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【長期・短期】インターンに参加するメリットは?就活で有利になるのか

インターン_メリット_アイキャッチ

インターンは、個人で行う企業研究や業界研究では知ることのできない具体的な仕事内容や職場の雰囲気を知ることができる機会です。

インターンに参加したほうがいいと思っていても、興味のある業界や企業が定まっていないと、どんな目的を持って参加したらいいか悩むかもしれません。特に1カ月以上の長期インターンの場合は、学業やアルバイトとの両立も大変になるので、せっかく参加するなら有意義なものにしたいですよね。

今回は、インターンに参加するメリット・デメリット、インターンをより有意義にする方法などを解説します。

この記事でわかること

  • インターンに参加すると、業界や企業への知識が深まり、自分の適正に合うかを判断しやすくなる
  • インターンは期間によって種類があり、それぞれ得られるメリットが異なる
  • インターンを有意義なものにするためには、目的を持って参加することが大切

インターンに参加するメリット

インターン メリット

インターンは、学生が一定期間企業を訪れて「職業体験」ができる機会です。インターンに参加して、実際に働く社員と接したり、仕事を体験したりすることで、職場の雰囲気を肌で感じることができます。

インターンに参加するメリットには、おもに以下があげられます。

人事

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

業界・企業の理解を深められる

インターンでは、業界研究や企業研究では調べきれない「具体的な業務」「職場の雰囲気」「社風」を具体的に把握できるメリットがあります。

インターネットや書籍で業界や企業をある程度理解できていても、リアルな情報まで把握することは難しいものです。インターンに参加することで、実際に社員が行う業務や取引先とのやりとり、業界での立ち位置など、より具体的な内容を知れる機会になるでしょう。

人事

気になることを社員に直接質問したり、実際に仕事を体験したりすることで、企業・業界に関する理解を深められます。

業界・企業の適性を判断できる

インターンにより業界・企業の詳細を知ることは「自分の適正に合うかどうか」を考える判断材料としても役立ちます。興味のある業界・企業が絞り切れていない場合は、ジャンルを限定せずにさまざまな企業のインターンに参加することで、自己分析が深まり、希望する職種や企業を絞りやすくなるでしょう。

1Day仕事体験や短期インターンは期間が短いので、複数の企業のインターンに参加しやすく、企業同士を比較することも可能です。

ビジネススキルや実務スキルを習得できる

長期インターンなど、実際に業務に関わるインターンの場合は、社員と同じような働きを求められることがあります。社員とともに仕事を実践することで、言葉遣いやビジネスマナー、メールの対応など、社会人に必要なスキルを学べます。基本的なビジネススキルを習得することは、新卒入社時にはもちろん、今後の就活にも役立つでしょう。

ただし、1Day仕事体験や短期インターンでは、企業の実務を経験するプログラムが少ない傾向があります。ビジネススキルを学びたい方や、実務を経験したい方は、長期インターンを検討してみましょう。

就活のモチベーションになる

書類選考や面接などの本格的な就活を控えていても、モチベーションがあがらないという学生は少なくありません。インターンに参加して、実際に働く社員や、一緒に参加する学生と関わることは、就活のモチベーションを高めるきっかけになります。

「この業界に行きたい」「この企業に入りたい」という気持ちが生まれれば、内定獲得を視野に入れて選考の対策をスタートしやすくなるでしょう。

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インターンに参加するデメリット

インターン メリット

さまざまなメリットがあるインターンですが、デメリットも存在します。インターンに参加する前には、デメリットも把握しておきましょう。

学業やアルバイトとの両立が必要

インターンは、基本的に企業側の就業時間に合わせて行われるため、参加日が平日になるが多いです。学業やアルバイトの日程と被ることもあるので、時期や状況によっては両立が大変になるかもしれません。

学業やアルバイトを優先したいのであれば、インターンに参加しない選択もあります。「自分が優先したいものは何か」を考えたうえで、参加するかどうかを決めていきましょう。

人事

なかには、土日開催のインターンも存在します。平日の参加が難しい場合は、土日に参加できるインターンを探してみるのもいいですね!

目的がないと有意義に過ごせない可能性がある

「周りが参加しているから」「学校で勧められたから」など、特に目的がない状態でインターンに参加すると、何も得られずに時間だけが過ぎてしまう可能性があります。インターン参加前には、学びたいことや、得たいスキルなど目的を明確にしておくことが大切です。

インターンに参加するメリットは多いですが「参加しないと就活で不利になる」ということはありません。目的がないのであれば無理に参加せず、明確な目的ができたときや、必要性を感じたときに参加を検討してみましょう。

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1Day仕事体験:半日〜1日

1Day仕事体験は、セミナー形式で業界や企業に関する説明を受ける形が多いです。なかには、グループディスカッションや業務の疑似体験を行うケースもあります。

1Day仕事体験のメリット

  • 1日限定なので気軽に参加できる
  • 選考がないことが多く、参加しやすい
  • 長期インターンに向けた練習にもなる

具体的な1Day仕事体験例

■人材サービス業界の業界研究(対面・オンライン開催)
給与:なし
業種:コンサルティング

業界研究・会社説明・グループワーク、質問会を開催。グループワークでは、クライアント企業にヒアリングし、問題点から解決策を検討し提案する一連の流れを体験。

人事

1Day仕事体験は、興味のある業界や企業が絞れていない方や、あまり時間が取れない方に向いています。

短期インターンシップ:2日〜1週間前後

短期インターンシップは、セミナーや職場見学を通して企業や業務内容の概要を知る形が多いです。1Day仕事体験と同じく、グループディスカッションや業務の疑似体験を行うケースもあります。

