インターンを含むキャリア形成支援活動のなかには、全学年を対象としたプログラムもあり、大学2年生から参加している方もいます。早い段階から参加することで、企業理解や自己分析が深まったり、実践的なスキルやビジネスマナーを習得できたりなど、さまざまなメリットを得られます。
この記事では、インターンへの参加を検討する大学2年生向けに、メリットや注意点などを詳しく解説します。インターン・キャリア支援活動プログラムの探し方やおすすめサイトも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 企業によっては大学2年生が参加できる就業体験を伴うプログラムを用意していることがある
- 大学2年生がインターンやキャリア形成支援活動に参加する際は、学業との両立や目的意識を持つことが重要
- 参加するプログラムは、希望する業界や職業、業務内容、プログラム内容、実施期間から選ぶ
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インターンは大学2年生から参加できる?
インターンやキャリア形成支援活動のなかには、大学2年生が参加できるものもあります。就活を意識し始めたタイミングで動き出す学生は増加傾向にあります。
経団連(日本経済団体連合会)が定めたルールにより、2025年卒業予定の学生(25卒)から、「正式なインターン」は原則として大学3年生以上を対象とすることが明記されました。つまり、大学2年生が参加できるのは、厳密には「インターン」ではなく、「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」といったキャリア形成支援活動です。企業側は、「低学年歓迎」や「学年不問」の就業体験プログラムを用意していることがあります。
「インターン」は大学3年生以上という定義となりますが、一部の企業では、現在も2年生向けのプログラムを「インターン」として募集していることがあります。
「インターン」と「キャリア形成支援活動」の違い
「インターン」と「キャリア形成支援活動」の大きな違いは、キャリア形成支援活動が「インターン」を含む広い枠組みの総称という点です。

キャリア形成支援活動とは、学生のキャリア形成を目的としたさまざまなプログラムを指し、就業体験を伴わないものも含まれます。対象となる学年に制限はなく、大学1・2年生も参加できます。また、企業はキャリア形成支援活動に参加した学生の情報を、採用活動に活用することはできません。
一方、インターンはキャリア形成支援活動の一部であり、就業体験を伴うプログラムを指します。原則として大学3年生以上を対象としており、企業はインターンに参加した学生の情報を、採用活動にも活用することが可能です。
大学2年生が参加できるインターン・キャリア形成支援活動の種類
経団連(日本経済団体連合会)では、学生のキャリア形成支援活動を次の4種類に分類しています。

