面接に必要な持ち物は、企業から案内されたものだけではありません。例えば、筆記用具やスマートフォン、クリアファイルなど、指示がなくても準備しておきたいものがあります。事前に確認しておくことで、当日も安心して面接に臨むことができるでしょう。
この記事では、面接で必須の持ち物と、あると便利な持ち物、持ち物以外で準備しておきたいことなどを詳しく解説します。必要な持ち物を一覧にしたチェックリストもあるので、面接の準備の際にぜひ活用してみてください。
この記事でわかること
- 企業から面接の持ち物について案内がない場合も、手ぶらで面接に行くことは避ける
- メモを取る際はスマートフォンではなく、紙のメモ帳と筆記用具の使用がおすすめ
- 面接の持ち物について不安がある場合は、企業にメールで問い合わせることも可能
監修者からのコメント

対面での面接に進む場合、面接で話す内容の準備はもちろん大切ですが、持ち物や身だしなみの準備も必要です。持ち物について特に案内がない場合もありますが、忘れ物のない状態で落ち着いて面接に臨めるように、当日までに用意を整えておきましょう。
目次[表示]
面接に必要な持ち物チェックリスト【一覧】
面接に必要な持ち物は、一次面接、二次面接、最終面接などフェーズによって異なる場合があります。まずは、各面接の前に企業から案内される内容を確認しましょう。
ここでは、一般的に必要とされる持ち物と、あると便利な持ち物のチェックリストを紹介します。


忘れ物がないかチェックして、万全の準備で面接に臨みましょう。
企業から持ち物を言われなかったときはどうする?

面接前は、企業からメールなどで案内がありますが、持ち物について特に指定されないケースもあります。ただし、「何も言われなかった=手ぶらでいい」というわけではありません。
面接という大切な場にもかかわらず、バッグを持たずに参加すると、準備が不足しているという印象を与える可能性があります。指定がなくても、就活の面接で一般的に必要とされる持ち物は準備しておくことが大切です。
とはいえ、指定がないと「本当にこれだけでいいのか」などと不安に感じるかもしれません。その場合は、企業に問い合わせることもおすすめです。問い合わせ方については「不安な場合は面接の持ち物を企業に問い合わせよう」で解説しています。

社会人になると、誰も「明日の持ち物」など教えてはくれません。状況に応じた持ち物を自分で考え、分からなければ周囲に確認し、準備を進めます。就活も同じです。当日の流れを想定し、普段とは違う環境でも慌てずに済むように持ち物を用意しましょう。
面接で必須の持ち物
ここでは、面接で必須とされる持ち物を紹介します。企業から指定がない場合でも、これらのものは準備しておきましょう。
持ち物 | ポイント |
---|---|
A4サイズの書類が 入るバッグ | ・持ち物を入れるバッグ(自立するもの) ・企業から持ち物の指定がなくても手ぶらは避ける |
携帯電話・ スマートフォン | ・企業との連絡手段として持参する ・面接中はマナーモードまたは電源OFFにする |
指定された提出書類 (履歴書・ESなど) | ・指定があれば必ず持参する ・履歴書やESも紙で用意しておくと確認しやすい |
筆記用具・メモ帳 | ・面接中の説明や質問内容をメモする際に必要 ・グループディスカッションで使用する場合がある |
財布・現金・ 交通系ICカード | ・交通費の支払いなどに使用する ・万が一に備えて予備の現金を用意する |
ハンカチ・タオル・ ティッシュ | ・身だしなみアイテムとして用意する ・タオルは雨で濡れた際などに役立つ |
クリアファイル | ・書類の折れや汚れ防止に必要 ・受け取った書類もきれいに持ち帰れる |
担当者の連絡先や 面接場所のメモ | ・スマートフォンの充電切れ対策として用意する ・必要に応じてフロア情報も記載しておく |
その他指定されたもの | ・面接の案内メールを確認する ・印鑑、学生証など |
A4サイズの書類が入るバッグ
面接では、企業から指定された書類を持参したり、面接中に書類を受け取ったりすることがあるため、A4サイズの書類が入るバッグが必要です。ブラックやブラウンなどの落ち着いた色味で、面接の服装にあうシンプルなデザインのものを選びましょう。
面接中はバッグを床に置くことがあるため、底にマチがあり自立するタイプを選ぶこともポイントです。

