インターンのエントリーシート(ES)は、企業がインターンに応募する学生に提出を求める書類のひとつです。
エントリーシートの内容は企業によって異なりますが、学生の基本情報に加えて、志望動機、自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などを質問が設けられていることがあります。インターン参加を目指すには、こうした質問の意図を理解し、ポイントを押さえて答えることが大切です。
この記事では、インターンのエントリーシートの書き方や注意点、提出時のポイントなどをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
監修者からのコメント

インターンシップに参加するにあたり、まずはエントリーシート(ES)の提出が必要な場合があります。初めてESを書く人の「何をどう書いたらよいのか」、何度か書いたことがある人の「言いたいことを分かりやすく伝えるにはどうしたらよいか」などの悩みや疑問を解決していきましょう。
企業がインターンのエントリーシートで知りたいポイント
インターンの選考では、応募時にエントリーシートの提出を求められることがあります。企業がエントリーシートを課す目的は、学歴やスキルだけでは把握しにくい学生の考え方や姿勢を知り、インターンに参加する学生を効率よく絞り込むためです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
インターンへの志望動機や熱意
企業がまず確認したいのは「なぜこのインターンに応募したのか」という志望動機です。
インターンは学びの場であるため、立派な目標や明確なキャリアプランがなくても問題ありません。ただし「なんとなく応募した」「どの企業にも当てはまる理由」では、意欲が伝わりにくくなります。
プログラム内容のどこに興味を持ったのか、参加をして何を学びたいのかなど、自分なりの目的が言葉にできているかが重要です。
企業のビジョンや事業内容、文化に対する理解度
企業は、インターンのエントリーシートを通じて、学生がどれだけ企業について理解しているかも知ろうとしています。
インターンでは、専門的な知識や詳しい業界研究まで求められるわけではありません。ただ、企業のWebサイトや募集要項に目を通したうえで、事業内容や大切にしている価値観を把握しているかを知りたいと考えています。
特に「なぜこの企業なのか」を説明することは重要なポイントです。どの企業でも使える内容ではなく、その企業ならではの特徴に触れられていると、関心の高さが伝わりやすくなるでしょう。
企業との相性
企業は、エントリーシートを通して「自社の雰囲気に合いそうか」「インターン期間中に円滑にコミュニケーションが取れそうか」といった点も知ろうとしています。
インターンは採用活動の一環として位置づけられることもあり、企業側は、入社後にミスマッチが起きにくい学生に参加してほしいと考えています。
そのため、エントリーシートの内容から、学生の人柄や考え方、これまでの経験を通じて身につけてきたことなどを読み取り、自社やインターンの雰囲気と合いそうかを確認していると考えられます。
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インターンシップの意味とは?プログラムの探し方や参加する目的・メリットを解説
インターンシップとは職業体験を通じて、実力を確かめる・発揮する場所です。今あるスキルを確かめながら伸ばせる機会になるため、時間を確保できる方は積極的に参加しましょう。選考が実施されるインターンシップでは、ESの作成や面接の練習も必要です。

応募する企業について詳しく知るためにインターンに参加したいという人もいるでしょう。その場合でも、HPなどで業務内容や職務内容を調べた上で「〇〇業務に興味があり、業務内容について詳しく知りたい」というように踏み込んだ応募理由を説明すると、志望度の高さが伝わりやすくなります。
インターンのエントリーシートで頻出の質問項目
インターンのエントリーシートでは、氏名や生年月日などの基本情報のほかに、次のような質問項目が設けられていることが多いです。
頻出の質問例
- 志望動機、参加目的
- 自己PR(自分の強み・長所)
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- インターンで学びたいこと
