春休み頃に開催される春インターンは、春から卒業年度を迎える学生を対象にしているものや、それ以外の学生も参加できるプログラムなどさまざまです。卒業年度を迎える学生向けのインターンの場合、早期選考につながるプログラムもあります。
これから就活を始める方にとっては、春インターンが就活のスタートダッシュになることもあるはずです。インターンを通して自分の将来と向き合い、今後来る就活の本格化に向けて少しずつ準備をしていきましょう。
この記事でわかること
春インターン(スプリングインターン)とは
春インターンとは、就活の情報解禁シーズン(2〜4月頃)前後に実施されるインターンです。学生の春休み期間に実施する企業が多いでしょう。
企業が春インターンを実施する目的には、インターンを通じて魅力的な学生を早期に発掘したい、企業に対する理解を深めてもらいたいといったものがあります。
例えば春から大学3年生になる学生の場合、就活のスタートダッシュを切り、早い段階から業界研究や企業研究ができるでしょう。大学4年生の場合は、情報解禁前に本選考に応募したい企業をより深く知るきっかけになります。
大学4年生の場合、就活の情報解禁直前に行われることから、その企業に対する志望度、熱意が高い学生も多く参加すると考えられます。

春インターンは大学生、大学院生だけではなく、短大生や専門学生が参加できるプログラムもあります。
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インターンシップの意味とは?プログラムの探し方や参加する目的・メリットを解説
インターンシップとは職業体験を通じて、実力を確かめる・発揮する場所です。今あるスキルを確かめながら伸ばせる機会になるため、時間を確保できる方は積極的に参加しましょう。選考が実施されるインターンシップでは、ESの作成や面接の練習も必要です。
25卒から変わったインターンの定義
25卒の学生から、インターンを含むキャリア形成支援は次の4つに区分されるよう変更されました。

- タイプ1:オープン・カンパニー
- タイプ2:キャリア教育
- タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ
- タイプ4:高度専門型インターンシップ
新たな定義で「インターン」に区分されるのは、タイプ3・4のみとなります。なお、タイプ1「オープン・カンパニー」のように1日のみの短期プログラムにおいても、インターンとして実施する企業も存在します。
春から大学3年生になる人向けにはタイプ3・4のインターン、大学4年生になる人向けにはオープン・カンパニーが実施される傾向です。

この記事では、タイプ1のオープン・カンパニーや、タイプ3・4のインターンも含めて、「インターン」として解説していきます。
【スケジュール】春インターンの募集・開催時期
こちらでは春から大学3年生になる場合のスケジュールを例に紹介します。

春インターンは、春休み頃に実施されます。目安のスケジュールとしては、募集開始が12月前後、その後に選考といった流れです。
インターンに応募する際は、ES(エントリーシート)の提出や適性検査といった選考を実施する企業もあります。募集が開始される前にESや適性検査など、選考に関する準備をしておきましょう。

ES対策など、春インターンのために必要な準備は「春インターンのために必要な準備」で紹介しています!
春インターンに参加できる学年
春インターンは、4月から大学3年生・4年生になる学生を対象としているものや、大学1~2年生が参加できるものなどさまざまです。大学生だけではなく、大学院生や短大生、専門学校生、高専生が参加できるプログラムもあります。
早めに就活をスタートしたい方や、本選考に応募したい企業が決まっている方は、春インターンの参加を検討してみましょう。