企業から持ち物の指定がなくても、手ぶらで向かうのは避けましょう。
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携帯電話・スマートフォン
携帯電話やスマートフォンは、企業との連絡手段として欠かせない持ち物です。会場に向かう途中で電車が遅延した場合や、急に体調が悪くなった場合など、緊急時の連絡にも役立ちます。何かあったら企業にすぐに連絡できるように、事前に連絡先を登録しておきましょう。
面接中に着信音やバイブ音が鳴らないよう、マナーモードや電源OFFにしておくことも大切です。
指定された提出書類(履歴書・ESなど)
企業から提出を求められている書類があれば、忘れずに準備しましょう。就活では、事前にオンラインで履歴書やES(エントリーシート)などの書類を提出していることが多いですが、必要に応じて紙で持参することをおすすめします。紙で用意しておくと、面接前や移動中に自己PRや志望動機などの確認ができます。
筆記用具・メモ帳
面接と同じ日に筆記試験や適性検査がある場合は筆記用具が必須です。筆記試験がなくても、面接中にメモをとったり、受付で名前を書いたりすることがあります。面接のなかで次回の面接日時や持ち物について伝えられた際も、筆記用具とメモ帳があればすぐに記録できて便利です。

一次面接や二次面接でグループワークやグループディスカッションを行う場合も、筆記用具やメモ帳を使用することがあります。
メモ帳はスマートフォンでもいい?
スマートフォンのメモをとることが問題ない場合もありますが、操作している内容が第三者にはわかりづらいため、「スマートフォンでメモをとってもよろしいでしょうか?」と一言断りを入れてから操作すると安心です。とはいえ、スマートフォンの利用ができない状況もあるため、筆記用具と紙のメモ帳も用意しておきましょう。
会社説明会など、面接ほどかしこまった雰囲気ではなく、メモを自由に取れる場面ではスマートフォンで対応できます。ただし、バッテリー切れには注意が必要です。
財布・現金・交通系ICカード
会場までの交通費として、現金や交通系ICカードも必要です。必要な金額がチャージされた交通系ICカードがあれば便利ですが、システムトラブルなどで現金しか使えない場合に対応できるよう、予備の現金も用意しておきましょう。
ハンカチ・タオル・ティッシュ
ハンカチやティッシュを持つことは身だしなみの一部です。ハンカチやタオルは、夏場の移動中に汗をかいたときや、ハンドドライヤーのないお手洗いで手を拭くときに役立ちます。特に雨の日は、タオルがあれば濡れたスーツやバッグなどをさっと拭けるため、快適な状態で面接に参加できます。
クリアファイル
面接で企業から書類が配布された際、そのままバッグに入れると、折れたりシワになったりすることがあります。受け取った書類をきれいに持ち帰れるように、クリアファイルを用意しておきましょう。
担当者の連絡先や面接場所のメモ
面接では、担当者の連絡先や面接会場の場所を書いたメモも用意しておきましょう。スマートフォンの充電が切れてしまった場合でも、住所や担当者の連絡先をメモしておけば、公衆電話などで連絡できます。また、当日に地図アプリが使えない場合に備え、心配な人は地図を印刷しておくと安心です。