インターンに応募する際は、これらの質問への答え方をあらかじめ考えておきましょう。
インターンのエントリーシートの書き方のポイント
インターンのエントリーシートでは、どの質問でも、次の4つの書き方を意識すると、読みやすく、説得力のある内容になります。
PREP法に沿って論理的に書く
PREP法とは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の順番で伝える方法のことです。エントリーシートでは、どの質問でも「PREP法」に沿って書くことでは、話の全体がわかりやすくなります。
PREP法で構成した文章の例
Point(結論): 最初に結論を伝える
(例文)私はチームワークに自信があります。
Reason(理由): 根拠を示す → 「なぜなら〜だから」と補強
(例文)なぜなら、大学のサークル活動で多くのチームプロジェクトを成功させてきたからです。
Example(具体例):実際の経験や成果、数字で説明する
(例文)サークルのイベントではリーダーとして20人のメンバーをまとめ、全員が協力して目標を達成することができました。(具体的なエピソードの紹介が続く)
Point(結論): 最後に結論をもう一度述べて締める
(例文)この経験から、私はチームワークの重要性を学びました。貴社のインターンシップでもチームワークを活かしたいと考えています。

エントリーシートの質問内容ごとに文字数は異なりますが、理由や具体例をより詳しく書くと、ボリュームを調整しやすくなります。
具体的なエピソードを書いて説得力を持たせる
生成AIが普及するなかで「自分の言葉で具体的な原体験を語れているか」は、ほかの学生と差をつける重要なポイントになっています。「頑張りました」「一生懸命取り組みました」といった抽象的な表現ではなく、行動や結果を具体的に書くことが大切です。
成果や経験は、数字やデータを用いることで具体性が高まります。エピソードをわかりやすく伝えるためのフレームワークとして「STAR法」というものがあります。
STAR法とは
Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の4つの要素を使って具体的なエピソードを構成する方法
STAR法で構成したエピソードの例
Situation(状況):エピソードの背景や状況
(例文)大学3年生のとき、学内のビジネスプランコンテストに参加しました。このコンテストは、100組が参加し、新規ビジネスプランを発表するものでした。
Task(課題):直面した課題や責任
(例文)私はチームリーダーとして、ビジネスプランの作成とプレゼンテーションの準備を担当しました。しかし、チームメンバーの意見が対立し、プランの方向性が決まらず、期限が迫るなかで調整が必要でした。
Action(行動):課題を解決するための具体的な行動
(例文)そこで私は、メンバーの意見を平等に聞くためのミーティングを開催し、全員が納得できるプランをまとめるために、妥協点を見つけることに努めました。また、各メンバーの得意分野に沿ってプレゼンテーションでの発表内容を分担し、何度も練習を重ねました。
Result(結果):その行動がどんな結果を生んだか
(例文)その結果、私たちのチームは全体で5位に入賞しました。特に審査員からは、チームワークのよさとプレゼンテーションの質が高く評価されました。この経験を通じて、私はリーダーシップやチームマネジメントの重要性を学びました。

具体的なエピソードを書くには自己分析が必須です。自己分析の方法はこちらの記事で解説しています。
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今すぐできる自己分析のやり方8選|無料診断ツールなども紹介
自己分析を行うことで、自分に合う業界・職種・企業が見つけやすくなります。それだけではなく、ESや面接で頻出する志望動機や自己PRなどで、独自性・具体性のあるエピソードを考えられるでしょう。就活が本格化する前に、自己分析を進めていきましょう。
企業やプログラムを踏まえた内容にする
エントリーシートは、どの企業にも同じ内容を使うのではなく、応募する企業やインターンプログラムにあわせて書くことが大切です。
自分の強みや成長意欲が、企業の特徴やインターンで経験できる内容とどう重なっているかを示せると、内容に一貫性が生まれます。そのためにも、エントリーシートの使い回しは避け、その企業ならではの要素を取り入れましょう。
