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【面接】「自分を色に例えると?」の答え方|質問の意図や色別の回答例を紹介!

自分を色に例えると_アイキャッチ

就活の面接では、志望動機や自己PRなどの定番の質問に加えて「自分を色に例えると何色ですか」のような、少し変わった質問をされることがあります。

このような質問には正解がなく、何色を選んでも問題ありません。色そのものよりも「なぜその色を選んだか」を、根拠をもって伝えることが大切です。

この記事では、「自分を色に例えると」の質問意図や回答のポイント、色別の回答例などを紹介します。回答の考え方を知ると、類似質問にも答えやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 「自分を色に例えると」の質問に対する回答は、「なぜその色なのか」の理由が重要
  • 色や理由を伝えるときは、これまでの発言内容と一貫性のある内容を述べることも大切
  • 「自分を色に例えると」を質問意図は、学生の素顔を見るなどがある

質問「自分を色に例えると」:何色を選ぶかは重要でない!

自分を色に例えると

「自分を色に例えると何色ですか?」の質問は、事前に想定して対策することが難しいため、回答に悩む方もいるでしょう。

このような質問は正解がないため、どの色を選んでも問題ありません。企業側の意図や回答のポイントを知ったうえで、何色にするかを考えていきましょう。

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根拠を持って説明できるかが重要

面接官は「自分を色に例えると?」と質問しても、学生が何色と答えるかは重視していません。その色を選んだ理由や根拠となるエピソードなどを、筋道を立てて説明できるかが重要です。

色や理由はほかの学生とかぶってもよい

一次面接や二次面接は集団面接のケースもあるため、ほかの学生と回答が同じになることもあるでしょう。回答がかぶってしまっても、その色を選ぶ理由は人それぞれなので大きな問題はありません。

慌てずに落ち着いて、自分がその色を選んだ理由や背景となるエピソードを話しましょう。

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「自分を色に例えると」質問の意図は?

面接官が「自分を色に例えると」を質問する意図はさまざまですが、おもに以下の3つが考えられます。

  • 応募者の本音や素顔を知るため
  • 柔軟性や発想力を確かめるため
  • 論理的に説明する力を見るため

応募者の本音や素顔を知るため

「自分を色に例えると」という少しめずらしい視点からの質問は、学生の素の部分が出やすい傾向があります。

事前に対策された志望動機や自己PRでは素の部分まで見ることが難しいものです。そこで、学生の本音や素顔を知るために、事前に対策している可能性が比較的低い「自分を色に例えると」と質問していることが考えられます。

柔軟性や発想力を確かめるため

「自分を色に例えると」という質問は、事前に回答を準備できていないことも考えられるでしょう。そういった質問に対して、その場で考え、柔軟に回答を考えることができるかが見られます。

「こう答えるべき」という正解はなく曖昧な質問であるため、学生がどのように自己分析をして、自分のことをどういう人だと捉えているかもわかりやすくなります。

論理的に説明する力を見るため

「自分を色に例えると」のように事前の対策が難しい質問を投げかけることで、「筋道を立てて、論理的に話すスキルはあるか」が見られます。

多くの企業では、営業や社内での会議、プレゼンなど、さまざまなシーンで論理的に話す力が必要です。想定外の質問に対しても柔軟に考え、筋道を立てて話す能力は、実際に働くなかでも役立つため質問していると考えられます。

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自分の色をどう見つける?色ごとに与えるイメージ

自分を色に例えると

回答を考えるときに「色と自分が結びつかない」という方もいるでしょう。その場合は、色が与えるイメージや印象を知っておくことがおすすめです。

色が与えるイメージや印象の一例を見てみましょう。

与えるイメージや印象
情熱的、積極的、向上心、活発
黄色明るさ、元気さ、希望
オレンジ協調性、明るさ、やさしさ
素直さ、謙虚さ、やすらぎ
爽やかさ、冷静さ、クール
大人っぽい、落ち着き、神秘的、高貴
素直さ、クリーン、清潔、柔軟性
強さ、清楚、高級

同じ色でもさまざまなイメージがあるため、面接での回答内容も豊富にあります。表で紹介したイメージだけではなく、自分が思う色のイメージを考えてもよいでしょう。

人事

色別の回答例は「「自分を色に例えると」回答例文【色別】」で紹介しています!