選考の準備も必要であることに加え、学業もあるため、対策が不十分になりそうな場合は無理に参加する必要はないでしょう。春以降に開催されるインターンを探してみてもいいですね。
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夏インターン・冬インターンとの違い
インターンは夏や冬にも開催されています。
春インターンとの違いは「開催日数」「実施目的」の2つにあります。違いを把握し、自分に合うプログラムに参加してみましょう。
開催日数
夏インターンは長期休暇と重なるため、1日完結のプログラムから、数日〜1週間以上の中長期プログラムまで比較的幅広く実施される傾向があります。一方、冬インターンは、大学の授業・試験期間や年末年始と重なりやすいことから、1日〜数日程度の短期で開催されるケースが多いようです。
春インターンは、夏インターンと同様に長期休暇と重なるため、1日の短期から数日間にわたるプログラムまでさまざまです。4月から大学4年生になる学生向けのプログラムの場合、就活解禁直前であり、参加しやすさを考慮して1日や2日の短期で開催されることも少なくありません。
実施目的
夏・冬のインターンでは、企業について理解してもらうことをおもな目的とする企業が多いと考えられます。
春インターンでも春から大学3年生になる学生を対象としたプログラムでは、夏・冬インターンと同様の目的が多いです。
一方、春から4年生になる学生を対象とする場合、採用数確保のための最終調整における追加採用や、内定辞退防止のフォローの目的でインターンを実施する企業もあるようです。
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春インターンに参加するメリット
春に開催されるインターンに参加するメリットは、次のとおりです。
春休み中ならスケジュールを確保しやすい
春休み中に開催されるインターンの場合、講義と重複しにくいことがメリットです。
そのため、インターンに参加するために学業を休む必要がなくなります。
企業研究に役立つ
インターンは、その企業を深く知るよい機会です。企業の公式サイトやSNS、就活情報サイトではわからない、よりリアルな部分を知ることができるでしょう。
インターンで社員とコミュニケーションをとったり、職場の雰囲気を肌で感じたりすると、自分とのマッチ度なども把握しやすくなります。
本選考に向けたES・面接の練習ができる
インターンに選考がある場合、本選考を受ける前に、インターンでES対策、面接対策ができます。
また実際にESを作成して志望動機や自己PRを考えたり、面接の本番を経験したりすることで、気持ちに余裕をもちやすくなるでしょう。
早期内定につながる可能性がある
大学3年生、4年生が参加する春インターンの場合、企業によっては、魅力的な学生に早期選考の案内を出す可能性もあります。早期選考で通常よりも短いフローで選考に進めれば、気持ちに余裕が生まれるかもしれません。
志望度が高い企業が春インターンを実施している場合、ぜひ参加してみましょう。
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インターンに参加するメリットとは?参加者の割合や有意義なプログラムの調査結果も紹介
インターンには、企業を知ること、適性の有無を確認することなど多くのメリットがあります。今就活に対するモチベーションが低くても、インターンに参加したことをきっかけにやる気がアップする可能性もあるでしょう。計画を立てたうえで、無理のない範囲で参加していきましょう。
就活を早めに意識しやすくなる
大学1〜3年生で就活が本格化する前の学生が春インターンに参加することで、就活を早めに意識でき、そのぶん準備も早めることができます。
春インターンに限らず、早い段階からインターンに参加するメリットには、次のようなものがあります。
- 複数の企業をじっくり見極め・検討できる
- 自分のやりたいことを明確にできる
- 実践的なスキルを習得できる
- ミスマッチの気づきはラッキーと考える
- 新しい人脈やコミュニティを拡大できる

就活で将来を考えることも大切ですが、学業も大切なことのひとつです。単位を落とすなど学業に影響が出る場合は、無理にインターンを優先しすぎないほうがよいこともあります。
春インターンは必ず参加したほうがいい?
夏・冬に開催されるインターンも同様ですが、参加が必須というわけではありません。不参加だからといって内定が得られないということはなく、実習などの学業を優先すべき時期もあるでしょう。
時間を確保できる場合で、志望度が高い企業が春インターンを募集しているときは、ぜひ参加を検討してみましょう。企業研究をより深めることができ、参加して得た経験が志望動機や自己PRにつながるためです。
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インターンシップに行かないと就活で不利?参加しないメリットも解説
インターンシップは学業との両立が難しくなるケースもあるため、参加しないことも選択肢のひとつです。なかにはガクチカに時間を割きたいと考える学生も少なくないでしょう。自分がインターンに参加する目的を明確にして、不要かどうかを判断することが重要です。今回は、インターンシップに参加しないメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
春インターンの準備の開始時期
企業により異なりますが、春インターンは12月頃から募集を開始することが多いでしょう。
応募するにあたりESの提出などが必要になる場合があるため、可能であれば10月や11月頃から自己分析などの準備を進めるのがおすすめです。
学業やバイトなどと両立をしながら就活を進めることになるため、時間に余裕をもたせることで、より丁寧な自己分析が進められるでしょう。
春インターンのために必要な準備
大学1~3年生などで就活をまだスタートしていない方は、春インターンに参加するために次の準備をしておきましょう。