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質問と結論のずれがないようにする
質問に対して答えがずれてしまうのは避けたいポイントです。エントリーシートでは、500文字や800文字など、長文で書くこともあり、途中で話題がずれてしまうことがあります。
書き終えたあとに「質問にきちんと答えているか」「結論がわかりやすく示されているか」を改めて確認してみましょう。
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エントリーシートの書き方ガイド!企業が見る観点や書くときのコツ・例文を項目別で紹介
インターンや就活で提出するエントリーシート(ES)は、企業に自身のスキルや特徴を知ってもらうための重要な書類です。この記事では、エントリーシートの書き方のポイントや項目別の例文、基本情報や学歴の記入方法などを詳しく解説します。
志望動機・参加目的を書くときのポイントと例文
志望動機と参加目的は、インターンのエントリーシートでよく聞かれる項目です。ここでは、書き方のポイントと例文を紹介します。
志望動機・参加目的を書くときのポイント
志望動機・参加目的を書くときのポイントは次の3つです。
「なぜこのインターンなのか」を明確にする
志望動機・参加目的では「なぜこの企業のインターンに参加したいのか」を明確に書くことが大切です。
企業名を入れ替えれば使える内容では、志望度が伝わりにくくなります。プログラム内容や企業の特徴に触れながら、興味を持った理由を具体的に書きましょう。
「学びたいこと」を中心に据える
インターンは学びの機会であるため「学びたいこと」を軸に志望動機を書くのがおすすめです。
現時点で興味を持っている分野や、これから理解を深めたい内容をもとに「なぜそれを学びたいのか」「インターンを通じて何を得たいのか」を具体的に書いてみましょう。
自分の経験や関心と結びつける
企業の魅力やインターンのプログラムに触れる際は「自分はどんな経験や関心を持っているのか」まであわせて伝えることが大切です。
自分の経験や関心と結びつけて書くことで、なぜその企業でインターンに参加したいのかが伝わりやすくなります。
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インターンの志望動機の書き方!例文や思い浮かばないときの対処法
人気企業のインターンなどでは、募集時に選考を実施することがあります。志望動機はESや面接における頻出質問のひとつです。思い浮かばないときや、作成に時間がかかるときは、本記事の作り方の手順やコツを参考にしてみてください。
志望動機・参加目的の例文
ここでは「業界理解・仕事理解を目的とした場合」と「スキル習得・成長を目的とした場合」の例文を紹介します。
業界理解・仕事理解を目的とした場合
例文
私は、メーカーの営業職がどのように顧客と向き合い、提案をどのように実現していくのかを、実務に近い環境で学べる点に魅力を感じ、貴社のインターンに応募しました。
大学では、ゼミ活動や課題演習を通して、周囲の考えを整理しながら議論を組み立てることに取り組んできました。こうした経験から、相手のニーズを把握し、適切に伝える営業の仕事に関心を持つようになりました。
貴社のインターンは、座学だけでなく実際の業務工程にも触れられるプログラムで、営業職の働き方を深く理解できる点に魅力を感じました。この経験を通じて、メーカーの営業職に求められる役割を学び、自分の強みをどのように活かせるのかを確かめたいと考えています。
スキル習得・成長を目的とした場合
例文
私は、IT業界で求められる課題解決の思考プロセスや、チーム開発における実務的な進行方法を深く学びたいと考え、貴社のインターンシップに応募いたしました。
大学の講義や演習では、プログラミングや情報処理の基礎を学び、試行錯誤を繰り返しながら課題を完遂させることに注力してきました。その過程で、単にコードを書くだけでなく、エラーの原因を論理的に切り分け、仮説を立ててアプローチを変えていく重要性を実感しました。
貴社のインターンでは、チームでの協働を軸としたプログラムを通じて、IT業界ならではの業務の進め方を実践的に学ぶ機会を得たいと考えています。参加を通じて、課題解決に向けた思考プロセスやチームでの役割の持ち方を磨き、今後の成長につなげたいと思います。