ほかの企業と同じビルに入っている場合は、フロア情報も控えておくと混乱を防げます。
その他指定されたもの
これまで紹介した持ち物のほかにも、企業から指定されたものがあれば、忘れずに準備しておきましょう。例えば、次のようなものが挙げられます。
その他指定されたものの例
- 学生証(本人確認のために必要)
- 印鑑(交通費が支給される場合などに必要)
- 交通費申請の紙(交通費が支給される場合に必要)
面接であると便利な持ち物
続いて、面接で持参すると便利な持ち物を紹介します。
持ち物 | ポイント |
---|---|
腕時計 | 面接中や移動時に 時間を確認できる |
モバイルバッテリー | 携帯電話やスマートフォンの 充電切れ対策 |
折りたたみ傘 | 天気が不安な日に 用意しておくと安心 |
学生証 | 受付やオフィス入館時に 提示を求められる場合がある |
企業研究や自己分析の 内容をまとめた資料 | 移動中や待ち時間に 内容を確認できる |
手鏡・ブラシ(くし) | 身だしなみを整える際に便利 |
歯ブラシセット・ 口臭ケアグッズ | 食事後や面接前のエチケット対策 |
メイク道具 | メイク直し用に最低限の アイテムがあると便利 |
消臭スプレー・ 汗拭きシート | 夏場や緊張による汗やニオイ対策 |
メガネ・ 予備のコンタクトレンズ | コンタクトレンズがずれたり、 取れたりしたときの対策 |
常備薬・絆創膏 | 体調不良や靴擦れ対策に あると安心 |
ソーインググッズ | ボタンのゆるみや 裾のほつれなどの応急処置用 |
携帯用靴磨き | シューズの汚れやホコリを すぐに落とせる |
予備のストッキング | ストッキングの伝線対策 |
腕時計
普段はスマートフォンで時間を確認する場合でも、面接の会場内でスマートフォンを使うのは避けたいところです。腕時計があると、待合室でも時間をさりげなく確認できます。
シンプルなデザインや、ブラック・ネイビー・ブラウンなど落ち着いた色味のベルト、またはメタルベルトの腕時計は、ビジネスシーンにも馴染みやすいです。スマートウォッチを着ける場合は面接に集中できるよう、通知機能を止めておくことをおすすめします。

操作音が鳴るタイプのデジタル時計は、音の制御が難しい場合があるため、面接では避けるようにしましょう。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーがあると、携帯電話やスマートフォンの電池残量が少なくなったときに便利です。面接までに会場への行き方を調べたり、企業情報を確認したりすると、想像以上に電池を消耗することがあります。特に、長時間移動するときや、電池の減りが早いと感じる場合は用意しておきましょう。
折りたたみ傘
前もって面接当日の天気を確認したうえで、雨の可能性があれば折りたたみ傘を持参すると安心です。面接前に雨でスーツやバッグ、髪が濡れてしまうと、身だしなみが気になってしまいます。
天気が変わりやすい時期や不安なときは、念のため持参しておくと安心です。晴雨兼用の傘であれば、日差しの強い日の熱中症対策にもなります。
学生証
受付やオフィスに入る際に、学生証の提示を求められる場合があります。就活中は急に必要になることも考えられるため、常に携帯しておくことをおすすめします。
企業研究や自己分析の内容をまとめた資料
企業研究や自己分析の内容をまとめた資料を紙やデータで用意しておくと、移動中や待ち時間にすぐ確認できます。紙の資料であれば、面接会場内でも自然に確認できます。
手鏡・ブラシ(くし)
面接直前は、ゆっくり身だしなみを整える時間が取れないこともあります。手鏡があると、短時間でネクタイや襟の形などを確認できて便利です。
また、自宅で髪型をセットしてきたとしても、面接会場に到着した頃には乱れてしまうかもしれません。ブラシで髪型を整えて、顔に髪がかからないようにセットしたうえで面接に臨みましょう。
歯ブラシセット・口臭ケアグッズ
面接の時間によっては、食事後に面接を受ける場合もあります。携帯用の歯ブラシセットがあれば、面接前に歯磨きをしておくことができます。時間がないときに手軽にできる口臭ケアとして、ミントタブレットやガムを用意しておくこともおすすめです。
メイク道具
メイクをする場合、移動中にメイクが崩れてしまうこともあるため、最低限の化粧直し用アイテムを準備しておくと安心です。ただし、あまり多くのメイク道具を持ち歩くとカバンの容量を圧迫するため、必要なものだけを小さなポーチにまとめておくことをおすすめします。
消臭スプレー・汗拭きシート
汗や食べ物、タバコなどのニオイが服に残っていると気になることもあります。特に夏場や長距離移動のときは汗をかきやすくなるため、消臭スプレーや汗拭きシートがあると安心です。
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メガネ・予備のコンタクトレンズ
メガネやコンタクトレンズを使っている方は、予備を持っておくと不安を減らせます。例えば、コンタクトレンズがずれたり取れたりしてしまったときでも予備があれば安心して面接に臨めます。
常備薬・絆創膏
面接前に緊張や気温などによって体調の変化が起こることもあります。普段服用している薬や、頭痛・腹痛に対応できる薬などを念のため持参しておきましょう。また、慣れないシューズで靴擦れを起こすこともあるため、絆創膏もカバンに入れておくと役立ちます。
ソーインググッズ
ジャケットやシャツのボタンが外れかけていたり、服の裾がほつれたりしていることに面接直前で気づく場合もあります。小さな裁縫セット(針・糸・安全ピンなど)があると、応急処置ができます。万が一の際に備えて、100円ショップなどで購入できるコンパクトなものでも用意しておくと安心です。
また、スーツのしつけ糸がついたまま面接に参加してしまうケースもよく見られます。しつけ糸は複数箇所についており、事前に確認したつもりでも面接当日に取り忘れに気づくこともあるでしょう。そんなときに備えて小さなハサミもあると便利です。

