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短所の言い換え一覧【30例】|面接で弱みを伝えるときのコツや例文も解説

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エントリーシートや面接で短所を聞かれたときに、伝え方に悩む方は少なくありません。短所は、「マイペース」「優柔不断」といった短所そのものを伝えるだけでなく、短所の捉え方や、克服するために対処していることをセットで伝えることが大切です。

この記事では、短所の伝え方の例文、短所を伝えるコツなどを詳しく解説します。短所の言い換え一覧も紹介しているので、ぜひ就活に役立ててみてください。

この記事でわかること

  • 短所を伝える際には、伝える内容をひとつに絞り、短所をどう克服するかまで伝える
  • 企業が求める人物像から離れる短所や、社会人として必要不可欠なポイントを短所に挙げるのは避ける
  • 企業側は、短所そのものよりも「短所の捉え方」や「克服するために対処しているか」を確認している
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【面接に活かせる】短所の言い換え一覧

短所は、一言ではマイナスに感じられますが、ポジティブな表現に変換することが可能です。特に就活の面接では、前向きな表現で伝えることが大切です。

ここでは、短所を長所に言い換える一覧をまとめて紹介します。自分の短所がどのように言い換えられるかを見ていきましょう。

短所言い換え
心配性・課題や問題点に気づきやすい
・計画性がある
マイペース・いつでも落ち着いて対処できる
・自分で考え、行動できる
優柔不断・慎重に判断できる
・情報収集に長けている
頑固・自分のブレない軸や価値観を持つ
・堂々と意見を伝えられる
緊張しやすい・慎重に物事を捉えられる
・責任感がある
計画性がない・思い切って行動できる
・柔軟に対応できる
負けず嫌い・努力を怠らない
・向上心がある
人見知り・小さな変化に気づける
・周囲に配慮できる
せっかち・決断が早い
・仕事が早い
飽きっぽい・好奇心旺盛
・新しいことに挑戦できる
面倒くさがり・効率を重視する
・集中力がある
神経質・周到な準備ができる
・細かいミスに気づく
気が弱い・傾聴力がある
・他人を尊重できる
でしゃばり・リーダーシップがある
・ムードメーカー
周りに流されやすい・協調性がある
・相手の考えを優先させる
おせっかい・思いやりがある
・周囲への気配りができる
自己主張が強い・信念を貫く
・行動力がある
プレッシャーに弱い・責任感が強い
・理想が高い
おとなしい・相手を尊重できる
・協調性がある
ミーハー・新しい情報に敏感
・好奇心旺盛
完璧主義・几帳面
・責任感がある
真面目すぎる・何事も慎重に取り組める
・正義感が強い
楽観的・失敗を恐れない
・切り替えが早い
冷たい・冷静な判断ができる
・感情に流されない
理屈っぽい・論理的に考えられる
・研究者体質
仕切りたがり・リーダーシップがある
・調整力がある
図々しい・度胸がある
・交渉力がある
計画性がない・柔軟に行動できる
・傾聴力がある
没頭しすぎる・集中力がある
・深く掘り下げる
八方美人・協調性がある
・適応力が高い
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短所を長所に言い換える例文8選

ここでは、就活の面接で短所を話すことを想定した回答の例文を8つ紹介します。文章の構成や伝え方など、ぜひ参考にしてみてください。

心配性→課題や問題点に気づきやすい

例文

私の短所は心配性である点です。大学のとある授業では、研究テーマ決めに慎重になりすぎたことで時間が足りなくなり、教授に指摘を受けたことがありました。ただ、心配性だからこそ充分な情報収集やさまざまな想定を通して、ほかの人より課題や問題点に気づきやすくなっていると感じています。できるだけ早い対応を心がけつつ慎重に考えるという、バランスを大切にしたいと思います。

マイペース→いつでも落ち着いて対処できる

例文

私の短所はマイペースなところです。大学のゼミでグループワークを行うと、自分はほかのメンバーと比べて作業を進めるスピードが遅いと感じていました。ただ、これは「焦って作業するとミスをする」という自分の性格をわかっているからでもあります。例えば、ミスをするメンバーがいた場合は、落ち着いて原因を考え、ミスを防ぐための工夫や、ツールを作成することもありました。今後も、マイペースな性格をよい方面で活かせるように取り組んでいきます。