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インターンの志望動機の書き方!例文や思い浮かばないときの対処法
人気企業のインターンなどでは、募集時に選考を実施することがあります。志望動機はESや面接における頻出質問のひとつです。思い浮かばないときや、作成に時間がかかるときは、本記事の作り方の手順やコツを参考にしてみてください。
自己PRを書くときのポイントと例文
インターンのエントリーシートにおける自己PRでは「どんな強みを持ち、どのように行動できるか」を伝えることがポイントです。書き方のポイントと例文を見ていきましょう。
自己PRを書くときのポイント
自己PRを書くときのポイントは、次の4つです。
強みは1つに絞る
自己PRでは、多くの強みを並べる必要はありません。最も伝えたい強みを1つに絞ることで、内容に一貫性が生まれ、伝わりやすくなります。
強みを発揮した「行動」を具体的に書く
強みを発揮した「行動」は、ほかの学生と違いを出せる部分です。「協調性がある」「粘り強い」といった言葉だけでは伝わりにくいため、どんな行動で強みを発揮したのかを具体的に書きましょう。工夫した点や意識していることを添えると、説得力が高まります。
成果よりもプロセスを重視する
インターンの自己PRでは、必ずしも大きな成果でなくても問題ありません。結果だけでなく、試行錯誤した過程や考え方を伝えることが大切です。取り組みの姿勢が伝わる内容を意識してみましょう。
インターンでどう活かしたいかにつなげる
最後に、その強みをインターンや実際に働く場面でどう活かしたいかを具体的に書きましょう。これにより、参加意欲や成長意識が伝わりやすくなります。
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【例文20個】自己PRの書き方|自分の強みを見つけ出す方法と印象に残る文章の作り方
ESや履歴書で頻出する自己PRを書くとき、「自分の強みが何かわからない」と悩む方もいるかもしれません。そういった方は自己PRを書き始める前に、自己分析や他己分析などを活用し、自分のアピールポイントを見つけてみましょう。
自己PRの例文
ここでは「継続力を強みとする場合」と「協調性を強みとする場合」の例文を紹介します。
継続力を強みとする場合
例文
私の強みは、目標に向けて継続的に取り組める点です。
大学入学当初は、統計やデータ分析といった数値を扱う分野に苦手意識がありました。授業内容をそのまま理解することが難しかったため、学習計画を立て、毎回「理解できた点」と「つまずいた点」を書き出すことを意識しました。わからない部分は教科書を読み直すだけでなく、別の参考書や解説記事を調べ、図や具体例を用いて整理するようにしました。すぐに成果が出たわけではありませんが、こうした取り組みを続けることで、徐々に内容を理解できるようになりました。
この経験を活かし、インターンでも課題に向きあいながら、粘り強く学びを積み重ねていきたいと考えています。
協調性を強みとする場合
例文
私の強みは、周囲と協力しながら物事を進められる点です。
大学では、地域経済をテーマとするゼミに所属し、グループで企業や自治体に関する調査発表を行いました。調査の方向性や発表構成を巡って意見が分かれ、話し合いが停滞する場面がありました。
そこで私は、まず全員の意見を整理し、共通点と相違点を書き出しました。そのうえで、調査の目的に立ち返り、優先すべき論点から順に検討するよう提案しました。意見を一つずつ共有しながら進めたことで、議論が整理され、全員が納得できる発表内容にまとめることができました。
インターンでも、周囲とコミュニケーションを取りながら、チームで課題に取り組んでいきたいと考えています。
ガクチカを書くときのポイントと例文
インターンのエントリーシートにおける「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」では、必ずしも大きな成果や特別な実績は重要ではありません。成果の大きさにかかわらず「どう考え、どう行動したか」を丁寧に伝えることを意識してみてください。
ここでは、ガクチカの書き方のポイントと例文を見ていきましょう。
ガクチカを書くときのポイント
ガクチカを書くときのポイントは、次の3つです。
取り組み内容は身近な経験でよい
