面接で志望動機を聞かれたとき「ESと同じ内容でいいの?」「どんな風に伝えたらいい?」と悩む方もいるでしょう。
面接の志望動機では「なぜその企業を志望するのか」を自分の経験や価値観と結びつけて伝えることが大切です。ES(エントリーシート)や履歴書では書ききれなかった具体的なエピソードも交えて伝えると、より説得力のある志望動機になるでしょう。
この記事では、面接官が志望動機を聞く理由や、志望動機を考える手順、面接での答え方などを詳しく解説します。内容別の例文や、志望動機と関連する質問と回答例も紹介していますので、面接対策に役立ててみてください。
この記事でわかること
面接官が志望動機を聞く理由
面接で伝える志望動機を考えるにあたって、まずは企業側の質問の意図を確認しておきましょう。
面接官が志望動機を聞く理由は、おもに次の3つです。
- 自社を選んだ具体的な理由を知るため
- 志望度の高さを知るため
- 自社の文化やビジョンに合致しているかを確認するため
面接官は、志望動機を通じて「自社とマッチし、長く活躍できそうか」を知ろうとしていると考えられます。特に「同業他社ではなく、なぜ自社なのか」という明確な理由や、入社への熱意・本気度は、面接官が重視するポイントです。
この点を踏まえて、志望動機を考えていきましょう。
面接の志望動機の内容はES・履歴書と同じ軸でOK!
志望動機は、ESや履歴書に書いた内容から大きく変える必要はありません。
書類と面接での発言内容が大きく異なると「書類に書いたことと違うのはなぜ?」「企業選びの軸がブレているのでは?」と面接官に受け取られる可能性があります。そのため、志望動機の「軸」となる理由やアピールポイントは、一貫性を持たせることが大切です。
ただし、ESや履歴書の文章を一言一句そのまま暗記して話す必要はありません。面接は面接官とのコミュニケーションの場であるため、書類の内容をベースにしつつ、話し言葉に変換してわかりやすく伝えることを意識してみましょう。
面接で伝えるときのポイント
- ESで書ききれなかった「具体的なエピソード」を肉付けする
- 暗記した文章ではなく、自分の言葉で話す
- 声のトーンや表情で熱意を表現する など
志望動機をこれから考える方と、すでに内容はまとまっていて面接での伝え方を知りたい方では、確認したいポイントが異なります。自分の状況にあわせて参考にしてみてください。
- 志望動機の内容を見直し・深掘りしたい→【準備編】面接向けの志望動機を考える手順
- 志望動機の面接での伝え方を知りたい→【実践編】面接での志望動機の答え方・構成
【準備編】面接向けの志望動機を考える手順
面接では志望動機について深掘り質問をされることがあります。回答に詰まらないよう「自分がなぜその企業に入りたいのか」をあらためて整理しておきましょう。

1.自分の価値観や企業選びの軸を明確にする
まずは「自分が働くうえで何を最も大切にしたいか」という企業選びの軸を言語化してみましょう。
企業選びの軸を考える際は、次のような質問を自分に投げかけてみるのがおすすめです。
企業選びの軸を考えるポイント
- 仕事をするうえで大切なことは何か
- 仕事を通じて実現したいことは何か
- どんなことにやりがいを感じるのか
- どんなキャリアを描いているのか
- どんな社風、職場環境で働きたいのか
自分の経験や価値観と結びついた企業選びの軸が明確になると、その企業を志望する理由を言語化しやすくなります。

企業選びの軸の決め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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2.志望企業ならではの強み・魅力を洗い出す
次に、志望する企業が同業他社と比較して、どんな強みや魅力があるのかを整理します。
企業の強みなどを洗い出すポイント
- 企業理念やビジョンに共感できる点はあるか
- 事業内容や商品・サービスに魅力を感じる点はあるか
- 同業他社と比べて特徴的な取り組みはあるか
- 若手の活躍機会や教育制度に特徴はあるか
- 社風や働く環境に魅力を感じる点はあるか
志望企業ならではの強みや魅力を整理することで「なぜ同業他社ではなくその企業を志望するのか」を具体的に説明しやすくなります。