これらの準備はインターンだけではなく、本選考でも役立つ場合があります。
自己分析
自己分析とは、これまでの経験や思考を振り返り、自分の能力や強み・弱みなどを分析して、言語化することです。
自己分析は、就活の序盤でやっておきたい重要な作業のひとつです。これまでの自分を振り返ることで、自分に適性がある業界や企業を探すヒントを見つけやすくなります。長所や短所などを把握し言語化できれば、ES作成や面接の対策にも役立つでしょう。
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今すぐできる自己分析のやり方8選|無料診断ツールなども紹介
自己分析を行うことで、自分に合う業界・職種・企業が見つけやすくなります。それだけではなく、ESや面接で頻出する志望動機や自己PRなどで、独自性・具体性のあるエピソードを考えられるでしょう。就活が本格化する前に、自己分析を進めていきましょう。
業界研究・企業研究
業界研究とは、業界の種類や特徴を調べて理解することです。企業研究は、気になる企業を深く理解し、自分に合うかどうかを深く知るための作業を指します。いずれも、自分に合う業界や企業を見つけるための手段です。
業界研究、企業研究を十分に行うことで、入社後のキャリアビジョンも見えやすくなります。

業界研究、企業研究の方法はこちらの記事をチェックしてみてください。
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春インターンに参加する目的・ゴールの設定
インターンに参加する目的は人それぞれですが、明確な目的やゴールを見つけたうえで参加することが大切です。例えば、早期選考などの優遇をもらいたい、企業に対する理解を深めたい、適性があるか確かめたいといったゴールがあるでしょう。
春に大学4年生になる方の場合、その企業の本選考に進むかを判断するために、インターンに参加する方もいるでしょう。明確な目的をもって参加することで、自分と企業のマッチ度を判断しやすくなるでしょう。
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インターンは目的を持って参加することが重要です。目的が明確であれば、短期間でも効率よくスキルを得られ、企業や業界に対する理解が深まります。この記事では、インターンの目的や、応募書類でインターンの参加目的を聞かれた際の答え方などを解説します。
適性検査対策
インターンの選考で、SPIなどの適性検査を実施する企業もあります。
言語問題、非言語問題においては、これまで習ったような問題が出されますが、解き方を忘れている可能性もあるため、テキストを読むなどして対策をしておくのがおすすめです。
適性検査はインターンだけではなく、本選考でも実施する企業があります。インターンの選考段階で出題傾向や解き方を把握しておけば、本選考の際に余裕をもって臨めるでしょう。
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適性検査には、能力検査と性格検査の両方が実施されることが一般的です。SPIや玉手箱などの種類がありますが、出題傾向や解答方法などが異なります。選考に通過できるよう、企業が実施する適性検査を調べ、対策を進めていきましょう。
ES対策
ESでは、インターンの志望動機や自己PR、長所、短所などさまざまなことを記入します。独自性のある魅力的なESを作成するためには、ここまで紹介した自己分析、業界研究、企業研究といった作業が重要になります。
ESを作成したあと、第三者に確認してもらったりブラッシュアップをしたりと、時間を要することもあります。できるだけ時間に余裕をもって取りかかりましょう。
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面接対策
ESの選考通過後、企業によっては面接を実施することがあります。
面接では、ESに記入した志望動機などが質問されます。自分をしっかりとアピールするために繰り返し練習を行い、スムーズに回答できるようにしておきましょう。
友人と練習をする、YouTubeなどの動画で対策ポイントを把握するなど、対策をしておくことで面接本番で余裕が生まれやすくなります。
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インターン当日に着る服
これまでインターンなどのイベントに参加した経験がない場合は、「就活で着用する服装で何を着ればよいのかわからない」「まだ服をそろえられていない」という方もいるかもしれません。
インターンはもちろん本選考でもビジネスシーンにマッチしたスーツやビジネスカジュアルなどを着用する機会があるため、この機会に服をそろえておくのがおすすめです。