しつけ糸とは、仮留めされている白い糸のことです。肩・背中・ポケット口などに縫い付けられていることが多いので、確認してみましょう。
携帯用靴磨き
足元は見えにくいようでいて、意外と印象に残る部分です。清潔感を保つためにも、面接前にシューズの汚れやホコリを軽く拭き取れるグッズがあると安心です。
特に、雨の日はシューズが濡れて汚れてしまうことがあります。携帯用の靴磨きシートなどを持っておくと、気になったときにすぐに対処できるでしょう。
予備のストッキング
ストッキングを履く場合、面接に向かう途中で伝線してしまう可能性があります。予備のストッキングを持っておけば、近くに買える場所がない場合でも落ち着いて対応できるでしょう。

ストッキングは履いても履かなくても問題ありません。ストッキングを履かない場合は、素足を避けるために靴下やフットカバーを選択肢に入れてみましょう。
面接直前にやっておきたい準備

持ち物の準備以外にも、面接直前にやっておきたい準備があります。面接会場への道順を確認したり、面接でのマナーを再確認したりなど、当日に焦らないように万全の準備をして面接に臨みましょう。
交通手段や道順を確認する
面接当日に道順や場所を間違えて遅刻することのないよう、事前に交通手段や道順をしっかり調べておきましょう。会場がオフィス街にある場合、周辺に似た名前のオフィスビルが並んでいることもあるため、ビル名やフロアまで確認しておくと安心です。
面接開始時間の10〜15分前には到着できるよう、余裕を持ってスケジュールを立てておきましょう。
身につけるアイテムをきれいにしておく
スーツやシャツ、シューズ、バッグなど、当日使用するアイテムに汚れやシワがないか前日にチェックしておくことも大切です。
スーツにホコリがついていたり、靴が汚れていたりすると、清潔感を損なう原因になります。必要に応じてアイロンをかけたり、靴磨きをしたりなど、きれいな状態に整えておきましょう。
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最新の企業情報を確認する
面接前に企業の公式サイトやSNS、ニュースなどを改めてチェックして、最新の事業動向や採用活動の方針を把握しておくのもおすすめです。特に、「なぜその企業を志望するのか」を問われた際、企業理念や最新のプレスリリースなどに触れられると説得力が増します。
また、志望動機や面接時に企業へ質問したい内容(逆質問)は、企業情報を確認したうえで再度見直しておくと、落ち着いて答えやすくなります。
当日の朝に確認!身だしなみ・服装のチェックリスト
面接当日の朝は、身だしなみや服装をもう一度しっかりチェックしておくことが大切です。自宅を出る前に、次のチェックポイントを参考に、細かい部分まで整っているか見直しておきましょう。
身だしなみ・服装のチェックリスト
- スーツにシワや汚れはないか
- シャツのボタンはすべて留まっているか
- シューズやバッグに汚れがついていないか
- 爪が伸びすぎていないか
- 髪型は乱れていないか
- メイクと服装がマッチしているか
- ニオイ対策はできているか
(汗拭きシート・消臭スプレーの用意など)
不安な場合は面接の持ち物を企業に問い合わせよう
面接日が近づいているのに、案内メールや連絡に持ち物の記載がない場合は、企業に確認する方法もあります。自己判断が難しい場合は、早めに問い合わせて確認してみましょう。
持ち物の問い合わせは急ぎの連絡ではないため、電話ではなくメールで問い合わせることがおすすめです。
問い合わせメールの例文
メール例文
件名:面接の持ち物に関するご質問【◯◯大学 青山 葵】
◯◯株式会社
◯◯部◯◯担当 ◯◯様
お世話になっております。
◯月◯日に貴社の面接に伺います◯◯大学の青山でございます。
先日は面接の案内メールをいただきありがとうございました。
この度は面接当日の持ち物についてお尋ねしたく、ご連絡させていただきました。
案内メールには面接の持ち物に関する記載がありませんでしたが、
当日持参すべきものはありますでしょうか。