業界研究や企業研究を通じて情報を集めながら、自分の価値観や企業選びの軸と重なるポイントを探してみましょう。

業界研究や企業研究のやり方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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3.自分が志望企業で働くべき理由を考える
ステップ1、2で整理した「自分の軸」と「企業の魅力」が重なる部分は、志望動機を考えるうえで重要なポイントになります。
例えば「若いうちから責任ある仕事に挑戦したい(自分の軸)」と「若手にも積極的に裁量権を与える社風(企業の魅力)」を結びつけると「若いうちから主体的に挑戦しながら成長したいという思いを、御社で実現できると感じた」という志望理由につながります。
このように、企業の強みと自分の価値観や経験を関連づけることで、自分ならではの志望動機が見えてくるでしょう。
4.入社後の活躍を考える
最後に、入社後に自分がどんな風に活躍したいか、具体的な将来のビジョンを考えます。
企業は「自社で活躍してくれる人」を採用したいと考えているため、志望動機の締めくくりとして、将来の展望を語れるようにしておきましょう。
入社後の活躍イメージを考える際は、次のような点を整理してみるのがおすすめです。
入社後をイメージするポイント
- 自分の強み(性格や学生時代の経験)をどの業務で活かせるか
- 3年後、5年後にどのポジションで活躍したいか
このように「入社後にやりたいこと」や「どんな風に活躍したいか」が具体的にイメージできていると、企業理解の深さや仕事に対する熱意が伝わりやすくなります。
【実践編】面接での志望動機の答え方・構成
面接で志望動機を伝えるときは「結論→理由・エピソード→入社後にどう活躍したいか」の流れで伝えるのがおすすめです。

具体的な流れや例を詳しく見ていきましょう。
1. 最初に志望動機を一言で伝える
志望動機では、最初に「なぜその企業を志望するのか」という結論を簡潔に述べましょう。結論を最初に伝えることで、話の全体がわかりやすくなります。
例文
- 私は御社の◯◯に魅力を感じ、志望しました。
- 私が御社を志望する理由は、〇〇という事業に魅力を感じたからです。
2. 志望する理由を具体的に伝える
結論を一言で伝えた後は「なぜそう思ったのか」という背景や具体的なエピソード(理由・具体例)を話します。文字数制限のあるESには書ききれなかった具体的な実体験や、そのときにどう感じたのかを面接の場で補足するのがおすすめです。
例えば、学校での活動やアルバイト経験など、自分自身の経験を交えて話すことで、オリジナリティのある志望動機になります。
面接官は「同業他社ではなく、なぜうちの企業なのか」を知りたいと考えています。自分の経験や価値観と、その企業ならではの強みや特徴がどう結びついているのかを説明してみましょう。
例文
大学時代に〇〇のボランティア活動を経験し、地域社会を根本から支えるインフラの重要性を痛感しました。そのなかで、業界で唯一〇〇の技術を持ち、地方の課題解決に取り組んでいる御社の事業展開に強くひかれました。
3. 入社後の自分のイメージを伝える
最後に「入社後にどんな風に企業で活躍したいか」という将来のイメージを伝えます。「御社で成長したい」「いろいろ学ばせていただきたい」といった内容だけでは、入社後の活躍イメージが伝わりにくい場合があります。自分のスキルや長所をどの業務で活かせるのかを具体的に伝えることがポイントです。
入社後の具体的なビジョンを語ることで「この企業で働きたい」という本気度が伝わるでしょう。
例文
入社後は、学生時代のゼミ活動で培った課題解決力を活かし、まずは営業職としてお客さまの潜在的なニーズを引き出すことで御社で活躍したいと考えています。将来的には、新規事業の企画立案にも携わる存在を目指します。
【テーマ別】面接で使える志望動機の回答例文
ここでは、次の8つのテーマ別に、面接の志望動機例文を紹介します。
仕事内容
例文
私は、御社の自動車の開発・製造業務に携わりたいと考え、志望しました。
私自身も御社の「△△」に乗っており、その魅力に触れるなかで自動車開発に興味を持つようになりました。また、大学では機械工学を学び、エンジンの仕組みや性能向上について理解を深めてきました。特に、環境性能や安全性などさまざまな要素を考慮しながら、よりよい自動車を開発する仕事に魅力を感じています。