優柔不断→慎重に判断できる

例文

私の短所は優柔不断なところです。先日初めて参加したグループディスカッションでは、グループでひとつの答えを出す課題で、時間内に判断できず、メンバーに判断を委ねる形になってしまいました。ディスカッションの時間が終わってから、改めて自分で課題と向き合い自分なりの回答を出しました。優柔不断で決めるのが遅い反面、慎重に判断できる点は活かせると考えています。今後は、慎重さだけでなく「限られた時間で決める」ということを訓練して、優柔不断さを手放していきたいと思います。

頑固→自分のブレない軸や価値観を持つ

例文

私の短所は頑固でこだわりが強い性格です。昨年までアルバイトをしていた飲食店では、スピードを意識する故の接客の雑さが気になってしまいました。店長に「もっと早く」と指示を受けても「丁寧に対応したい」という自分の軸を変えられず、結局アルバイトは辞めることになりました。その後勤めたアルバイト先は「早さよりも丁寧さ」を重視する風習があり、自分の価値観とマッチしていると感じました。他人の意見を一切聞き入れないのではなく、自分の軸は保ちながら柔軟に対応していくことを心がけ「頑固さ」と向き合っていきます。

人見知り→周囲に配慮できる

例文

私の短所は人見知りなところです。新しい環境で初めて会う人たちと話す機会があると、緊張してしまい、うまく話せないことが多いです。一方で、自分が慣れている環境では、誰にでも親しみを込めて話しかけることができます。例えば、アルバイト先に新しいスタッフが入ると、教育係ではなくても積極的に話しかけて「困っていることはないか」などを確認します。人見知りな性格ではありますが、今後も周囲への配慮を心がけていきたいと思います。

負けず嫌い→向上心がある

例文

私の短所は負けず嫌いである点です。高校から大学まで続けている柔道では、試合に負けたあとは、意識せずにその場の雰囲気を悪くしてしまうことがありました。しかし、あるとき友人からの一言で、負けたあと不機嫌になっていることに気づきました。それからは、負けたからといって周りを巻き込んではいけない、次は勝ちたいという向上心を練習に活かそう!という気持ちを持つことができました。

せっかち→決断が早い

例文

私の短所は、せっかちなところです。何かを決めるときに自分が「A」と思ったら、誰よりも早く決断してしまいます。その結果、いい方向に行くこともあれば悪い方向に行くこともありました。私のせっかちな決断が原因で、周りに迷惑をかけてしまったため、その後は「一呼吸おいて考える」ということを心がけています。また、周りの意見を聞くことでよりよい決断ができることがわかると、徐々にせっかちさを改善できるようになりました。

飽きっぽい→好奇心旺盛

例文

私の短所は飽きっぽい点です。小学生の頃からこれまで、音楽やスポーツ、英語など、さまざまな習い事を行っていました。しかし、自分が興味を持って始めたとしてもすぐに飽きて長続きしないため、コンプレックスを感じていました。しかし、好奇心旺盛で多くのことを経験したからこそ、よかったこともあります。高校生のときに始めたダンスは大学入学後も続けていて、昨年は全国大会出場を果たしました。これは、たくさんのことに挑戦したからこそ、自分に合う趣味に出会えたのだと思います。今後も、興味を持ったことには迷わずチャレンジして、自分を高めていきたいです。

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面接で短所を伝えるときのコツ

就活の面接で短所を伝えるときは、伝え方を工夫することで相手への印象が変わります。具体的には次の3つを意識して伝えましょう。

伝える短所は1つに絞る

はじめに「私の短所は〇〇です」と、結論となる短所を1つ述べてから、裏付けるエピソードを伝えましょう。「優柔不断でマイペース」「人見知りで緊張しやすい」というように、いくつも伝える必要はありません。

人事

複数伝えると要点が伝わりにくくなったり、自己分析できていないと判断されてしまったりする可能性があります!