このうち、大学2年生が参加できるのは一般的に「オープン・カンパニー」と「キャリア教育」の2つです。それぞれの特徴を説明します。
オープン・カンパニー
オープン・カンパニーとは、企業の業務内容や雰囲気を学生に広く知ってもらうためのプログラムです。
経団連では、オープン・カンパニーを「就業体験を伴わないプログラムであり、企業の業務内容や雰囲気を知ることを目的としている」と定義しています。1日〜数日程度で開催されることが特徴です。募集時期は通年で、全学年が参加対象となるため、大学2年生でも参加できます。
内容例
- 企業説明会
- 業界研究セミナーや座談会
- オフィス見学
- ワーク体験
- グループディスカッション
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オープン・カンパニーとは?インターンシップとの違い・メリット・参加方法を徹底解説
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キャリア教育
キャリア教育は、学校や企業の主催、または学校と企業の連携で行われる、職業観や社会人基礎力を養うための教育的プログラムです。就業体験は任意で、企業による講義やワークショップ、業界研究などが行われます。募集時期は通年で、全学年が参加対象となるため、大学2年生でも参加可能です。
内容例
- 企業による講義・講演
- キャリア設計ワークショップ
- 業界研究を通じた自己理解の深化
その他:就業体験を含むインターン
厚生労働省や経団連の定義では、就業体験を含むインターン(タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ)は大学3年生以上が対象とされていますが、一部の企業では2年生でも就業体験を含むインターンに参加できる場合があります。募集要項に「学年不問」や「低学年歓迎」と記載されていることもあり、こういったプログラムは大学2年生からでも参加可能です。
プログラムの内容は企業によってさまざまですが、週2〜3日からシフトに入り、実際の業務に携わるインターン生として働くケースもあります。マーケティングや営業アシスタント、エンジニア補助など、体験できる職種も多岐に渡ります。
募集時期は通年で行われているため、気になる企業の情報を定期的にチェックしてみるのもおすすめです。
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大学2年生でインターン・キャリア形成支援活動に参加している割合
株式会社マイナビが実施した「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)」によると、大学1・2年生の段階で就業体験ありのインターンを含む、キャリア形成支援活動に参加したことがある割合は35.8%(※)でした。前年の32.9%よりわずかに上昇しています。
早い段階から活動に参加することで、業界理解や自己分析を深めやすくなり、将来のキャリア選択の幅を広げるきっかけにもなるでしょう。
※調査期間:2024年10月5日~10月14日
有効回答数:1,043名
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大学2年生でインターン・キャリア形成支援活動に参加するメリット
大学2年生がインターンやキャリア形成支援活動に参加するメリットは次の6つです。
- 複数の企業の見極め・検討ができる
- やりたいことを見つけるきっかけになる
- 実務経験から企業・業界知識を習得できる
- 実践的なスキルとビジネスマナーを習得できる
- 新しい人脈やコミュニティを拡大できる
- 選考につながる場合がある
複数の企業の見極め・検討ができる
大学2年生のうちからインターンやキャリア形成支援活動に参加することで、複数の企業を知り、比較することができます。
例えば、同じメーカーでもBtoCとBtoBでは業務内容や働き方が異なります。早い段階でさまざまな企業に触れることで、自分が興味を持てる企業の特徴や、どんな企業文化・価値観が自分にあうか、といった視点が自然と身につくでしょう。
3年生になってから慌てて企業を調べるのではなく、2年生のうちに経験を積んでおくことで、落ち着いて就活を進めやすくなります。
やりたいことを見つけるきっかけになる
「将来何をやりたいかがわからない」と感じる学生も多いかもしれません。キャリア形成支援活動に参加することで、実際に働く人の価値観やキャリアパスに触れ、自分が興味を持つ業界や業務に気づくきっかけになります。自己分析やキャリア設計の視点も自然と養われ、自分の軸を見つけるヒントにつながるでしょう。
実務経験から企業・業界知識を習得できる
一部の長期インターンや学年不問のプログラムでは、実務に近い経験ができることもあります。例えば、顧客対応(カスタマーサポートや営業)、マーケティングリサーチ、SNS運用、プログラミング、データ分析などの業務に携われる場合があります。
実務経験を通じて、各業界が抱える課題や構造、職種ごとの役割や働き方の違いを知り、業界研究の理解も深まるのは、就業体験の大きなメリットです。特に、「やってみて気づく向き不向き」は、教科書や就活情報サイトでは得られない貴重な気づきとなるでしょう。
実践的なスキルとビジネスマナーを習得できる
ビジネスマナーやスキルを学べることも、インターンやキャリア形成支援活動の魅力です。例えば、メールの書き方や電話対応、ビジネス文書の作成、報連相(報告・連絡・相談)の基本、チームでのコミュニケーション、時間管理、タスク管理など、社会で必要とされる力が現場で自然と鍛えられます。こうした経験は、グループディスカッションや面接でも役立ちます。