御社は「◯◯エンジン」を日本だけでなく欧州や北米にも展開しており、多くの人に利用されています。入社後は、大学で学んだ知識を活かしながらエンジン開発に携わり、多くの人に選ばれる自動車づくりに取り組みたいと考えています。
ポイント
- 実際に製品を利用した経験をきっかけに、仕事内容へ興味を持った経緯を説明している
- 大学で学んだ内容と志望する仕事内容がつながっており、志望理由に一貫性がある
- 入社後に携わりたい業務が明確で、働くイメージを持っていることが伝わる
事業内容
例文
御社の事業内容である「健康管理に関するスマートフォンアプリ、ウェアラブル端末の開発」に魅力を感じ、志望しました。
アプリや端末を開発する企業は数多くありますが、御社はユーザーの活動状況だけでなく幸福度も数値化する機能を業界で初めて搭載したと知り、強く興味を持ちました。健康管理だけでなく、その先にある生活の充実まで考えたサービスづくりは御社ならではの特徴だと感じています。特に、ストレスや心身の不調が課題となっている現代において、多くの人の生活を支えるサービスだと感じました。
入社後は、御社の企画・開発に携わりながら、利用者のニーズに応える新しい機能の提案や開発に挑戦したいと考えています。
ポイント
- 同業他社にはない事業の特徴に着目しており、企業研究ができていることが伝わる
- 事業内容に興味を持った理由が具体的で、志望理由に説得力がある
- 入社後に挑戦したいことまで触れており、将来のイメージを示せている
商品・サービス
例文
私は御社のシャープペンシルである「◯◯」を長年愛用しており、画期的な製品の開発に携わりたいと考え、志望しました。
私は筆圧が強く、シャープペンシルの芯が折れてしまうことに悩んでいました。しかし、御社の「◯◯」を使い始めてからは、その悩みが大きく軽減され、勉強に集中しやすくなりました。この経験から、利用者の悩みを解決する製品づくりに強く興味を持つようになりました。
入社後は、多くの人にとって使いやすい文房具の企画や開発に携わりたいと考えています。また、将来的には商品開発部で新商品の企画にも挑戦したいです。
ポイント
- 商品によって悩みが解決した実体験をもとに志望理由を説明している
- 利用者として感じた魅力を伝えており、商品への理解が伝わる
- 商品開発に携わりたい理由と将来の目標が結び付いている
企業の方針
例文
私は、御社の「自分らしさを大切に生きる」という方針に共感し、志望しました。
私は高校時代、母とともに祖母を介護した経験があります。祖母は手指の力が衰え、食事を負担に感じていましたが、御社の介護用スプーンを使用したことで、少しずつ前向きに食事を取れるようになりました。その経験をきっかけに介護用品に興味を持ち、御社の商品について調べるなかで、利用者に寄り添った工夫や安全性へのこだわりを知りました。道具をひとつ変えるだけで、介護する人も介護を受ける人も負担が軽減されることを実感しています。
入社後は営業職として、より多くの方に御社の商品を知っていただけるよう提案力を磨きたいと考えています。そして、介護に関する課題解決を支える存在として活躍したいです。
ポイント
- 企業理念への共感を、実体験を交えて説明しており、志望理由に深みがある
- 商品との出会いをきっかけに企業への理解を深めた流れが自然である
- 入社後に実現したいことまで具体的に伝えられている
社風・社員の人柄
例文
私は、御社の社員の方々の人柄や社風に魅力を感じ、志望しました。
合同説明会やOB・OG訪問で複数の社員の方とお話しする機会がありました。その際、どの方も学生の質問に丁寧に答えてくださり、仕事のやりがいだけでなく、厳しさについても率直に話してくださったことが印象に残っています。
また、職種や社歴に関係なく意見を出しあいながら仕事を進めていると伺い、風通しのよい社風にも魅力を感じました。
入社後は、周囲と積極的にコミュニケーションを取りながら業務に取り組み、チームの一員として信頼関係を築いていきたいと考えています。そして、お客さまや社内の方々から頼られる存在を目指したいです。
ポイント
- 説明会やOB・OG訪問での実体験をもとに志望理由を説明している
- 社員の人柄や社風に魅力を感じた理由が具体的である
- 入社後にどのように働きたいかまでイメージできている