短期インターンシップのメリット

  • 短時間で企業のことをより深く学べる
  • 選考がある場合は、面接の練習になる
  • 長期インターンと比べて複数の企業に参加しやすい

具体的な短期インターン例

■金融業界のリースビジネスを体験(対面・オンライン開催)
期間:2日間
給与:なし
業種:金融・商社

総合実務体験・先輩社員へのインタビューを行う。
総合実務体験では、リース会社の総合職の仕事を一連の流れで体験。営業担当者が普段行っている審査業、提案型営業の疑似体験などを実施。

人事

短期インターンシップは、興味のある業界や企業が絞れている方、長期の参加が難しい方に向いています。

長期インターンシップ:1カ月以上

長期インターンシップでは、実務を社員と同じように実務を体験する形が多いです。グループワークを通して、企画の立案や課題解決をして参加者に発表することもあります。

企業によっては、期間や日程は相談で調整できるなど、学業やアルバイトとの両立がしやすいケースもあります。

長期インターンシップのメリット

  • 実際の現場で働けるので、働くイメージが湧く
  • 社員と一緒に責任のある業務に携われる
  • 社会人として必要な知識を得られる
  • 自分のスキルを実務で試せて、スキルアップを図れる
  • 時給による給与が発生するケースが多い

具体的な長期インターン例

■人事スタートアップ企業での長期インターン(リモート開催)
期間:1カ月
給与:あり
業種:コンサルティング

SNSを活用したビジネスマーケティングを実践しながら学ぶ。スタートから1カ月後に目標を達成できるように、スケジュールや計画を立てて実行する。

人事

長期インターンシップは、実際の業務に携わりたい方や、実務スキルを身につけたい方に向いています。

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インターンに参加すれば就職で有利になる?

インターン メリット

インターン参加が内定の条件であることは少なく、必ずしも就職に有利になるとはいえません。しかし、場合によっては、インターン参加者は早期選考に呼ばれるなど、内定に関わる場合もあります。

インターン参加は内定の条件とは言い切れない

企業側が人材確保のためにインターンを行っていることもありますが、インターンに参加していなくても、内定を獲得できる学生は多いです。

企業によっては、インターンを採用活動目的としていないケースもあります。「内定に有利になるから」という目的だけで参加すると、期待していた結果を得られないかもしれません。

早期選考に呼ばれるケースもある

企業のなかには、優秀な人材を確保するためにインターンを実施する場合も多いです。実施期間が長く、選考・面接がほぼ必須の「長期インターンシップ」は、就活の選考で有利になる可能性があります。

例えば、限定イベントや早期選考に招待されたり、ほかの学生よりも選考回数が短縮されたりするケースがあります。

インターンをより有意義に過ごすには

インターンは、何を学びたいか、何を得たいかなど、明確な目的を持って参加することで有意義なものになります。事前に業界・企業について調べてから参加することで、より一層企業に対する理解が深まるでしょう。インターンで学んだことや得たことは、今後エントリーシートや面接で志望動機を語るうえでも役立ちます。

インターンでは、受け身で参加するのではなく、気になったところや疑問点を積極的に質問する姿勢も大切です。インターンに参加する目的については以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

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参加目的は人によって異なりますが、「業界・企業への理解」のためにインターンシップへ参加している学生が多いです。ざっくりとした企業の理解を深めたいなら「1day仕事体験」、実務スキルを磨きたいなら「長期インターン」など、業種・業態・期間および目的によって種類は多岐にわたります。

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よくある質問

Q1. インターンに参加すれば就活で有利になりますか?

A. インターンに参加したことが、必ずしも就活に有利になるとは限りません。企業によっては、インターンを採用活動目的としている場合もあれば、そうでないケースもあります。

Q2. ベンチャー企業のインターンに参加するメリットは何でしょうか?

A. ベンチャー企業のインターンに参加するメリットは、裁量の大きい仕事を任せてもらえることです。数人~数十人程度の小規模な企業であれば、社長など経営に関わる人の近くで働けるので、大きな企業では得られないような学びもあるかもしれません。

Q3. 企業側にとってインターンを実施するメリットはありますか?

A. 採用活動を目的としてインターンを実施する企業の場合は、入社意欲が高く優秀な学生や、自社に適した人材を見つけやすくなります。選考を考える学生がインターンに参加して企業のことを深く知ることで、入社後のミスマッチを防げることもメリットといえるでしょう。

Q4. いつからインターンに参加すべきでしょうか?

A. 卒業年度の前年度の夏や秋冬に参加する学生が多い傾向があります。ただし、企業ごとにインターンを募集する時期は異なるので、自分が参加したいプログラムの日程や締切を確認して検討することがおすすめです。

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