新しい人脈やコミュニティを拡大できる
インターンを通じて出会う仲間や社員とのつながりは、就活時の情報源や相談相手になります。自分より一歩先を行く先輩のアドバイスを受けたり、志望業界が同じ学生同士で情報交換をしたりできるのも魅力です。
選考につながる場合がある
大学2年生が参加できる活動は、選考に直結するものではありません。しかし、プログラム中に積極的に取り組むことで、社員の記憶に残ったり、学生の熱意が伝わったりすることはあります。そのため、選考直結でなくても、次の機会につながるきっかけになる可能性もあるでしょう。
大学3年生以降に採用活動につながるインターンの案内が届くこともあるため、参加すること自体が将来の選択肢を広げる一歩となります。
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インターンシップに行かないと就活で不利?参加しないメリットも解説
インターンシップは学業との両立が難しくなるケースもあるため、参加しないことも選択肢のひとつです。なかにはガクチカに時間を割きたいと考える学生も少なくないでしょう。自分がインターンに参加する目的を明確にして、不要かどうかを判断することが重要です。今回は、インターンシップに参加しないメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
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大学2年生がインターン・キャリア形成支援活動に参加する場合の注意点
ここでは、大学2年生がインターン・キャリア形成支援活動に参加する前に知っておきたい注意点を紹介します。
学業やアルバイトとうまく両立する
大学2年生は必修授業や専門科目が多く、学業との両立が難しい時期でもあります。長期インターンや複数のオープン・カンパニーに参加しすぎると、出席日数が足りなくなったり、課題提出が遅れたりしてしまうことも考えられます。
授業のない曜日や授業の合間に参加できるプログラムを選んだり、週1日から参加できるインターンを探したりするなど、無理のないスケジュールを工夫することが大切です。
目的意識を持って参加する
目的がなくなんとなく参加してみただけでは、せっかくの時間を十分に活かせない場合があります。特に、オープン・カンパニーは、目的なく参加すると、話を聞くだけで終わってしまうことになりかねません。
事前に「何を知りたいか」「どんな業界に興味があるか」を整理しておくことで、深い学びを得られます。後から振り返れるように、就活ノートやメモアプリに参加目的を書いておくこともおすすめです。
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インターンに参加する目的とは?企業側の目的や参加前に知っておきたいポイントを解説
インターンは目的を持って参加することが重要です。目的が明確であれば、短期間でも効率よくスキルを得られ、企業や業界に対する理解が深まります。この記事では、インターンの目的や、応募書類でインターンの参加目的を聞かれた際の答え方などを解説します。
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交通費・報酬の有無に注意する
大学2年生が参加できるインターンやキャリア教育プログラムには、報酬が支給されるものもあれば、無報酬のものもあります。報酬がない場合でも、プログラムの内容や得られる経験が自分にとって納得できるものかどうかを考えたうえで、参加を検討することが大切です。
また、地方開催のプログラムでは、交通費が自己負担となるケースもあるため、参加前に支給の有無を確認しておきましょう。
就活で有利になると過信しない
早期からのインターン経験は自己PRや志望動機の材料になりますが、参加したからといって必ずしも選考で有利になるとは限りません。特に、オープン・カンパニーやキャリア教育は選考直結ではないため、経験をどのように活かすかが重要です。
インターンで得たことをしっかり振り返り、自分の成長や学びを言語化して、今後の選考に活かせるようにしておきましょう。
大学2年生が参加するインターン・キャリア形成支援活動の探し方
大学2年生がインターンやキャリア形成支援活動を探す方法には次の4つがあります。
- インターン募集に特化した専用サイトで探す
- 就活情報サイト(マイナビ・リクナビなど)で探す
- 大学のキャリア支援センターを利用する
- 企業の公式Webサイトを確認する
まずは、インターン募集に特化した専用サイトを利用するのが効率的です。マイナビやリクナビなどの就活情報サイトにもインターンの情報が掲載されているので、あわせて確認しておきましょう。
学校のキャリア支援センターでもインターン情報を紹介しているため、学内ならではのプログラムや地域の企業情報を得ることができます。参加したい時期が決まっている場合は、夏休みや春休みの数カ月前からチェックしておくことがおすすめです。
参加したい企業が決まっている場合は、その企業の公式Webサイトも確認してみましょう。企業によっては1・2年生向けのインターンを募集していることがあります。
2年生向けのインターン・キャリア形成支援活動を探せるサイト
ここでは、2年生向けのインターン・キャリア形成支援活動を探せるおすすめのWebサイトを紹介します。