社会貢献性
例文
私は、事業を通じて社会課題の解決に取り組む御社の姿勢に魅力を感じ、志望しました。
大学では地域活性化に関するゼミに所属し、地域イベントの企画や運営に携わっていました。そのなかで、人々の暮らしを支える取り組みが地域全体に与える影響の大きさを実感しました。
御社は事業活動を通じて環境問題や地域課題の解決にも取り組んでおり、利益の追求だけでなく社会的な価値の創出を目指している点に魅力を感じています。
入社後は、お客さまや地域社会の課題に向きあいながら、事業を通じて多くの人の暮らしを支える仕事に携わりたいと考えています。
ポイント
- 学生時代の活動経験と志望理由が自然につながっている
- 企業の社会課題への取り組みに着目しており、企業理解の深さが伝わる
- 事業を通じて実現したいことを具体的に示せている
就業環境
例文
私は、社員一人ひとりが裁量を持って挑戦できる環境に魅力を感じ、御社を志望しました。
私は大学1年生の頃からブログを運営しており、ここ数年はSNSでの情報発信にも力を入れてきました。自作した画像を活用したアカウントを複数運営し、合計で約1万人のフォロワーを獲得しています。SNSを運用するなかで、自ら企画を考え、改善を重ねながら成果につなげることにやりがいを感じてきました。
御社は社員一人ひとりの裁量が大きく、新しいアイデアにも積極的に挑戦できる環境だと伺っています。自ら考えて行動しながら成長したいという私の考えと合致していると感じました。入社後は、SNS運用の経験やデザインスキルを活かしながら、多くの方に商品の魅力を伝える情報発信に携わりたいと考えています。
ポイント
- 裁量の大きさや挑戦できる環境に魅力を感じた理由を具体的に説明している
- 学生時代の経験と企業の就業環境が結び付いており、志望理由に説得力がある
- 入社後に活かしたいスキルや取り組みたい業務が明確である
教育制度
例文
私は、御社の教育制度を活用しながら知識やスキルを磨き、経理の専門性を高めたいと考え、志望しました。
私は高校や専門学校で経理やパソコンに関する知識を学んできました。また、作業の効率化やミスを減らす工夫を考えることにもやりがいを感じています。
御社では社員向けのスキルアップ制度が整備されており、経理業務だけでなく、会計や財務など幅広い知識を学べる点に魅力を感じました。
入社後は、経理担当として経験を積みながら専門知識を深め、将来的には会計や財務にも携わりたいと考えています。学び続ける姿勢を大切にしながら、幅広い業務を担当できる存在を目指したいです。
ポイント
- 教育制度に魅力を感じた理由が具体的に説明されている
- これまで学んできた内容と将来の目標がつながっている
- 学びたいことだけでなく、目指すキャリアまで伝えられている
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新卒の志望動機例文15選|書き方のコツと差別化ポイント
新卒就活の志望動機の書き方を理由別の例文15選で解説。ほかの学生と差別化するための書き方のコツと注意点も紹介します。履歴書・ESに使える内容をまとめました。
注意!面接の志望動機に入れないほうがいい内容
志望動機では「なぜその企業を志望するのか」と「入社後にどう活躍したいのか」を具体的に伝えることが大切です。
しかし、次のような内容だけでは、志望理由が十分に伝わらない可能性があります。
| 避けたい内容 | 具体例 |
|---|---|
| 具体性がない内容 | 「御社の理念に共感しました」など |
| 他社を否定・ 比較している | 「A社(他社)は、◯◯で問題を起こしていた」 「A社の商品は自分には合わなかった」など |
| 給与・福利厚生が中心 | 「給与・福利厚生・休日」など、 待遇面ばかりを強調 |
| 受け身の姿勢が中心 | 「研修でいろいろ学ばせていただきたい」など |
| 顧客目線の内容 | 「御社の商品(サービス)のファンだから」など |
| 他者の意見が中心 | 「先輩に勧められたから」など |
「なぜそう感じたのか」「入社後に何を実現したいのか」まで伝えることを意識してみましょう。
面接で意識したい志望動機の話し方のポイント
面接で志望動機を伝える際は、次の5つのポイントを意識しておきましょう。
適切な長さ(1分程度・約300字)でまとめる