ガクチカでは、経験の「すごさ」ではなく、物事への向き合い方や考え方を伝えます。そのため、例えば留学や全国大会のような、目立つ実績がなくても問題ありません。
企業が知りたいのは「その経験を通して、どんな課題に気づき、どう行動したか」です。アルバイト・ゼミ・サークル・授業・ボランティアなど、身近な題材から力を入れた経験を考えてみましょう。
課題→行動→結果の流れを意識する
ガクチカは、読み手が理解しやすいように「課題 → 自分の行動や工夫 → 結果や学び」の流れを意識して書くのがポイントです。
特に「行動」の部分では、なぜその行動を選んだのか、どんな工夫をしたのかといった思考プロセスを伝えると、自分らしさが伝わるでしょう。
自分の役割を明確にする
チームでの経験を書く場合「サークル全体で」「ゼミのみんなで」といった表現だけでは、あなた自身の役割が伝わりません。チームのなかでの自分の立場や役割を明確に伝えることが重要です。
例えば、まとめ役だったのか、裏方として支えたのかなど「そのなかで自分は何をしたのか」を具体的に書いてみましょう。これにより、どんな役割でどう行動したかが伝わりやすくなります。
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【例文9選】ガクチカとは?エピソードが思い浮かばないときの書き方も解説
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」であり、書類選考や面接の質問で頻出します。アルバイトやゼミなどでの経験をガクチカとして伝えることは可能です。この記事では思い浮かばないときの対処法や、9つの例文などを紹介しています。
ガクチカの例文
ここでは「アルバイト経験を伝える場合」と「チームでの活動経験を伝える場合」のガクチカの例文を紹介します。
アルバイト経験を伝える場合
例文
私が学生時代に力を入れたのは、飲食店でのアルバイトです。
働き始めた当初は、忙しい時間帯になると注文の伝達ミスを起こしやすいという課題がありました。そこで私は、注文内容をその場で復唱し、メモの取り方を工夫することで、ミスを防ぐよう心がけました。また、周囲の動きを見ながら、先回りして準備を行うことも意識しました。その結果、業務がスムーズに進むようになり、落ち着いて対応できるようになりました。
この経験から、状況を見ながら工夫することの大切さを学びました。
チームでの活動経験を伝える場合
例文
私が学生時代に力を入れたのは、ゼミでのグループ研究です。
研究テーマを決める際、意見が分かれて話し合いが進まないという課題がありました。私は、各メンバーの意見を一度整理し、共通点や重なっている部分を書き出す役割を担いました。そのうえで、優先順位をつけながら話し合うことで、方向性をまとめることを意識しました。時間はかかりましたが、全員が納得できるテーマを決めることができました。
この経験を通じて、チームの意見を整理し、議論を進めることの重要性を学びました。
インターンで学びたいことを書くときのポイントと例文
インターンのエントリーシートで「学びたいこと」を問われた場合、企業が知りたいのは専門知識の有無ではありません。重視されるのは「何に関心を持ち、どんな姿勢でインターンに参加しようとしているか」です。
ここでは、インターンで学びたいことの書き方のポイントと例文を見ていきましょう。
インターンで学びたいことを書くときのポイント
インターンで学びたいことを書くときのポイントは、次の4つです。
「知りたい」「理解したい」を素直に書く
インターンは学ぶ場のため、現時点で知識が不足していても問題ありません。「〇〇業界について理解を深めたい」「実際の仕事の進め方を知りたい」など、今の自分が知りたいことを正直に書くことが大切です。
なぜ学びたいのか(きっかけ)を添える
学びたい内容だけを書くと、表面的な印象になりがちです。授業やアルバイト、ニュースなど「学びたいと思ったきっかけ」を伝えることで、納得感のある内容になるでしょう。
プログラム内容と結びつける
「学びたいこと」が、そのインターンで本当に学べる内容かどうかも意識してみてください。募集要項やプログラムの特徴を踏まえ、このインターンだからこそ学べる点に触れるのがポイントです。
学びを今後どう活かしたいかまで書く
最後に、その学びを今後の就活や将来のキャリアにどうつなげたいかを簡潔に示しましょう。これにより、成長意欲が伝わりやすくなります。
