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面接が苦手!克服するための心構えや事前対策・練習を解説【就活】

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面接に苦手意識をもつ原因は「緊張しやすい」「話すことが苦手」といった性格に関することだけでなく、「過去に失敗した経験があるから」など、さまざまな原因が考えられます。

苦手意識を克服するには、自分が苦手に思う原因を把握したうえで対策することが重要です。面接に対する考え方を変えて、練習を重ねることで克服できる可能性もあるので、ぜひ今回紹介する内容を参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 面接に苦手意識を持つ場合、まず苦手の原因を知ることが大切
  • 面接は「評価される場」ではなく「お互いを知る場」と意識することで緊張が和らぎやすくなる
  • 面接の苦手意識を克服するには、練習を繰り返して場数を重ねることが重要

面接が苦手!考えられる原因と対策

面接が苦手!考えられる原因と対策

就活の面接に対して「苦手すぎる」「やりたくない」と考える方もいるのではないでしょうか。面接の苦手意識を克服するには、まず「なぜ面接が苦手だと感じるのか」といった原因を知ることが大切です。原因を知ることで、どんな練習や対策をしたらいいかが見えてきます。

面接が苦手な原因は、おもに以下の5つが考えられます。

原因別の対策方法とあわせて見ていきましょう。

人事

苦手意識を克服するための詳しいポイントは「面接の苦手意識を克服するには?大切な心構え」もご覧ください。

緊張しやすい・あがり症

面接は初対面の社会人と話すことになるうえ、「合否を見極められる」という緊張感のある場面です。そのため、緊張しやすい人やあがり症の人にとっては、不安や緊張が原因で面接での自己表現がうまくできなかったり、話が止まってしまったりすることがあるかもしれません。

「緊張しやすい・あがり症」の対策

  • 「面接=評価される場」という意識を変える
  • 面接の練習を重ねて、緊張感に慣れる

話すことが苦手

人と話すこと自体が得意でなく、コミュニケーションそのものに苦手意識がある方も面接に苦手意識を持ちやすい傾向があります。質問の意図を汲み取ることが苦手な方もいれば、質問の意図は理解できても「気の利いた答えをしないと」と構えすぎて失敗してしまう方もいます。

「話すことが苦手」の対策

  • 慌てずにゆっくり話すことを心掛ける
  • 練習を重ねて、話すことに慣れる

自分をアピールすることが苦手

面接は企業に自分のことを知ってもらう場であり、面接官に対して自分をアピールする必要があります。しかし、自己評価が低く、自分に自信を持てない場合は、アピールすることが難しいと感じるかもしれません。

「アピールが苦手」の対策

  • 面接官は学生に対して完璧を求めていないと考える
  • 自分のなかで多少の失敗を許すようにする

完璧を求めてしまう

面接の際に「完璧に話さなければいけない」と考え、自分自身を追い込んでしまう場合もあるでしょう。しかし、完璧を求めてしまうと、回答に詰まることで過度に焦ってしまい、その後何を話したらいいかわからなくなってしまう可能性があります。

「完璧を求めてしまう」の対策

  • 面接は「お互いを理解する場」だと考える
  • 自己分析をして自分の強みを明確にする

過去に失敗した経験がある

過去の面接で厳しい質問を投げかけられたり、何度も深掘りされたりした経験があると、面接に対する苦手意識が生まれることがあります。

「失敗した経験がある」の対策

  • 「前回の面接では相性が悪かった」と捉える
  • 過去を引きずりすぎず、次の面接に向けて対策する

面接の苦手意識を克服するには?大切な心構え

面接に対して苦手意識を持つ原因はさまざまですが、克服するための心構えは共通するものが多いです。ここでは、面接の苦手意識を克服するためのポイントを解説します。

「面接=お互いを理解する場」と認識する

面接に苦手意識がある人の場合、面接を「企業から評価される場」と意識することで、過剰に緊張してしまうことがあります。そこで、面接は「面接官に自分を知ってもらう場」であると考えてみましょう。

「評価されている」「合否が決まる」と考えすぎず、相手に自分を知ってもらうことを意識すると、緊張が和らぎやすくなります。

人事

面接は自分が企業を理解するための場でもあるので「お互いを知る場」と考えてみましょう!

多少の失敗は問題ない

面接は誰でも緊張する場です。受け答えのなかで言葉が詰まったり、失敗したりすることは、面接官も想定内であるため、少しの失敗がマイナスな印象に繋がるとは限りません。その人の人間としての魅力や素質などを重視しているため、多少失敗したとしても問題ないケースが多いです。

「失敗してはいけない」「スムーズに話さなければいけない」と過度に自分を追い込むのではなく、「多少の失敗はOK」として、最後まで自信を持って臨むことを意識してみましょう。

質問内容がわからなかったら聞き返す

「面接で質問されたらすぐに回答しなければいけない」と考えている方もいるでしょう。しかし、質問内容がよくわからない場合は、面接官に聞き直しても基本的に問題ありません。

質問内容がわからなければ、「〇〇ということでよろしいでしょうか?」「もう一度質問内容を教えていただけますか?」などと聞いてみましょう。きちんと自分のなかで理解して答えることで、質問の意図に合わない回答することを避けられます。

人事

スピーディーに答えることが正しいとは限りません。焦らず落ち着いて、丁寧な受け答えを心掛けましょう!

