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就活準備は何をする?やることを押さえてスムーズな就活を

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就活準備とは、エントリー前に「自分の理解」と「会社の理解」を深めることを指し、自己分析や業界研究など、3年生の4月頃から着手するケースが多いです。

本格的な就活をはじめる前に、自分の得意不得意を明確にしておくことで、就活中や就職後の会社に対するイメージの不一致を押さえることにも役立ちます。

そこで今回は、就活準備をはじめるタイミングや何を準備すればいいのかについて解説します!

人事

焦りもあるかもしれませんが、当記事を読めば今日から準備がはじめられるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

就活準備って何するの?

就活準備は就職活動をするにあたって「自分の理解」「会社の理解」を深めることです。いざ就活本番となったときに、自分はどんな働き方をしたいのか、何が向いているのかが曖昧なままでは志望したい企業選びが難しくなることもあります。

そのため、事前に自分の理解と会社の理解を深めるための手段として「自己分析」「業界研究」「インターンシップ」「OB・OG訪問」などを行います。

また、就活中は交通費がかさんだり、リクルート用のスーツやバッグを準備したりしてなにかと出費が増えることも考えられるので、就活準備期間中に必要経費や就活アイテムを確保することも大切です。

就活準備は3年生の4月からはじめよう

就活スケジュール

就活のスケジュールは、卒業時期から逆算して考えます。

仮に夏の長期休み中のインターンシップに参加することを考えると、3年生(もしくは卒業前年度)の6月にはインターンシップ参加の準備をはじめなければなりません。

そのため就活準備をはじめるのは3年生の4月頃が一般的と考えられます。

さらに前から自己分析や業界研究を進めておくと、参加するインターンシップの選定を焦らずに進められます。なお早ければ1・2年生からはじめる場合もあります。

就活準備の流れ

一般的な就活準備の流れ(一例)を時系列でまとめると以下のとおりです。

【4月〜5月】
自己分析 / 業界研究 / エントリーシート準備
【6月〜】
インターンシップエントリー
【7月〜9月】
夏インターン参加
【10月〜】
秋・冬インターンシップ参加 / 選考対策

人事

具体的にどういった準備を進めればいいのか見ていきましょう。

【4月〜】自己分析

自己分析は、自分の性格や経験などを振り返り、得意なことや苦手なことの明確化や価値観・思考性を再認識することです。

数え切れないほどの企業のなかから自分が働きたい業界を絞って、道筋をはっきりさせるために必要な作業です。客観的な視点で自分の得意不得意を知りたい場合は、家族や信頼できる友人などに自分の性格や長所・短所を聞くのもおすすめです。

自己分析ができてきたら、エントリーシートに書くことを想定した自己PRも作成してみましょう。学生時代に力をいれたこと(ガクチカ)や自分の強みなどを、自己PRの平均的な文字数である300〜400文字程度にまとめる練習をしておくと、実際にエントリーシートを書く際にスムーズです。

就活準備を進めていくなかでPRしたいことは変わっていくこともあるので、この段階では70%程度の完成度を目指し、適時アップデートしていきましょう。

【4月〜】業界研究

自己分析と平行して業界研究も進めておきましょう。

興味の有無に関わらず業界について知見を広がります。自分の強みを活かせる業界に出会える可能性が上がります。インターネットや就活関連の書籍、就活経験者などから情報収集をして研究します。

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【6月〜】夏インターンシップエントリー

夏の長期休みを利用したインターンシップに向けて準備をはじめましょう。

インターンシップの参加率は年々増加しています。長期のインターンシップは実際の職場や働き方を経験できる機会なので、複数の企業のインターンシップに参加する学生も増えています。早めに動き出して多くの企業を比較できるようにしておきましょう。

インターンシップは何のためにするのか、どんな種類があるのか知りたい方は以下の記事でチェックしてみてください。

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【10月〜】秋・冬インターンシップ参加

まだ参加したことがない方はもちろんですが、夏インターンシップに参加したけど他にも見たい企業がある方や採用直結型など別の種類を受けたい方は秋・冬インターンシップの参加も検討しましょう。