インターンで学びたいことの例文
ここでは「仕事理解を目的とした場合」と「スキル習得を目的とした場合」の例文を紹介します。
仕事理解を目的とした場合
例文
私がインターンで学びたいのは、食品メーカーの営業職の仕事がどのような流れで進められているのかという点です。
大学では、授業やグループワークを通じて、相手の意見を整理しながら話を進める経験をしてきました。一方で、実際の営業の現場で、顧客のニーズをどのように把握し、社内と連携しながら商品提案につなげているのかについては、理解を深めたいと感じています。
貴社のインターンでは、営業職の業務内容を体験できるプログラムで、商談の進め方や仕事の一連の流れを学べる点に魅力を感じました。
インターンを通じて、食品メーカーの営業職が担う役割や一日の業務の流れを理解し、今後どのような働き方が自分に合っているのかを整理したいと考えています。
スキル習得を目的とした場合
例文
私がインターンで学びたいのは、IT業界で求められる課題解決の考え方や、業務の進め方に関するスキルです。
大学では、情報分野の授業を通じてプログラミングやシステムの基礎を学び、知識を活かして課題に取り組む経験をしてきました。ただ、実際の業務でどのように課題を整理し、周囲と連携しながら解決に向けて進めているのかについては、さらに学びたいと感じています。
貴社のインターンでは、実務に近い課題に取り組みながら学べる点に魅力を感じました。IT業界ならではの考え方や進め方を、実践を通じて身につけられると考えています。
インターンを通じて、課題に向きあう際の思考プロセスやチームでの進め方を学び、今後の就活や将来のキャリア選択に活かしていきたいと考えています。
インターンのエントリーシートを書くときの注意点
インターンのエントリーシートは、内容だけでなく、書き方やマナーも重要です。ここでは、インターンのエントリーシートを書くうえで意識しておきたい注意点やマナーを解説します。
正しい言葉遣い・敬語を使用する
エントリーシートでは、丁寧語(です・ます調)を基本とし、くだけた表現や話し言葉は避けましょう。
また「〜だと思います」「〜かなと感じました」といった曖昧な言い回しは、結論や考えが伝わりにくくなります。自分の考えを端的に示すことを意識し、簡潔な表現を心がけましょう。
| 間違った表現例 | 正しい表現例 |
|---|---|
| 御社のインターンシップへの参加を志望しました。 | 貴社のインターンシップへの参加を志望しました。 |
| 貴社の代表が以前言っていたように、 | 貴社の代表が以前おっしゃっていたように |
| OB・OG訪問で意見をもらったことが、 | OB・OG訪問で意見をいただいたことが、 |
| 貴社のWebサイトを見て、 | 貴社のWebサイトを拝見し、 |
「貴社」と「御社」は、どちらも企業の呼称ですが、御社は話し言葉、貴社は書き言葉として使われます。エントリーシートなどの応募書類では「貴社」を使用しましょう。

就活でよく使用する敬語については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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就活で頻出!正しい敬語一覧|間違いやすい言葉遣いを確認しよう
就活では、企業説明会や面接、メールのやりとりなど、敬語を使う機会が多くあります。ビジネスマナーのひとつとして、正しい敬語を使うことが重要です。この記事では、就活で頻出する尊敬語や謙譲語の正しい使い方、間違いやすい使い方などを解説します。
空欄の8割以上を目安に埋める
エントリーシートの記入欄は、自分の情報を企業に伝える重要なスペースです。記入欄の大きさはさまざまですが、空欄を8割以上埋めることを目指しましょう。これにより、企業に対してインターンへの参加意欲や、具体的な情報がしっかりと伝わります。
特に、志望動機・自己PR・ガクチカなどの項目では、具体的なエピソードや成果を詳しく書くことで、企業に伝えたいアピールポイントを明確にできます。
文字数が指定されている場合は、そちらに従って記入しましょう。例えば「400文字程度」「400文字以内」といった場合は、指定文字数の8割以上(320文字以上)が目安になります。「400文字以上」と書かれている場合は最少でも400文字を書く必要があります。
写真は3〜6カ月以内のものを使う