「自分を色に例えると」回答のポイント

ここでは「自分を色に例えると」と質問されたときの回答のポイントを、3つの項目に分けて紹介します。

自分の強みや長所と関連付ける

色を選んだ理由が、すでに回答した自分の長所や自己PRで伝えた内容とかけ離れていると「一貫性がない」と判断されてしまう可能性があります。

協調性、計画性、リーダーシップなど、自分の強みや長所をひとつ決めて、それに沿った色を選んで話を展開させることがおすすめです。自分の強みや長所などの軸がしっかりしていると、どんな質問に対しても一貫性を持たせることができて説得力が増します。

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型に沿って論理的に説明する

事前に想定していなかった質問をされると、回答が煩雑になり論理飛躍しやすくなるため「結局何を伝えたかったのか」がわかりにくくなりがちです。

回答を述べるときは「PREP法」の型に沿って、筋道を立てて説明すると話の内容が伝わりやすくなります。

PREP法とは:「結論→理由→具体例→結論」の順に沿って話すこと

Point :要点(結論・主張)
Reason :理由(結論に至った理由・そう主張する理由)
Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)
Point :要点(結論・主張)

PREP法を使用した回答例を見てみましょう。

例文

P(結論):自分を色に例えると、緑だと思います。

R(理由):緑は落ち着きのあるような色だと考えますが、私も落ち着いて、着々と物事を進めるのが得意だからです。

E(具体例):私は大学の課題なども、きちんと期限から逆算して計画的に進めることができ、直前で慌てることはありませんでした。周りの友人からも、「いつも落ち着いている」「計画的だね」と言われることが多いです。

P(結論):このようなことから、落ち着きのある緑色が自分に合っていると考えました。

人事

はじめに「緑」という回答を述べてから、理由や具体例を伝えると、話の流れがスムーズになりわかりやすいですね!

具体的なエピソードを入れて話す

「自分を色に例えると」の回答は、ただ色を伝えるだけでなく「なぜその色を選んだか」の理由が重要です。理由のなかに具体的なエピソードを入れることで、信憑性のある回答になります。

具体的には、学校、サークル、アルバイト、ボランティアなど経験を振り返り、エピソードを交えながら説明しましょう。

「自分を色に例えると」回答例文【色別】

「自分を色に例えると」の色別の回答例文を紹介します。

回答例文

自分を色に例えると赤だと考えています。

私は積極性があり、周囲からも活発な印象を持たれているため赤を選びました。

小さい頃から続けているバレーボールでは常に活発に練習に励んでおり、大学ではキャプテンを努めました。チームのメンバーと目標を共有したり、練習メニューを考えたりしながら、目標に向けて努力しました。 このようなことから、積極的・活発というイメージのある赤が自分に合っていると考えました。

黄色

回答例文

私を色に例えると黄色です。

黄色は明るく元気な印象の色であり、私も明るく元気でムードメーカーのポジションになることが多いです。

服飾店でのアルバイトでは、お店に活気を持たせるために、どんなときでも明るい表情と元気な声を心掛けています。なかには「◯◯さんに会うと元気が出る」と会いに来てくださるお客様もいらっしゃいました。 このようなことから、明るく元気なイメージの黄色が自分に合っていると考えました。

オレンジ

回答例文

自分を色に例えると明るいオレンジだと思います。

オレンジは明るさのなかに優しい雰囲気を感じられる色であり、私の性格にもマッチする部分があると感じました。

私はどんな場面でも協調性を持って行動することができます。ゼミのグループワークでは、メンバー同士の意見がぶつかることもありました。そんなときに、私は仲介役となって意見を出し、よりよい方向に導くことが得意です。 このようなことから、協調性のイメージがあるオレンジが自分に合っていると考えました。

回答例文

私を色に例えると緑です。

緑は自然のイメージがあり、やすらぎや素直さを感じられる色ですが、私自身も「素直」や「落ち着いている」というイメージを持たれているからです。

私はリーダーよりもサポート役が得意であり、アルバイト先の飲食店では、店長のサポートや新しいスタッフの教育などを担当しています。どのポジションのスタッフからも「◯◯さんがいると安心する」と言われます。 このようなことから、素直なイメージのある緑が自分に合っていると考えました。

回答例文

私は自分を色に例えると青です。

青はクールで冷静なイメージがありますが、私もどんなことにも焦らず冷静な対応ができるため、もっとも近い色と考えました。

私は百貨店で接客のアルバイトをしており、商品のクレーム対応をすることがあります。前例のないトラブルが起きることもありますが、常に最善の方法を考え冷静な対応を心掛けています。 このようなことから、冷静な印象のある青が自分に合っていると考えました。