企業によってはこの時期だけに行っている場合もあるでしょう。興味のある企業がどのタイミングでインターンシップを行なっているのかをきちんと調査しておく必要があります。

【10月〜】筆記試験・面接対策

志望する業界や企業が明確になってきたら、筆記試験や面接の対策に取り掛かりましょう。

筆記試験では、「言語分野」と「非言語分野」に分かれたSPIのテストが行われるケースがよく見られます。

計算力や論理的な思考力が問われる「非言語分野」は、知識がないと解けないものもあるので早めに対策しておくと安心です。

面接対策は4年生になってからはじめる方も多いですが、緊張して練習どおりにできなかったり、言葉遣いや面接マナーなどの対策不足で対応できなかったりすることもあるので、自信をもって臨めるように早めにはじめましょう。

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エントリーシート(ES)の書き方や履歴書も準備

筆記試験や面接対策と同じ時期から、エントリーシートの書き方の練習や履歴書の準備をはじめましょう。

エントリーシートや履歴書に書く自己PRは、就活準備の最初に行った自己分析も参考にしながら書き進めていくのがおすすめです。書き上げたあとも繰り返しブラッシュアップして、魅力的な自己PRを作成しましょう。

オンライン化が進む就活に備えること

新型コロナウイルスの流行により、面接や説明会などをオンラインで行うのがニューノーマルになりつつあります。

Web面接やオンライン説明会などのために早めに備えておきたいのが、自宅の通信環境の見直しです。

企業とのオンラインのやりとりは、一般的にビデオ通話サービスを使って行われますが、ビデオ通話は電波が弱いと接続が不安定になり、音や映像が途切れてしまうケースも少なくありません。

それぞれ参加する意義や目的を自分なり持つことで、持ち帰るものもより多くなります。

合同説明会や就活セミナーは必要?

「就活準備」といえば、合同説明会や就活セミナーを思い浮かべる方も多いでしょう。

両者は必ずしも参加しなければいけないものではありませんが、自分に必要だと思うものには参加するのがおすすめです。

合同説明会は、企業の人事担当から会社の理念や事業内容などについての説明が受けられます。質問をする機会がある場合も多いので、希望の業界や企業がある程度決まってから行ってみましょう。

一方、就活セミナーは自己分析や業界研究、エントリーシートの書き方など就活準備に役立つ情報を学べます。就活準備をはじめる第一歩として参加しておくと、就活までの全体像を把握しやすくなるでしょう。

就活セミナーは、合同説明会の会場内でも開催されているケースが多いです。

それぞれ参加する意義や目的を自分なり持つことで、持ち帰るものもより多くなります。

対策をしながら就活アイテムも準備!

就活アイテム

就活に向けた対策を進めつつ、スーツや小物類などの身に着ける就活アイテムも揃えていきましょう。

事前に準備しておきたい就活アイテムは次の5点です。

志望する業界や企業、面接時の服装情報をもとに、必要なアイテムを準備しましょう。

リクルートスーツ

近年では就活における服装規定の見直しも進んでいますが、リクルートスーツを着用する場合は、誠実な印象を与える柄のないネイビーやフォーマルな印象を与えるブラックでシンプルなものがおすすめです。

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合わせるシャツ・ブラウスやネクタイなどのスーツのコーディネートに迷ったときは、店員さんに「就活で使うスーツを選んでいる」と伝えてアドバイスをしてもらうのもよいでしょう。

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小物類

シューズ(パンプスなど)や腕時計、バッグといった、スーツに合わせる小物類を揃えておきましょう。ただし、最近はオンライン面接の場合もあるので、必要に応じて検討してみてください。

シューズや腕時計は、シンプルなものをすでに持っていれば新たに購入せずに済むこともありますが、バッグは新しく購入する方が多いと思います。

バッグの色はフォーマルな印象を与えるブラックで、装飾ができるだけ少ないものがおすすめ。書類をもらったり提出したりすることも多いので、最低でもA4サイズの書類が入るものが安心です。

就活用のノート

就活準備は3年生の4月からはじめよう」の項目で解説した「自己分析」「業界研究」「OB・OG訪問」などで調べた内容は就活用ノートを使ってひとつにまとめられると便利です。