ゆっくり話すことを意識する

面接では、ゆっくり話すこともポイントです。ゆっくり話すことで、話しながら頭のなかで考えたり、伝えたいことを整理したりする時間をより長く確保できます。

早口で話すと考える時間がなくなるだけでなく、面接官にとっても聞き取りにくくなるため、内容を理解してもらえない可能性があります。

人事

普段から早口になりやすい人は「まず一呼吸置いて、ゆっくり話す」ということを意識してみましょう!

結論から話すことを意識する

緊張すると、自分が何を話しているのかわからなくなってしまうケースがあります。背景から話し始めると自分でも結論が見えなくなる傾向があるので、まずは「結論」を述べて、そのあとで「理由」や「背景」を話すことがおすすめです。

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面接では「聞かれた質問に対して、まずは結論を伝える」と意識してみましょう!

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面接の苦手意識を改善!事前にできる練習と対策

面接の苦手意識を改善!事前にできる練習と対策

面接の苦手意識を克服するには、練習を繰り返して場数を踏むことが重要です。繰り返し練習することで、話す内容や自己アピールの仕方を整理でき、回数を重ねるごとに自信につながります。

ここでは、事前にできる面接の練習と対策方法を解説します。

よく出る質問に対する回答を考えておく

よく出る質問の回答を事前に用意しておくことで、緊張や不安感を軽減できます。特に、以下の質問は面接で聞かれることが多いので、回答内容を考えておきましょう。

よくある質問の例

  1. 自己紹介をしてください。
  2. 1分間で自己PRをお願いします。
  3. 志望理由を教えてください。
  4. 自分の長所と短所は何ですか。

丸暗記すると不自然に聞こえたり、途中で言うことを忘れたときに焦ったりしてしまう可能性があるので、「この質問にはこの要点を伝える」といったポイントを把握しておくことがおすすめです。

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自己紹介や長所・短所の答え方のコツはこちらの記事で詳しく解説しています!

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端的に話す練習をする

よくある質問に対しての答えを事前に準備し、何度も声に出して練習をしたうえで面接に臨むと、スムーズに話しやすくなります。面接官に伝わりやすいように簡潔に話すためには「PREP法」を意識することがおすすめです。

PREP法

PREP法とは結論・理由・具体例・結論の流れで伝える方法のことです。

  • P:Point=要点(結論)
  • R:Reason=理由(結論に至った理由)
  • E:Example=具体例(事例、具体的なエピソード)
  • P:Point=要点(結論)
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結論を先に伝えることで、話の内容がわかりやすくまとまりますよ!

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友人や家族とロールプレイングをする

友人や家族とロールプレイング(役割演技)をして、質問に答える練習してみることもおすすめです。仲のよい第三者に協力してもらうことで、自分の話し方のクセや姿勢などの正直なフィードバックをもらえることがあります。

年上の人・初対面の人と面接練習をする

仲のいい人との練習に慣れたら、年上の人や初対面の人などに協力してもらい、より本番に近い緊張感のある環境で練習してみましょう。学校のキャリア支援センターなどで実施している面接講座や模擬面接を利用する方法や、就活エージェントが提供するオンラインでの模擬面接に挑戦する方法などがあります。

面接練習を繰り返し、場数を踏むことで少しずつ面接に慣れて、苦手意識が克服されていくはずです。年上の人や初対面の人との練習は、自然と敬語を使う練習にもなるので、ぜひチャレンジしてみてください。

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よくある質問

面接に苦手意識があります。考えられる原因は何ですか?

面接に苦手意識がある原因は、以下の5つが考えられます。

  • 緊張しやすい・あがり症
  • 話すことが苦手
  • 自分をアピールすることが苦手
  • 完璧を求めてしまう
  • 過去に失敗した経験がある

詳しくは「面接が苦手!考えられる原因と対策 」で解説しています。


面接の苦手意識を克服する方法はありますか?

面接の苦手意識を克服するには、以下5つのポイントを意識してみましょう。

  • 「面接=お互いを理解する場」と認識する
  • 多少の失敗は問題ない
  • 質問内容がわからなかったら聞き返してOK
  • ゆっくり話すことを意識する
  • 結論から話すことを意識する

詳しくは「面接の苦手意識を克服するには?大切な心構え」で解説しています。


面接が苦手なので、就職できないのではないかと不安です。

面接官は学生に対して完璧に話すことを求めているわけではありません。面接は誰でも緊張する場であり、うまく話せないことや多少の失敗があることは面接官も想定しています。焦らずに、落ち着いて面接に臨みましょう。

面接で緊張しないためにはどうすればいいですか?

面接に対して「評価される場」と考えるのではなく、「相手に自分を知ってもらう場」という意識を持つことがおすすめです。また、面接官に「緊張しています」と正直に伝えることもいいかもしれません。緊張していることを言葉にすることで、気持ちが落ち着きやすくなるでしょう。

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