回答例文

自分を色に例えると紫だと考えます。

紫は青と赤を混ぜた色ですが、私はいつでも落ち着いている一方で、情熱的な熱い一面も持っています。

所属しているダンスサークルでは、あまり盛り上げるタイプではないためクールな印象を持たれますが、練習時間の長さは誰にも負けません。特に大会前は夜遅くまで練習するため、周囲に驚かれることも多いです。 以上のことから、冷静さのある青と情熱の赤を混ぜた紫は、私に合っていると判断しました。

回答例文

私を色に例えると白です。

白はクリーンな色でありながらも、何色にも混ざり合える色であるため、柔軟性のある私もイメージ似合っているのではと考えました。

以前参加したスタートアップ企業のインターンでは、突然業務の方針が変わることがありました。戸惑う社員やインターン生も多くいましたが、私はすぐに新しい方針に頭を切り替えて、柔軟に行動しました。 このようなことから、柔軟性のある白が自分に合っていると考えました。

回答例文

私を色に例えると黒です。

黒はどの色にも負けない強さがありますが、どの色にも調和する一面もあります。私は芯が強いといわれますが、自分の意見を押し付けるのではなく、周囲の意見を聞き入れて行動することができます。

大学の文化祭ではファッションショーの企画を行いました。自分の考えと異なる意見も出ましたが、自分の「こうしたい」という意見はぶらさずに、周りの意見をうまく調和させて素晴らしいショーができました。 以上のことから、強さと協調性を兼ね備えた黒が自分に合っていると考えました。

「自分を色に例えると」の避けたい回答

「自分を色に例えると」の質問で避けたい回答が3つあります。

色の説明や前置きを長々と話す

回答するときは結論から簡潔に伝えることが大切です。結論の前に自分が持つ色のイメージを長く話してしまうと、結局何色だったかがわかりにくくなりがちです。

「自分を色に例えると、青だと考えています」のように、最初に質問の回答となる結論を述べて、そこから理由を話す流れを心掛けましょう。

根拠が「好きだから」のみ

「自分を色に例えると」の質問は「好きな色」を聞いているわけではないため、「好きだから」という理由だけでは、回答として好ましくありません。自分と関連付けて説明することが大切です。

好ましくない回答例

自分を色に例えると緑色です。緑色を見ると心がほっと落ち着くので、いつも緑のアイテムを持つようにしています。

人事

この回答では「緑が好きな理由」になってしまっているため、質問からずれてしまいますね!

自己PRや長所の内容と乖離しすぎている

自己PRや長所で話した内容とかけ離れていると、「一貫性がない」と判断されてしまうかもしれません。自己分析をして自分を理解し、唐突な質問が来ても回答に一貫性を持たせることができるように準備しておくことが大切です。

例えば、自己PRや長所では「協調性」をアピールしていたのに「自分を色に例えると赤(積極的なイメージ)です」だと、どんな人なのかわかりにくくなってしまいます。

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【就活面接の対策】頻出の質問や目的、前日の準備を解説

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面接で聞かれる「自分を〇〇に例えると」に似た質問

自分を色に例えると

今回は「自分を色に例えると」の質問をピックアップして紹介しましたが、色以外でも以下のような類似質問をされることがあります。

  • 自分をものに例えると
  • 自分を動物に例えると
  • 自分の性格を四文字熟語に例えると

例えるものが色でなくても回答の考え方は同じです。自分の性格や強みを連想したうえで、それに合うものを結びつけるように考えるとよいでしょう。

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自分の性格や強みをしっかりと把握しておくことで、どんな質問が来てもぶれずに回答できるようになります!

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よくある質問

「自分を色に例えると」と聞かれた場合、選ばないほうがいい色はありますか?

どの色を選ぶかは重要ではないため、避けるべき色は特にありません。自分の長所や強みから連想される色を正直に伝えましょう。

就活面接で「自分を色に例えると」といった質問をする意図は何ですか?

「自分を色に例えると」を質問する企業側の意図はさまざまですが、以下のような理由が考えられます。

・応募者の本音や素顔を知りたいため
・柔軟性や発想力を確かめるため
・論理的に説明する力を見るため

自分を色に例えると何色かがわかりません。どうすればいいですか?

自分を色に例えると何色になるかがわからない場合は、親や友人に聞く、あるいは診断ツールを使うことがおすすめです。人からのイメージを聞くことで回答を考えやすくなります。

人事
Web上にある無料の診断ツールには、いくつかの質問に答えることで、自分の性格をイメージした色が診断結果として出るものなどがありますよ!
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