サイズは、バッグやポケットに出し入れしやすいB5サイズ程度がおすすめ。PCやスマートフォン、タブレットなどにまとめておく場合は、必ずしも紙のノートではなくても問題ありません。

履歴書

オンライン化が進み、デジタルデータの履歴書提出を求める企業も増えていますが、手書きの履歴書が必要になる場合もありますので事前に提出方法を確認しましょう。履歴書を買うなら通っている大学内で販売されているものがおすすめです。

履歴書に大学名が入っており、「学生時代に力を入れたこと」や「大学での研究内容」など大学生の就活ならではの記載項目があります。もし、大学で履歴書が販売されていない場合は、市販のものでも問題ありません。

証明写真

証明写真は履歴書やエントリーシートに貼りつけるために必要で、街中にある証明写真機や写真館を利用して撮影することができます。

街中の証明写真機を利用する場合は、デジタルデータを取得できる機械を選ぶとWeb履歴書の際もスムーズに作成することができます。

撮影に自信がない方は、写真館のプロのカメラマンにより、撮影時の姿勢やスーツの崩れなどについてアドバイスを受けながらきれいに撮ってもらいましょう。

事前に就活全体スケジュールも把握しておこう

本格的な就活をはじめる前に全体の流れを理解しておくと、「何のための準備」かイメージしながら進められて効率的です。

 つい数年前までは3年生になってから就活に向けて動き出す人が多い傾向がありましたが、2020年2月頃より日本でも猛威を振るい始めた新型コロナウイルスの流行や、新卒採用ルールの変更に伴う競争により、1・2年からスタートする「早期化」も見られます。

3年生の6月からインターンシップが本格化してくる

2022年現在、インターンシップへの応募は3年生の6月頃からはじまることが一般的です。

【6月〜】夏インターンシップ参加」の項目でも解説したとおり、インターンシップも就活準備のひとつです。

3年生の6月までに興味のある業界や企業などをある程度考えておくことで、応募開始時に興味関心のある企業へスムーズに応募できます。

3年生の3月からは「内定」を意識しよう

いわゆる「内定」を目的とした就職活動は3年の3月から始まります。

 2023年3月に卒業予定のスケジュールは以下のとおりです。

  • 大学3年生の3月1日に説明会解禁
  • 大学4年生の6月1日に採用面接など選考解禁
  • 大学4年生の10月1日に正式な内定解禁

3月の情報解禁から一気に就活の動きが活発になります。

説明会への参加やエントリーシートの提出など、就職準備で積み重ねてきたことを本格的に発揮するターンです。

選考の時期は大手と中小ベンチャーで異なる

中小ベンチャーをはじめとする、「通年採用」を行っている企業は、大手企業よりも早いタイミングで説明会や選考が行われているケースが多いです。

大手のスケジュールだけに合わせて就活を進めていると、すでに募集が終わっている可能性もあるので、中小ベンチャーにも興味がある方はスケジュール管理に気をつけましょう。

内々定は4年生の6月1日以降、内定は10月1日以降

一般的には4年生の6月以降に内々定が出て、10月以降に内定が出ます。

内々定の時点では、口頭やメールにて「10月に内定を出す」と伝えられる場合が多く、書面での契約を交わすことは少ないでしょう。

一般的に、内定は企業から正式な「内定通知」をもって知らされます。内定通知には入社承諾書や労働条件に関する書面が同封されていることがほとんどです。契約内容を確認したうえで、条件に問題がなければ入社承諾書を提出しましょう。

以上のやりとりが完了すれば就活終了です。

まとめ

就活準備は、 3年生の6月から始まるインターンシップの準備から逆算してはじめればよいことがお分りいただけたでしょうか。

まずは、自己分析や業界研究などをはじめ、どのインターンシップに参加するかなど就活の方向を定めておくことが大切です。詳しくは「就活準備は3年生の4月からはじめよう」の項目でおさらいしてみてくださいね。

計画的な就活準備は就活をスムーズにし、希望の業界や企業へ就職するために役立ちます。

人事

「もっと準備しておけばよかった」と後悔しないように、早めに動き出しましょう!

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