面接で志望動機を話す際の長さは「1分程度(文字数にして約300字)」が目安です。
事前にスマートフォンの録音機能やストップウォッチを使い、自分が話すスピードや時間を確認しながら、1分程度で伝えられるように調整しておきましょう。
面接では「3分で志望動機と自己PRをお願いします」「1分以内で志望動機をお願いします」と指定されることもあります。まずは1分程度で準備しておき、指定に合わせた内容を増やしたり減らしたりできるようにしておくと、さまざまな聞かれ方にも対応しやすくなるでしょう。
丸暗記せず、キーワードだけ覚えて伝える
ESに書いた志望動機を丸暗記して面接で伝えようとしないことが大切です。途中で言葉に詰まったときに頭が真っ白になったり、不自然な話し方になったりする可能性があります。
文章を丸暗記するのではなく「キーワード」や「話す順番(結論→理由→展望)」を覚えるのがおすすめです。多少言葉につっかえてしまっても問題ありません。面接官との対話であることを意識しながら話してみましょう。

完璧に話すことよりも、自分の言葉で伝えることを意識してみましょう。
正しい敬語を使う
面接に限らず、就活などのビジネスシーンでは正しい敬語や言葉遣いを意識することが大切です。
特に「御社」と「貴社」の使い分けには注意しましょう。面接(話し言葉)では「御社」、ESや履歴書(書き言葉)では「貴社」を使用します。
そのほか、気をつけたい表現としては次のようなものがあります。
| 間違いやすい表現 | 正しい表現 |
|---|---|
| 自分、あたし | 私 (わたくし、わたし) |
| 〜を見ました | 〜を拝見しました |
| 知っています | 存じております |
| やりたいです | 携わりたいです/ 取り組みたいです |
| なるほど、わかりました | 承知しました/ かしこまりました |

就活で気をつけたい敬語表現については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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「御社」と「貴社」の違いとは?面接・ES・メールの使い分けを解説
面接などの話し言葉では「御社」、メールや履歴書などの書き言葉では「貴社」が基本です。「御社様」は二重敬語で不適切になります。就活シーン別の使い分けルールを例文付きで解説します。
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就活で頻出!正しい敬語一覧|間違いやすい言葉遣いを確認しよう
就活では、企業説明会や面接、メールのやりとりなど、敬語を使う機会が多くあります。ビジネスマナーのひとつとして、正しい敬語を使うことが重要です。この記事では、就活で頻出する尊敬語や謙譲語の正しい使い方、間違いやすい使い方などを解説します。
明るい表情と声のトーン、アイコンタクトを意識する
面接では何を話すかだけでなく、どう話すかも大切です。
緊張すると無表情になったり、声が小さくなったりすることもあります。話すときは、視線、声と表情、話すスピードも意識してみましょう。
話すときのポイント
- 視線: 話している面接官の目をしっかり見て話す
- 声と表情: 普段よりもワントーン高い声と、口角を上げた明るい表情を意識する
- 話すスピード: 「少しゆっくり、はっきりと」発声し、文章の区切りで適度な間を取る
本番で緊張するのは当たり前のことです。声が震えたりうまく笑えなくても、一生懸命伝える熱意は面接官に届きます。できる範囲で意識してみてくださいね。
「えー」「あの」などのつなぎ言葉に注意する
「えー」「あの」などのつなぎ言葉は、多少出てしまっても問題ありません。ただし、何度も繰り返すと話が聞き取りにくくなる可能性があります。
つなぎ言葉や口癖は、自分では気付きにくいものです。面接練習の様子をスマートフォンで撮影したり、友人に聞いてもらったりして、自分の話し方を振り返ってみるのがおすすめです。
志望動機の後に聞かれるかも!関連する質問と回答例
志望動機に関連し、面接官から次のような質問をされることがあります。質問されることを想定し、自分ならどんな回答をするかもイメージしてみましょう。
- 企業選びの軸・就活の軸を教えてください
- 同業他社ではなく、なぜ当社なのですか?