ご多忙のところ恐縮ではございますが、ご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
-----------------------
青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000
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問い合わせた後の返信メールの例文
企業から回答をいただいた後は、お礼のメールを返信するのが丁寧な対応です。件名は「Re: 」をつけた元のメールの件名のままで問題ありません。
本文は、冒頭で感謝の気持ちを伝えたあと、「当日はよろしくお願いいたします」などの一文を添えましょう。
メール例文
件名:Re: 面接の持ち物に関するご質問【◯◯大学 青山 葵】
◯◯株式会社
◯◯部◯◯担当 ◯◯様
お世話になっております。
◯◯大学の青山です。
面接の持ち物についてご丁寧にご返信いただき、ありがとうございました。
ご案内いただいた内容をもとに、準備を進めてまいります。
それでは、◯月◯日の面接当日、何卒よろしくお願い申し上げます。
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青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000
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よくある質問
新卒就活の対面面接で必要な持ち物は何ですか?
新卒就活の対面面接で持参しておきたい持ち物は次のとおりです。
基本の持ち物
- A4サイズの書類が入るバッグ
- 携帯電話・スマートフォン
- 指定された提出書類 (履歴書・ESなどのコピー)
- 筆記用具・メモ帳
- 財布・現金・交通系ICカード
- ハンカチ・タオル・ティッシュ
- クリアファイル
- 担当者の連絡先や面接場所のメモ
- そのほか指定されたもの
あると便利な持ち物
- 腕時計
- モバイルバッテリー
- 折りたたみ傘
- 学生証
- 企業研究や自己分析の内容をまとめた資料
- 手鏡・ブラシ(くし)
- 歯ブラシセット・口臭ケアグッズ
- メイク道具
- 消臭スプレー・汗拭きシート
- メガネ・予備のコンタクトレンズ
- 常備薬・絆創膏
- ソーインググッズ
- 携帯用靴磨き
- 予備のストッキング
面接の持ち物で、筆記用具はなぜ必要ですか?
筆記用具は、面接と同じ日に筆記試験や適性検査が行われる場合に必要です。また、グループワークやグループディスカッションでメモをとることもあります。試験がない場合でも、受付で署名が必要になったり、面接中に伝えられた内容を書き留めたりする場面があるため、面接の持ち物として用意しておきましょう。
面接の持ち物がなしの場合は、手ぶらで行ってもいいですか?
企業から特に持ち物の指定がない場合でも、手ぶらで行くのは避けましょう。筆記用具やハンカチ、財布などの基本的な持ち物をバッグに入れて持参します。
最終面接の持ち物は何ですか?
最終面接で成績証明書などを求められるケースもあります。筆記用具、メモ帳、ハンカチ、企業研究をまとめたメモなど、一般的な面接の持ち物は引き続き準備しておきましょう。
「面接に必要な持ち物チェックリスト【一覧】」では面接の持ち物を一覧で紹介しています。
監修者情報

監修者:遠藤 美穂子さん
新卒で東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行、営業店・本部にて法人営業に携わるほか、新人研修講師、採用面接官も経験。
現在はキャリアコンサルタントとして大学での就活支援、キャリア系講義、社会人向けのビジネスマナーやキャリア開発研修などを行っている。
資格:国家資格キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士