インターンに参加するための服装が企業から指定された場合は、指示に沿った服装を着用しましょう。
\ビジネスシーンで着用する服装の傾向はこちら!/
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インターンの服装は何を着る?スーツ・服装自由・私服指定のポイントを解説
インターンに参加する服装は、企業の案内に従いましょう。指定がなければスーツを、服装自由であればスーツと私服どちらでも問題はありません。自分に合う服を着用して、自信を持ってインターンに参加しましょう。
春インターンのプログラムの探し方
インターンを探す方法は、季節によって大きく変わりません。開催時期を2〜4月頃に絞って調べてみましょう。
また、選考を実施するインターンの場合は、12月頃から募集を開始することもあります。春インターンに参加したい場合は、早めにインターン情報をチェックしてみましょう。
就活情報サイト
「マイナビ」や「リクナビ」などの、幅広く就活の情報を取り扱うコンテンツや、インターンに特化した情報サイトなどで、自分が参加したいプログラムを探すことができます。
業界やエリア、開催日などを絞って、自分が参加しやすいプログラムを探してみましょう。
企業の公式サイト・SNS
企業の公式サイトやSNSでも、インターンの募集を行うことがあります。
志望度が高い、興味がある企業がある場合は、公式の情報も定期的にチェックし応募し忘れないようにしましょう。
学校のキャリア支援センター
学校内にあるキャリア支援センターでも、インターンの情報を掲載していることがあります。就活情報サイトなどには掲載されない、特定の学校を対象としたインターン情報が見つかるかもしれません。
キャリア支援センターでは、インターンや本選考の募集が見つけられるほか、ESの添削、面接練習といった、就活の幅広いサポートが受けられるため、ぜひ活用してみてください。
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【2026年版】インターンの探し方ガイド!おすすめサイトや選び方を紹介
インターンは就活情報サイトやインターン特化サイト、企業の公式サイトなどで探すことが可能です。この記事では、インターンの探し方や情報収集方法などを詳しく解説します。1・2年生向けの探し方も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
よくある質問
春インターンはいつからスタートしますか?
企業によって異なりますが、春インターンの募集は12月頃から始まることが多いでしょう。開催は2月から4月です。
余裕をもって春インターンの準備をするのであれば、10月から11月頃から春インターンの選考の準備を行うのがおすすめです。
大学2年生・大学1年生がインターンに参加する意味はありますか?
参加する目的を明確にしているのであれば、大学1~2年生がインターンに参加することでメリットを得られることがあります。プログラムによっては学年不問のインターンもあるため、学年を問わず参加できるでしょう。
就活の準備を早めにスタートすることはよいですが、学業も両立することを意識してみてください。インターンは今後も参加できるため、準備が十分ではない、必修の講義を休まなければならないときは、無理に参加する必要はないでしょう。
大学4年生の4月から就活するのは遅いですか?
学業や部活動などの状況によっては、一般的なスケジュールよりもやや遅めに就活をスタートする人もいるでしょう。
4月頃に開催される春インターンでも、募集は12月頃からスタートされていることもあります。募集期間内かを確認して応募し、そこからES作成などの準備を行いましょう。
ただし、インターンの参加は就活では必須ではありません。インターンに参加をしなくても、業界研究、企業研究は可能です。
インターンに参加できなくても、志望度が高い企業の本選考の対策を十分に行えば、第一志望の企業から内定をもらえるチャンスはあるでしょう。