- 希望の部署や職種に配属されなかったらどうしますか?
- ほかに選考を受けている企業はありますか?
- 入社後に挑戦してみたいことはありますか?
- ◯年後のビジョンを教えてください
企業選びの軸・就活の軸を教えてください
志望動機とあわせて聞かれることがある質問です。自分が働くうえで大切にしたいことや、企業を選ぶ際に重視していることを伝えましょう。
例文
私の企業選びの軸は、ITの力で人々の生活を支えることと、若手のうちから挑戦できる環境があることです。業界トップクラスの導入実績を持ち、若手からプロジェクトを任される社風のある御社は、私の軸と一致していると考えております。

事前に伝えた志望動機との一貫性を持たせることも大切です。
同業他社ではなく、なぜ当社なのですか?
面接官は、自社ならではの強みを理解しているかを知ろうとしています。業界全体に当てはまる理由ではなく、企業研究で見つけた「その企業ならではの魅力」を軸に答えるのがポイントです。
例文
どの企業も魅力的なサービスを展開されていますが、御社は業界で唯一「〇〇」という独自の技術を持っていらっしゃいます。私はその技術を活かした△△の事業展開に将来性を感じており、自分の強みである提案力を活かせる環境だと考えているため、御社を第一に志望しております。
「他社を下げて志望企業を持ち上げる」のではなく、ほかの企業も認めたうえで「御社のここが自分に合っている」と伝えることを意識してみましょう。
希望の部署や職種に配属されなかったらどうしますか?
希望する部署や職種に配属されなかった場合の考え方を確認するために、このような質問をされることがあります。希望と異なる配属になった場合でも、前向きに取り組む姿勢を伝えることが大切です。
例文
仮に希望と異なる部署に配属されたとしても、前向きに取り組みます。どの部署であっても、御社の事業や現場の課題を知る貴重な機会だと考えているからです。まずは配属先で経験を積み、将来的にはその経験を活かして、希望している〇〇の業務にも挑戦したいと考えています。
ほかに選考を受けている企業はありますか?
面接官によっては、ほかの企業の選考状況を質問することがあります。これは、就活の状況や志望度などを確認するために聞かれる質問です。
質問された場合は、素直に回答して問題ありません。ただし、選考を受けている具体的な企業名は、必ずしも伝える必要はありません。
例文
- 現在、2社の面接を受けています。
- 御社と同じ◯◯業界の面接を受けています。
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他社の選考状況の答え方|聞かれる理由や注意点を解説【就活】
就活の面接では他社の選考状況を聞かれることがあります。企業の質問意図を把握したうえで状況に合わせた回答を用意しておくことが大切です。この記事では、他社の選考状況を聞く企業側の意図や回答のポイント、状況別の例文などを紹介します。
入社後に挑戦してみたいことはありますか?
