはどうする?基準となる10項目と面接での答え方を解説

就活を効率よく進めるためには企業選びの軸を決めることが重要です。この記事では、企業選びの軸の例や、軸が決まらない場合の対処法などを解説します。面接で企業選びの基準を質問された際の答え方も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

志望動機を明確化する

企業研究で得た情報をもとに、具体的で説得力のある志望動機を作成してみましょう。企業のミッションやビジョン、事業内容に共感した理由や、自分がその企業でどのように活躍できるかを示すことで、企業側に関心や適性をアピールできます。

志望動機の例

貴社のサステナビリティ推進事業に魅力を感じました。私は大学での環境保護プロジェクトの経験を活かし、貴社の取り組みをさらに推進するプロジェクトで活躍できると考えています。

具体的なデータやエピソードを交えることで、次の例文のように、企業に対する深い理解を示すことも効果的です。

志望動機の例

貴社が掲げる「DX戦略」に共感しました。この分野の成長性を考慮し、私が培ってきたシステム開発のスキルを貴社のDX推進に活かしていけると確信しています。

自己PRとリンクさせる

自己PRのなかで、企業研究を通じて把握した企業のニーズや課題と、自分の強みや経験を結びつけることもポイントです。これにより、自分が活躍・成長できることを強調できます。

自己PRの例

私の強みは、データを収集・整理し、施策の改善につなげるデータ分析力です。大学のゼミでは購買行動に関するアンケートデータを分析し、仮説検証を繰り返すなかで、数字から改善策を見出す力を磨いてきました。企業研究を通じて、貴社がマーケティング戦略においてデータによる意思決定を重視していることを知り、この強みを活かせる環境だと感じています。

質問リストを準備する

企業研究で得た情報をもとに、面接での逆質問や、企業説明会、OB・OG訪問などでの質問リストを準備しておきましょう。例えば、企業の今後の展望や特定のプロジェクトに関する質問などを用意することで、企業側に自分の関心や興味を示せます。

内定を複数獲得した際の決め手を考える

内定を複数獲得した際は、1社に決める必要があります。

「A社は◯◯が魅力だが、Bは✕✕が魅力」などと迷うときは、企業研究ノートやシートを見直したり、就活序盤の視点で企業研究を再度行ったりすることで、内定承諾の決め手を見つけられるでしょう。

複数内定 選び方_アイキャッチ
複数の内定先から自分に合う1社の選び方・判断基準を解説!内定の断り方も

複数の内定先から1社に絞るには、優先する項目を明確にする必要があります。判断基準や選び方を確認して、自分に合う企業を選択しましょう。内定を決めた企業以外はへの断り方もあわせて確認しておきましょう。

企業研究を行うときの注意点

企業研究を行う際は、次のポイントに注意しましょう。

企業研究の情報収集だけを目的・ゴールにしない

企業研究は深掘りするほど時間、労力がかかるでしょう。そのため、企業研究が終わると満足感がありますが、あくまで企業研究は就活に必要なことのひとつであり、ゴールではありません。

企業研究の結果は、自分の就活に活かしていくことが大切です。企業研究の結果を考慮しながら、「この企業のセミナーに参加しよう」「この企業は◯◯な人を求めているから、ESでアピールしよう」などと、次の行動に活かしていきましょう。

時間をかけすぎない

深掘りは情報収集するうえで重要ですが、時間をかけすぎないことにも気をつけましょう。

就活序盤の企業研究であれば、1社につき2時間前後を目安にリサーチしてみましょう。志望度が高い企業や本選考前は、さらに時間をかけてリサーチするといったように、志望度やフェーズに分けてかける時間を変えることも検討してみてください。

企業研究では、複数の企業を調べるのがおすすめ。複数の企業を調べることで、企業同士の比較ができます。

また、企業研究ノートやシートの見た目を整えることに時間をかけすぎないよう注意しましょう。多くの場合は誰かに見せるものではないため、自分が見ればわかることを優先し、情報収集などのほうに時間をかけるようにするのがおすすめです。

企業の悪い面も可視化する

志望度が高い、興味がある企業でも、ネガティブな面が見えてきたら情報としてメモをしておきましょう。

例えば「以前よりも成長率が高くない」「経営者が変わって方向性が変化した」などの情報が見えてきた場合、メモをしたうえで「今の状況なら企業はどう変化していくのか」「この環境で働くなら自分はどんなことで活躍できるか」なども考えることができます。

ポジティブ、ネガティブさまざまな側面を把握しておくことが、企業と自分のマッチ度を正確に知る手段になります。

信頼性が低い・古い情報は参考にしない

企業研究で情報収集するにあたり、情報の取捨選択を意識しておきましょう。

情報収集では、おもに企業が発信している情報元(公式Webサイト・SNSなど)を参考にします。第三者のSNSアカウントなどを参考にするのもよいですが、「情報元は何か」「いつの情報なのか」もあわせて確認しましょう。

よくある質問

企業研究のやり方がわかりません。何から始めればいいですか?

企業研究では、まず研究する企業を決めましょう。研究する企業を決めたあとの流れは、次のとおりです。

・研究する企業を決める
・企業研究ノートまたはシートを用意する
・企業研究ノート・シートに記入する
・よりリアルな情報を深掘りする
・就活の軸や志望動機など就活に活かす

5つの手順の詳細は「企業研究のやり方5ステップ」で紹介しています。

なお、研究する企業が見つかっていないときは、自己分析や業界研究など、企業研究の前段階の情報収集も行いましょう。

企業研究はいつからやればいいですか?

企業研究を行う時期は、卒業前年度の夏から冬頃を目安にしてみましょう。例えば、4年制大学でいうと、大学3年生の夏頃です。

就活の序盤で、自己分析や業界研究のあと、または同時に進めてみましょう。

企業研究で調べることを教えてください。

「会社概要」などの基本的な情報のほか、業界での立ち位置や同業他社との違い、企業の強みや弱み、待遇などをリサーチします。

調べる項目の詳細は「企業研究で調べること・項目」で紹介しています。

企業研究ノート・シートとはどんなものですか?

企業研究ノート、シートとは、企業研究で収集した情報を整理、比較するためのツールです。

ノートやシートを使って情報収集を行うことにより、効率的かつわかりやすく企業研究が進められます。フォーマットを活用することで情報が整理され、後日見直したときに知りたい情報を把握しやすくなるでしょう。

企業研究ノートの作り方【画像あり】」「企業研究シートの作り方【テンプレート付き】」でノートやシートの作成方法を紹介しています。

企業研究は必ずしなければいけませんか?

企業研究は「必ずしなければならない」というものではありませんが、就活では重要度が高いことのひとつです。

重要度が高い理由には、次のようなものがあります。

・エントリーする企業を見つけるのに役立つ
・独自性がある志望動機などのアピールにつなげられる
・入社後のミスマッチを防ぐ

独自性のあるエピソード、アピールは選考において重要です。ほかの学生との差をつけられるポイントになり、選考突破のカギにもなるでしょう。また、入社後のミスマッチは、早期退職や伸び悩みにつながることがあるため、企業研究の段階で把握しておくことが大切です。

監修者情報

監修者

監修者:遠藤 美穂子さん

新卒で東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行、営業店・本部にて法人営業に携わるほか、新人研修講師、採用面接官も経験。
現在はキャリアコンサルタントとして大学での就活支援、キャリア系講義、社会人向けのビジネスマナーやキャリア開発研修などを行っている。

資格:国家資格キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

-業界・企業研究
-