どのサイトも無料で利用できます。
Infraインターン

Infraインターンは、全国の長期・有給インターンを網羅的に掲載しているサイトです。求人数はNo.1(※)とされており、大学1・2年生向けの募集も多く取り扱っています。
※infraインターン調べ(2025年2月11日)
職種・地域・業界などを絞り込んで検索できるのはもちろん、「新規事業立ち上げ」「社長直下」「英語力が身に付く」などの細かな特徴からも探せるため、インターンの得たい経験が明確になっている方にもおすすめです。
特徴 | ・1・2年生向けの長期インターンシップが豊富 ・特徴や勤務日数などを指定して検索できる |
会員登録 | 必要 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・関西・海外 |
運営会社 | 株式会社Legaseed |
ゼロワンインターン

ゼロワンインターンは、長期・有給インターンのみを取り扱う、日本最大級の長期インターン求人サイトです。大学1・2年生が参加できるインターンも多く取り扱っています。
エリアや職種・業種・こだわり条件などから検索できます。ベンチャー企業やスタートアップ企業のインターン募集も多いため、「実務経験を積みたい」「裁量のある仕事に挑戦したい」という人におすすめのサイトです。
特徴 | ・長期・有給インターンのみ掲載している ・ベンチャー企業、スタートアップ企業の募集が多い |
会員登録 | 必要 |
対応エリア | 東京・大阪が多い |
運営会社 | 株式会社そると |
キャリアバイト

キャリアバイトは、長期インターンやアルバイトの募集を掲載している、学生向けの求人情報サイトです。マーケティングやエンジニアなど、実務経験を積めるインターン求人が掲載されており、報酬や働き方、勤務日数などの条件から検索できます。
特徴 | ・勤務時間や働き方から探せる ・IT業界の求人が豊富 |
会員登録 | 姉妹サイト「en エンゲージ」への登録が必要 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | エン・ジャパングループ |
マイナビSTART(大学1・2年生のキャリア支援サイト)

マイナビSTARTは、大学1・2年生向けのプログラムのみを取り扱うキャリア支援サイトです。「インターンシップ&キャリア研究」の「ONE TAP検索」から、大学1・2年生が参加できるオープン・カンパニー、キャリア教育、企業セミナー、仕事体験などのプログラムを検索できます。
マイナビへの会員登録後、ログインすることで検討リストに追加して気になるプログラムを一括管理することが可能です。
特徴 | ・大学1・2年生を向けのプログラムのみ掲載 ・エリアを絞ってさまざまなプログラムを探せる |
会員登録 | マイナビへの会員登録が必要 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
Re就活キャンパス

Re就活キャンパスは、大学1〜3年生向けのインターンやオープン・カンパニー、キャリア教育など幅広いキャリア形成支援情報を取り扱うサイトです。オープン・カンパニーや業界研究セミナー、キャリア教育型プログラムの特集もあり、大学2年生が無理なく参加できる内容が豊富に掲載されています。
特徴 | ・学年別のプログラムやイベント、セミナー情報を探せる ・企業の特徴(従業員数・働き方など)で検索可能 |
会員登録 | 必要 |
対応エリア | 全国/オンライン |
運営会社 | 株式会社学情 |
マイキャリアスタディ