入社後に挑戦してみたいことは、企業研究を十分に行っていないと回答しにくい質問です。「こんなことに挑戦したい」と伝えられるよう、回答を準備しておきましょう。
例文
入社後は営業職として、製品やサービスの価値をより多くのお客さまに届けたいと考えています。
私自身も御社の「◯◯(商品名)」を利用しており、その魅力を実感しています。利用者としての視点も活かしながら、お客さまに寄り添った提案をしたいです。
また、市場動向や顧客ニーズを把握しながら提案力を磨き、営業担当として成果を積み重ねていきたいと考えています。
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面接やESで頻出!入社後にしたいことの例文と回答のコツを紹介【就活】
「入社後にしたいこと」は頻出質問ですが、具体的な内容を考えるのは難しいかもしれません。自分がなりたい人の歩んできたキャリアを見て、今の自分に足りないものを補うことを「したいこと・やりたいこと」として考えるのもおすすめです。職種・業種別の「入社後にしたいこと」の例文も紹介しています。
◯年後のビジョンを教えてください
「5年後のビジョンを教えてください」「10年後はどうなっていたいですか?」など、将来どんな仕事をしたいのか、どんな役割を担いたいのかを質問されることがあります。
「入社後に挑戦したいこと」と同様に、企業への理解がないと回答しにくいため、事前に企業研究を行うことが大切です。その企業で働いている社員のインタビューなどを見ることで、将来の自分をイメージしやすくなります。
例文
私は入社して10年後には、営業部で経験を積み、チームをまとめる立場として活躍したいと考えています。
そのために、まずは御社のサービスへの理解を深め、顧客のニーズを的確に捉えられる営業を目指します。
将来的には、メンバーの育成や戦略立案にも携わりながら、チーム全体の成果につなげていきたいと考えています。
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キャリアビジョンとは?考え方5ステップや就活での答え方・例文を解説
キャリアビジョンとは、将来の仕事における目標や理想の姿のことです。この記事では、キャリアビジョンの考え方や、就活で聞かれた際に答えるときのポイント、職種別の例文などを紹介します。
面接でうまく話すには練習を重ねることが大切!
面接の志望動機では「なぜその企業なのか」と「入社後にどう活躍したいのか」を、自分の言葉で伝えることが大切です。
志望動機の内容がまとまったら、実際に声に出して練習してみましょう。話してみることで、伝わりにくい表現や話しにくい箇所に気付けることがあります。
友人と面接練習をしたり、キャリア支援センターに相談したりしながら準備を進め、本番では落ち着いて自分の考えを伝えられるようにしておきましょう。

面接練習のやり方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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面接練習のやり方完全ガイド|一人でできる方法から対人練習まで
面接練習では、回答を考えるだけでなく、話し方や表情、目線などもチェックすることが大切です。この記事では、面接練習の進め方や、一人でできる練習方法、練習で意識したいポイントなどを解説します。
よくある質問
Q1.面接で志望動機を話すときは、どれくらいの長さがいいですか?
1分程度を目安にしてみてください。文字数にすると約300字です。事前に声に出して練習しながら、自分が話しやすい長さに調整してみましょう。
Q2.面接で志望動機を聞かれたらどう答えればいいですか?
面接で志望動機を聞かれたら、次の流れで伝えるのがおすすめです。
- 最初に志望動機を一言で伝える
- 志望する理由を具体的に伝える
- 入社後の自分のイメージを伝える
「【実践編】面接での志望動機の答え方・構成」で詳しく解説しています。
Q3.面接での志望動機の最初の一言は何がいいですか?
最初の一言では、志望動機の結論を簡潔に伝えましょう。例えば「私が御社を志望する理由は、〇〇という事業を通じて社会課題を解決したいからです」「御社の〇〇という社風に魅力を感じました」などです。最初に結論を伝えることで、話の全体像が伝わりやすくなります。
Q4.面接で志望動機を話すときの注意点を教えてください。
ESに書いた文章を一言一句そのまま丸暗記して話すのは避けましょう。言葉に詰まった際に焦ってしまったり、不自然な話し方になったりする可能性があるためです。話す内容をキーワードで覚え、面接官との対話を意識しながら自分の言葉で伝えることを心がけましょう。