裏付けのエピソードでは、短所が原因で失敗したことや、その失敗から学んだことなどを伝えましょう。ただ短所を伝えるだけでなく裏付けのエピソードまで添えることで、本人が短所をどう捉えているのかが伝わります。

短所の補い方を伝える

就活において、短所は「欠点」ではなく「改善すべき課題」でもあります。そのため、短所を伝える際には、短所をどう克服するか、どうカバーするかをセットで伝えることが大切です。

企業側は、短所そのものより、対処の仕方や克服に取り組む姿勢を知りたいと考えています。ただ短所を伝えるだけでは、「自分の短所をそのままにするのか」「業務に支障が出るのでは」と不安な気持ちを抱かれてしまうかもしれません。

例えば「〇〇などの改善策を行っています」「〇〇を心がけて行動しています」のように、改善のために実践していること伝えることで、納得感を与えます。

求められる人物像から大きく離れた内容は避ける

企業が求める人物像からかけ離れた短所や、社会人として必要不可欠なポイントを短所に挙げるのは避けましょう。企業が求める人物像からかけ離れていると「企業研究してないのでは」「ミスマッチなのでは」と思われてしまう可能性があります。

人事

短所は「企業がどんな人物を求めているのか」を理解したうえで考えましょう!

また、以下は社会に出て働くうえで不可欠な要素であるため、就活のなかで伝えることが好ましくありません。

避けたい短所の例

  • 時間にルーズ
  • コミュニケーション力がない
  • 協調性がない
  • サボり癖がある
  • ギャンブル好き

就活においては、短所でも見方を変えれば長所として捉えられる内容を伝えることが望ましいです。

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就活で短所が質問される理由

就活のエントリーシートや面接では、短所に関する質問が頻出します。企業側が短所を質問する理由はさまざまですが、おもに次の3つがあげられます。

  • 短所を正しく捉えられているかを確かめるため
  • 短所の補い方を知るため
  • 企業と学生がマッチするかを確かめるため

短所を正しく捉えられているかを確かめるため

企業は、短所を質問することで、学生が自分の短所を客観的に正しく捉えられているかを確かめます。自分の今の状況を客観的に見ることは、仕事をするうえで欠かせない能力のひとつです。

短所をあやふやに伝えてしまうと、自己分析や事前準備が充分でないと判断される可能性があります。

短所の補い方を知るため

企業側が短所を質問する理由は、学生本人の問題点や弱みを知りたいわけではありません。短所そのものよりも、「短所という課題に対して、本人がどう捉え、どう克服したいと考えているか」を見ています。

例えば、短所が「マイペース」であれば、克服する方法としては「決断のスピードを上げられるように周りに早い段階で相談する」などがあげられます。

企業と学生がマッチするかを確かめるため

企業風土や業務内容と学生がマッチするかどうかの確認することも、短所を質問する目的のひとつです。採用担当者は、短所を話す際の本人の立ち振る舞いや話す内容から人柄や価値観を見て、選考の参考にします。

企業が求める人物像は、企業によって異なります。だからこそ、企業と学生がマッチしているかは重要なポイントです。もし、企業と学生の価値観にズレがあれば、ミスマッチであると判断される可能性があります。

人事

しっかりと企業研究して、企業が求める人物像を把握したうえで短所を考えることで、企業とのマッチ度をアピールしていきましょう!

よくある質問

短所を正直に伝えるのはよくないですか?

短所の内容が原因で面接に落ちるわけではないので、正直に伝えても問題ありません。短所そのものよりも、自分の短所をどう捉えていて、どのように対処したいかを述べることが大切です。

ただし、「時間にルーズ」「コミュニケーション力がない」など、社会人としてなくてはならない能力を短所にあげることは避けましょう。

短所である「心配性」はどのように言い換えることができますか?

短所「心配性」をポジティブに言い換えると「課題や問題点に気づきやすい」「計画性がある」などがあります。

自分の短所を見つけ出す方法はありますか?

自分の短所を見つけるには以下の方法があります。

・家族や友人に聞く
・苦手なことや嫌なことから考える
・診断ツールを活用する
・長所から考える

自己分析に使えるツールや長所については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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