マイキャリアスタディは、大学1・2年生から利用できるキャリア支援サイトです。「ミートアップ」により、実際に働いている人との交流ができるほか、就活準備やインターンシップ参加前に、キャリア形成の基礎を学べるセミナーや講座、イベントなどが用意されています。
マイナビ会員向けのサービスで、ログイン後は自分に合ったプログラムを検索・管理することが可能です。将来のキャリアを考えるきっかけづくりとして、早い段階から活用できます。
特徴 | ・1・2年生向けの基礎的な就活準備や情報収集ができる ・社員との交流のほか、イベントやセミナーが開催されている |
会員登録 | 必要(マイナビの会員IDでログイン可) |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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【2025年版】インターンの探し方ガイド!おすすめサイトや選び方を紹介
インターンは就活情報サイトやインターン特化サイト、企業の公式サイトなどで探すことが可能です。この記事では、インターンの探し方や情報収集方法などを詳しく解説します。1・2年生向けの探し方も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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大学2年生が参加するインターン・キャリア形成支援活動を選ぶポイント
大学2年生は学業との両立もあり、気になるインターンすべてに参加するのは難しいものです。だからこそ、自分にあうインターンやキャリア形成支援活動を選ぶためのポイントを押さえておくことが大切です。選び方のポイントを見ていきましょう。
業界や職業から選ぶ
「将来どんな業界で働きたいか」「どんな仕事が向いているか」を知るために、業界や職業を切り口にインターンを選ぶのは有効な方法です。まだ興味のある業界が定まっていない場合でも、幅広く業界に触れてみることで、自分の関心や適性を見つけるきっかけになります。
まず「好きなこと」や「気になること」から業界を連想して探してみることで、参加したいプログラムの候補が見えてくるでしょう。
業務内容・プログラム内容から選ぶ
同じインターンでも、内容や体験できることは企業によって大きく異なるため、業務内容やプログラム内容をしっかり確認して選ぶことが大切です。
例えば、オープン・カンパニーのなかには、説明会だけで終わるものもあれば、簡単なグループワークが用意されているものもあります。長期インターンには、実際の業務に近いタスクを経験できるプログラムもあり、スキルをつけたい人や働き方を体感したい人におすすめです。
自分の性格や目的にあった内容を選ぶことで、得られる学びや満足度が変わります。
実施期間から選ぶ
大学2年生は必修科目や語学、サークル活動などで忙しい時期でもあるため、インターンの実施期間や頻度が自分のスケジュールにあっているかも重要です。
例えば、半日から2日程度のオープン・カンパニーや説明会は、初めて参加する人や複数の企業を比較・検討したい人におすすめです。3日から数週間のワークショップや模擬プロジェクトは、学業に余裕がある時期にじっくり取り組みたい人に向いています。
1カ月以上(長期)のプログラムでは、平日週2~3日程度の出勤が必要となるため、スキルを身につけたい人や実務を体験したい人に適しています。
インターン・キャリア形成支援活動への参加までに必要な準備
インターンやキャリア形成支援活動に参加する際は、事前の準備が大切です。参加までに、服装や持ち物、オンライン環境などのポイントを押さえておきましょう。
まずは服装を準備します。「私服可」と案内されている場合、ビジネスカジュアルなど清潔感のある服装がおすすめです。企業訪問型の場合はスーツ指定となることもあるため、早めに一着用意しておくと安心です。
当日の持ち物としては、筆記用具やメモ帳、案内書などを準備します。オンライン参加の場合は、通信環境やZoomなどのツールの動作確認も事前に行っておきましょう。
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インターンの服装は何を着る?スーツ・服装自由・私服指定のポイントを解説
インターンに参加する服装は、企業の案内に従いましょう。指定がなければスーツを、服装自由であればスーツと私服どちらでも問題はありません。自分に合う服を着用して、自信を持ってインターンに参加しましょう。
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インターンのカバンはどれがいい?スーツ・私服別でポイントを解説
インターンのカバンは、服装にあわせて選ぶのが大切なポイントです。スーツ・私服で参加する場合のいずれも、カバンも身だしなみのひとつと考えられることがあるので、シンプルなデザインのもので参加しましょう。
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よくある質問
大学2年生からインターンに行くべきですか?
大学2年生からでも、インターン・キャリア形成支援活動に参加することはおすすめです。早い段階で業界や職種について知ることで、将来のキャリア選択に役立ちます。また、業界研究や企業研究、自己分析を深めやすくなり、スキル習得の機会にもなります。
大学2年生のインターンシップ経験者の割合は?
株式会社マイナビが実施した「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)」によると、大学1・2年生の段階で就業体験ありのインターンを含む、キャリア形成支援活動に参加した学生の割合は35.8%(※)でした。
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調査期間:2024年10月5日~10月14日
有効回答数:1,043名
大学2年生のインターンはいつから募集されますか?
大学2年生向けの就業体験を伴うインターンは、通年募集されています。募集は夏期であれば4月〜8月、秋冬であれば9月〜翌年の1月に行われることが多いです。学校の長期休み以外に実施されるインターンは、土日祝を含んで開催されるのが一般的です。
大学2年生でインターンに参加するのは意味がないですか?
意味は十分にあります。業界理解や自己分析が深まり、将来のキャリア選択に役立ちます。選考直結ではないプログラムもありますが、人脈づくりや早期のスキル習得につながることも期待できます。