エントリーシートに使用する写真は、基本的に3〜6カ月以内に撮影した写真の使用が推奨されています。現在の髪型や雰囲気と大きく異なる写真は避けましょう。
写真は、スーツ着用・無地の背景を基本とし、清潔感を意識します。スマートフォンで撮影する場合も、明るさや影に注意し、顔がはっきりわかる写真を選ぶことも大切です。

就活における証明写真のポイントやデータ化の方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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就活に適した証明写真の基本ルール|服装や髪型・前髪、表情のポイントを解説
就活用の証明写真は、証明写真機(スピード写真)よりも、写真館やスタジオで撮影することがおすすめです。応募先の企業の規定を考慮したうえで、清潔感のある服装や髪型を、背筋をまっすぐ伸ばした姿勢、明るい表情を意識して、最適な写真を撮りましょう。
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証明写真をデータ化する方法5つ!スマホへの取り込み方や注意点を紹介
証明写真は現物だけでなくデータ化してスマホやPCに保存しておくと、履歴書やESなどのWebデータの提出がスムーズになるので便利です。この記事では、証明写真をデータ化する方法や、データ化する場合のサイズ、注意点などを解説します。
誤字・脱字に気をつけて丁寧な字で書く
エントリーシートを書き終えたら、必ず見直しを行い、誤字や脱字がないかを確認しましょう。自分では気づきにくい誤りもあるため、第三者にチェックしてもらうのもおすすめです。

文法チェックツールやAIのスペルチェッカーを活用する方法もあります。
字数の多いエントリーシートの場合は、適度に改行を入れることで読みやすくなります。箇条書きを使ったり、周囲の人からの言葉にカギ括弧をつけたりするとわかりやすくなることもあります。
手書きのエントリーシートでは、取り消し線や修正テープの使用は避けましょう。ボールペンで記入後に誤字脱字に気づいた場合は、新しい用紙に書き直すことをおすすめします。
インターンのエントリーシートを提出するときのポイント
インターンのエントリーシートを提出するときは、誤字脱字のほかに、送信方法など、注意したいポイントがあります。ここでは、次の3つのケース別に提出時のポイントを見ていきましょう。
メールで送信する場合
メールでエントリーシートを提出する際も、ビジネスマナーを意識することが大切です。
原則として、メールの件名、添付ファイルの形式、ファイル名などは企業の指示に従います。指定がない場合、件名には「インターンシップ応募書類の送付(学校名・氏名)」など、用件と差出人が一目でわかる内容を記載します。
本文では、簡単な挨拶と自己紹介に加え、応募書類を送付した旨を明確に伝えましょう。長文にする必要はありませんが、要点を整理した丁寧な文章を心がけます。
添付ファイルの形式は、指定がない場合はPDF形式が一般的です。ファイル名は「インターンES_学校名_氏名.pdf」など、一目でわかりやすい名称にします。送信前には、宛先の誤りや添付漏れ、誤字脱字がないかを必ず確認しましょう。
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【場面別】インターンのメール返信の基本マナーとすぐ書ける例文集
インターンシップ先へのメールの書き方や基本マナーを解説!お礼メールや参加辞退メールなど、場面別ですぐに書ける例文集も紹介しています。インターン先への返信を忘れたときの書き方も解説しています。
Web上で送信する場合
企業の採用ページやマイページから、エントリーシートをWeb上で直接入力・送信する形式もあります。この場合も、送信前に内容をしっかり確認することが大切です。
Web上で直接入力する際、途中でページが切り替わったり、一定時間操作しないとログアウトされたりする場合があります。そのため、事前に文章を別の場所(メモ帳、テキストエディタなど)で作成し、コピー&ペーストして入力していく方法がおすすめです。
Webフォームでは文字数制限が設定されていることがあり、全角・半角の違いによって上限を超える可能性もあります。入力後は文字数を確認し、読み返して不自然な改行や変換ミスがないかをチェックしましょう。
送信前には、すべての項目に回答できているか、誤字・脱字がないかを最終確認したうえで「送信」ボタンを押します。
提出すると内容が見られなくなるサイトが多いです。面接はESをベースに行われるため、自分が何を書いたかあとで、復習できるように必ずPDFやスクリーンショットなどで保存しておきましょう。

Webフォームでは、一度送信すると修正できない場合がほとんどです。落ち着いて確認してから送信しましょう。
郵送の場合
郵送で手書きや印刷のエントリーシートを提出する場合は、書類の扱い方や封筒の選び方が重要です。
封筒は書類のサイズに合わせた角形封筒を使用し、おもて面には宛先、うら面には自分の住所・氏名を記載しましょう。ほかの郵便物に紛れないように、おもて面の左下に「エントリーシート在中」と朱書きします。
エントリーシートは折らずに封筒に入れます。送付する際は、エントリーシートに加えて送付状(添え状)を同封すると、より丁寧な印象になります。
また、エントリーシート提出の締切日を確認し、余裕をもって発送することも重要です。投函前には、記入漏れや誤字脱字がないかを最終確認し、確実に届く方法で送付しましょう。

宛名や添え状の書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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宛名の書き方と敬称の使い分けを知ろう!封筒やハガキを送る際の注意点を解説
ビジネスシーンや就活で文書などを送付する際、宛名に記載する敬称は送付先の相手により異なります。敬称の種類や使い分け方を理解したうえで、正しく使い分けることが大切です。この記事では、敬称の意味や使い方、宛名の書き方などを詳しく紹介します。
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添え状の書き方を例文・サンプル付きで解説【新卒向け】
添え状には、誰から誰へ送られたものか、封筒に入れた書類には何が入っているかを示す役割があります。添え状の必要性や書く内容、封筒に入れるときの注意を把握して正しい書き方、送り方を実践しましょう。
よくある質問
インターンの応募でエントリーシートは必要ですか?
インターンでは、応募時にエントリーシートの提出が求められる場合があります。特に、応募者の多い企業では、エントリーシートを通じて志望動機や参加意欲を確認し、選考を行うケースが一般的です。
インターンのエントリーシートの書き方を教えてください。
インターンのエントリーシートを書くときのポイントは、次の4つです。
- PREP法に沿って論理的に書く
- 具体的なエピソードを書いて説得力を持たせる
- 企業やプログラムを踏まえた内容にする
- 質問と結論のずれがないようにする
「インターンのエントリーシートの書き方のポイント」で詳しく解説しています。
受かるエントリーシートの特徴は?
通過の基準は企業によって異なりますが、質問に対して結論が明確で、内容にずれがないことが重要です。あわせて、抽象的な表現だけでなく、具体的な行動や考え方が書かれているかもポイントになります。
インターンのエントリーシートは使い回してもいいですか?
エントリーシートのベースを使い回すこと自体は問題ありません。ただし、企業名を変えただけの内容では、志望度が低いと受け取られる可能性があります。企業の特徴やインターンプログラムにあわせて、志望動機や学びたいことは必ず書き換えるようにしましょう。
インターンのエントリーシート用の写真はどこで撮りますか?
インターンのエントリーシート用の写真は、写真スタジオや証明写真機で撮影するのが一般的です。写真スタジオでは、就活向けに身だしなみや表情のアドバイスを受けられる場合があります。証明写真機を利用する場合は、姿勢や髪型、表情に気を配り、清潔感のある仕上がりを意識してみましょう。
監修者情報

監修者:遠藤 美穂子さん
新卒で東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行、営業店・本部にて法人営業に携わるほか、新人研修講師、採用面接官も経験。
現在はキャリアコンサルタントとして大学での就活支援、キャリア系講義、社会人向けのビジネスマナーやキャリア開発研修などを行っている。
資格:国家資格キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
